- 【御朱印帳】土佐手漉和紙「朝光」 小判 38ページ 楮紙 白米×淡黄蘗
- ¥11,880
【御朱印情報】知多四国霊場36番札所「遍照寺」の弁財天開運御朱印
愛知県南知多町にある知多四国霊場36番札所「遍照寺」の御本尊は全国的にも珍しい弁財天です。住職自ら書き入れてくださる細く滑らかな書体で弁財天の美しさを表す御朱印と弘法大師空海生誕1250年記念の期間限定宝印が人気です。
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全国的にも珍しい御本尊・弁財天を祀る「遍照寺」
愛知県南知多町師崎(もろざき)にある知多四国霊場36番札所「遍照寺(へんじょうじ)」は、真言宗豊山派の寺院で、知多四国霊場の札所では知多半島最南端に位置する寺院です。
同じ南知多町大井にある30番札所医王寺(いおうじ)の寺院群の一つの坊がルーツです。医王寺は、神亀2年(735年)に行基が薬師如来像を安置して開基したと伝わる古刹ですが、鎌倉時代に火災で一度焼失してしまい、建暦2年(1212年)に一つの坊が師崎に移転・再建されたのが、遍照寺の始まりと伝わっています。
※医王寺について、四国遍路情報サイト「四国遍路」の以下リンクの記事で詳しくご紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。
【知多四国霊場】風光明媚な港町・南知多町にある札所群「大井の5ヶ寺」
遍照寺の御本尊は「弁財天」です。
弁財天とは、仏教の守護神の一人で、七福神の一人でもあり、中でも唯一の女性の神様です。もともとヒンドゥー教の女神で、サラスヴァティーと呼ばれ、水・芸術・知恵を司る神様として崇められていました。日本では、川の神・水の神として奈良時代から信仰され、井戸やため池、河川や湾口などの近くで祀られていることが多かったといわれています。また、宇賀神という蛇神と習合し、財福の神様としても信仰されるようになりました。
弁財天のご利益は、財運や商売繁盛がよく知られていますが、恋愛・学業成就・技芸・長寿など、様々あるといわれており、 弁財天のご真言「おん そらそばていえい そわか」を唱えると、災難や悪縁を除き願いを成就させる効果があるとされています。
弁財天の開運御朱印
遍照寺では御本尊の弁財天の御朱印をいただくことができます。
御朱印の真ん中には、弁財天の梵字「ソ」の宝印が押されます。梵字は「神聖なる守護仏を表した文字」で、身につけていれば、あらゆる災いから身を守り、開運のお守りになると考えられています。
この御朱印は、遍照寺の住職が自らが書き入れてくださいました。住職は、筆を持った瞬間から集中され、丁寧に書き上げてくださり、御朱印に込める想いが伝わってくるようでした。御朱印帳を渡してくださるときには、「良いお参りでした」と労いの言葉をいただけて、自分のお参りが仏様や住職に届いたような気がして嬉しく思えました。
知多四国霊場では、札所の住職自らが御朱印を書き入れてくださることがよくあります。御朱印を通して、お寺の説明をしていただいたり、世間話などをすることで、お寺の人とコミュニケーションがとれたり、のんびりとした雰囲気で参拝できることが知多四国霊場の魅力の一つだと思います。
遍照寺の住職からは、お寺の近くの師崎港から船が出ている、離島に札所がある日間賀島や篠島に渡るときのアドバイスをいただくことができました。
また、御朱印の左上には、可愛らしい印が押されています。これは、2023年が弘法大師空海生誕1250年の記念の年にあたるので、知多四国霊場では御朱印に弘法大師空海御生誕記念宝印が期間限定(2023年1月1日~2024年6月30日)で追加で押されるもので、札所ごとにデザインが違うので、御朱印集め好きの間で話題になっています。
遍照寺の記念宝印は、御本尊・弁財天のカワイイ萌えキャラで、住職がデザインしたものだそうです。 この記念宝印だけを御朱印帳に押していただくこともできるので、希望する人はリクエストしてみてください。
御朱印帳セミオーダー
モデルプラン
- 【御朱印帳】土佐手漉和紙「夕焼」 大判 38ページ 三椏紙 京紫×藤 ごしゅいんちょう
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- 【御朱印帳】讃岐のり染「竹雀」 小判 38ページ 楮紙 藍×藍 ごしゅいんちょう
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「千年帳」ならではの御朱印の仕上がり
この遍照寺の御朱印は、私がオーダーして使用しているオーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」に書いていただきました。私の千年帳のサイズは大判(縦257mm×横182mm)で、一般的な御朱印帳よりも大きなサイズなので、弁財天の文字をダイナミックに書いていただけました。住職が、文字を滑るように表現できて動きもつけやすく、弁財天の文字をより感情的に表現できるとおっしゃっていました。
※千年帳のサイズに関しては、以下リンクで詳しく紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。
また、本紙は職人さんが1枚1枚手漉きした高品質の土佐手漉和紙の中でも最高峰の「三椏紙(みつまたし)」という表面が滑らかなものを使っています。
毛筆の滑りがよく、一般的な御朱印帳に比べて力を入れなくても筆を走らせることができることに、住職が驚いていました。書いている途中で、墨の付け具合によって表す「かすれ」という技法を表現しやすいと喜んでおられ、文字の線がとてもきれいで、滑らかに仕上がっています。
※千年帳の本紙に関しては、以下リンクで詳しく紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。
御朱印を目の前で手書きしていただくということは、私にとっては貴重なスピリチュアルな体験で、書き入れていただく帳面の質によって、御朱印の表現の仕方や仕上がりがまったく異なるので、一期一会の魅力にひかれています。
南知多三十三観音霊場の如意輪観音
遍照寺は、南知多三十三観音霊場の14番札所でもあります。南知多三十三観音霊場は、知多半島南端の美浜町と南知多町にまたがり、総行程45㎞ほどに、番外霊場を含めた37の札所がかたまっている霊場です。各札所に祀られている、人々の苦しみの声を聞き、救ってくださる観音様を巡拝します。遍照寺の観音様は、如意輪観音です。
毎年10月は南知多三十三観音霊場の奉賛月間になっていて、普段とは違うお接待などが実施されますので、ぜひ一度お参りしてみてください。
知多四国霊場36番札所遍照寺では、弁財天のご加護をいただける御朱印を拝受でき、住職に書いていただいた御朱印は、さらに開運パワーが増すような気がします。今の時期だけの弘法大師空海生誕1250年記念宝印はかわいらしい弁財天のキャラクターで人気になっていますので、お見逃しのないように。
ライター:竹内友章
知多半島のお寺が好きで、知多四国霊場を中心にいろいろな霊場を巡礼し、観光やご当地グルメ(特にラーメン)も楽しんでいます。御朱印集めも趣味で、知多半島のお寺の御朱印はもちろん、全国各地の御朱印をもらいに巡り、アート御朱印などは取り寄せたりもしています。
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