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【御朱印情報】石川県「白山比咩神社」の「白山本宮加賀一宮」の格式高い御朱印

石川県白山市にある「白山比咩神社」は、全国に3,000社余りある白山比咩大神を御祭神とする神社の総本宮で、「加賀一宮」として地域で重要な役割を果たしてきました。高い格式を表す「白山本宮加賀一宮」の朱印と、御神体山である白山に咲く花のスタンプがおされる御朱印をいただくことができます。

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白山比咩大神を御祭神とする神社の総本宮「白山比咩神社」

石川県白山市、日本三名山の一つである「白山(はくさん)」の麓にある「白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)」は、全国に3,000社余りある白山神社の総本宮として信仰をあつめ、地元の人からは「しらやまさん」の愛称で親しまれている神社です。主祭神は白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ=菊理媛神(くくりひめのみこと))で、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)も祀られています。

 

創建されたのは崇神天皇の7年(紀元前91年)と伝わっていて、その後、応神天皇28年(297年)に近くを流れる手取川(てどりがわ)の十八講河原(じゅうはっこうがわら)へ移されましたが、氾濫により社地が崩壊したため、奈良時代初期の霊亀2年(716年)に「安久濤の森(あくどのもり)」へ遷座されました。
さらに、戦国時代の文明12年(1480年)の大火で多くの建物が焼失したため、末社三宮が鎮座していた現在地へ遷されました。

 

白山比咩神社は、静岡県・富士山(ふじさん)、富山県・立山(たてやま)と並ぶ日本三霊山に数えられる白山を御神体としています。広い平野から青く霞む山々の上に白く輝く白山は、古代から農作における水の恵みの神、沖の漁と航海の際には目印となる海の神として、崇拝されてきました。
現代においても、古代の山岳信仰の歴史を色濃くのこす聖地として、広く信仰されています。

白山比咩神社_社殿
白山の麓の自然豊かな環境に白山比咩神社が鎮座しています。

 

 

「白山本宮加賀一宮」の格式高い御朱印

白山比咩神社に私が令和6年(2024年)の元日に初詣で訪れた際にいただいた御朱印は、右上に「白山本宮加賀一宮(はくさんほんぐうかがいちのみや)」の朱印がおされ、中央に「白山比咩神社」の墨書き、右下には白山に咲く花「クロユリ」が描かれたスタンプがおされるデザインでした。

白山比咩神社_御朱印
達筆な社名の墨書きとクロユリのスタンプが印象的な白山比咩神社の御朱印です。

 

右上の朱印に記されている「白山本宮」とは、白山比咩神社が全国に広がる白山信仰の中心となる総本宮であることを示しています。
白山信仰の始まりは、奈良時代に修験道の僧・泰澄(たいちょう)が白山を開山したことに由来すると伝わっています。泰澄は白山の山頂で神の存在を感じ、その神を菊理媛尊として祀りました。
この信仰は修験者や登山者によって広まり、やがて白山の神を祀る神社が全国に建立されていきます。現在では全国に3,000社以上の白山神社が存在し、「白山比咩神社」はその総本宮とされ、「白山本宮」と呼ばれています。

 

また、同じ朱印に記されている「加賀一宮」とは、白山比咩神社が地域で最も格式が高い神社であることを示しています。
古代の律令制度で定められた「一宮」とは、その国(地域)の中で最も格式が高い神社のことを指し、白山比咩神社は加賀国(かがのくに、現在の石川県のかほく市以南にあたる)の一宮として、地域の人々に崇敬されてきた長い歴史があることを表しています。

 

この御朱印は、花のスタンプがおされることが特徴的です。
白山は「花の名山」とも呼ばれるほど、高山植物の宝庫として知られています。花の見ごろは7月中旬から8月上旬にかけてで、白山を代表する「クロユリ」や「ハクサンコザクラ」などの群生が、白山室堂(はくさんむろどう、山頂付近の施設)の周辺で間近に見ることができます。これらの高山植物は登山者や自然愛好家を魅了し続けています。
白山比咩神社の御朱印には、これらの白山に咲く花をデザインしたスタンプがおされ、月によって花の種類が変わります。私が参拝した1月の花は石川県の郷土の花でもある「クロユリ」でした。「今月の花は何かな?」と花のスタンプを楽しみに何度も参拝に訪れて、御朱印を拝受するのもおすすめです。
ちなみに、花のスタンプのデザインは、石川県の伝統的な着物染色技法である「加賀友禅(かがゆうぜん)」の著名な作家・石田巳代治(いしだみよじ)さんが手がけたそうです。

 

白山比咩神社の御朱印には、古くからの山岳信仰や地域の中心的な神社として大きな役割を果たしてきた深い歴史と、白山の豊かな自然環境の魅力が凝縮されているといえるでしょう。

 

 

 

 

白山山頂の「奥宮」と境内にある「白山奥宮遥拝所」

白山比咩神社の御神体山である白山の標高2,702m地点の御前峰(ごぜんがみね)山頂付近には、白山比咩神社の奥宮が鎮座しています。
奈良時代初期の養老元年(717年)に泰澄が初めて白山に登拝し、翌年に山頂に奥宮を祀りました。奥宮には白山比咩大神(菊理媛尊)が祀られ、強風や雪にさらされる秘境の立地であるがゆえに幾度もの造り替えがありましたが、白山信仰の象徴として守り続けられています。現在の一間社流造り・檜造りの社殿は、昭和63年(1988年)に建立されたものです。
この奥宮を参拝するには、白山に登る必要があります。白峰にある別当出合の登山口から一般的な登山道の往復で7~8時間を要するので、気軽に登れる山ではありませんが、高山植物や山頂からの景色、御来光や満天の星空は、何物にもかえがたい魅力があります。私自身もこの白山の絶景に魅了され、何度も白山登山を行い、奥宮にも参拝しました。
登山が難しい場合は、白山比咩神社の境内に御前峰・大汝峰(おおなんじみね)・別山(べっさん)の「白山三山」を模した岩が祀られている白山奥宮遥拝所があるので、そちらでお参りしてはいかがでしょうか。

白山比咩神社_白山奥宮遥拝所
白山比咩神社の神門をくぐった右側の白山奥宮遥拝所から、白山山頂の奥宮を拝むことができます。

 

 

古宮公園にある「旧鎮座地」と「水戸明神」

白山比咩神社の表参道から約500m、徒歩で約10分のところに白山市が管理する「古宮公園(ふるみやこうえん)」があります。この公園内には、白山比咩神社の旧鎮座地があります。白山比咩神社は、霊亀2年(716年)から文明12年(1480年)まで当地に鎮座していました。
この旧鎮座地の横には「水戸明神(みとみょうじん)」と呼ばれる社があり、水の取り入れ口の守護神として崇め奉る水戸の神(水門神)が祀られています。水戸の神は伊邪那岐と伊邪那美の二神が生んだ神様で、速秋津比子(はやあきつひこ)と速秋津比売(はやあきつひめ)の二柱一対の神様だとされています。
旧鎮座地も白山比咩神社の信仰の歴史を知るための重要な場所ですので、ぜひ立ち寄ってみてください。

白山比咩神社_古宮公園
古宮公園の一角に「白山比咩神社旧鎮座地の碑」と「水戸明神の社」があります。

 

 

白山比咩神社は、霊峰白山の信仰を現代にも大切に受け継いでいます。加賀一宮として格式が高く、古くから人々の崇敬をあつめ、「しらやまさん」の愛称で地域に親しまれてきました。御朱印には白山に咲く花があしらわれ、自然と信仰が融合した魅力を感じることができます。白山登山と合わせてぜひ訪れてみていただきたい神社です。

 

※全国の一の宮に関して、以下リンクの記事で紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】全国の有名な「一の宮」でいただける御朱印情報まとめ

 

 

 

 

ライター:ゆりたのパパ
土木関係の仕事をしながらWebライターとしても活動中です。家族旅行や出張先で神社仏閣やお城を必ず訪問し、御朱印や御城印をいただくことを趣味にしています。

 

 

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