- 【御朱印帳】土佐手漉和紙「朝光」 小判 38ページ 楮紙 白米×淡黄蘗
- ¥11,880
岐阜県垂井町にある「南宮大社」は、「美濃国一宮」として長く崇敬され、関ケ原の戦いの戦地で徳川家とも関係も深い神社です。美濃国一宮の御朱印のほかに、複数の境内社の御朱印もいただくことができます。
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岐阜県の西部の垂井町にある「南宮大社(なんぐうたいしゃ)」は、「美濃国一宮」として長く崇敬されている神社です。
正確な創建年代は明確ではありませんが、崇神天皇の時代(紀元前97年~紀元前30年)に創建されたと伝わる古社です。戦国時代末期の慶長5年(1600年)に起きた「関ヶ原の戦い」の戦火に巻き込まれ、多くの建造物が焼失してしまいましたが、江戸時代に入って寛永19年(1642年)に三大将軍・徳川家光(とくがわいえみつ)の乳母であり、当地美濃国出身であった春日局(かすがのつぼね)の願いで、将軍が復興と再建に多大な寄進を行い、社殿が修繕され再興しました。
南宮大社は、旧中山道からほど近い位置に鎮座しており、特に江戸時代に五街道が整備されたことで多くの旅人や商人が参拝したり休憩したりする場所にもなっていたそうで、江戸時代を通じて大いに繁栄しました。その後も「美濃国一宮」として地域で重要な役割を果たし続けています。
南宮大社では、「美濃国一宮」の由緒正しき御朱印をいただくことができます。
「美濃国一宮」「御神紋」「神社印」の朱印と、「奉拝」「神社名」「参拝日」の墨書を丁寧に書き入れていただける御朱印です。
南宮大社の御祭神は「金山彦大神(かなやまひこのおおかみ)」です。日本神話に登場する神様で、製鉄や鉱山の守護神とされています。
そのため、南宮大社は「金属の神の総本宮」といわれており、金属・製鉄・鍛冶屋などの業界関係者からのあつく信仰をされていて、南宮大社周辺には、古来から製鉄業・鉱山業・鍛冶屋などの産業が発達していたという記録もあります。
商売繁盛、開運や金運上昇などにも特にご利益があるとされていて、商売人の参拝が多い神社です。
この御朱印は、私がオーダーメイドの注文をしたオーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」に書いていただきました。 本紙は、職人さんが1枚1枚手漉きした高品質の土佐手漉和紙の「楮紙(こうぞし)」という、和紙らしい表面感があり、あたたかみのある白色が特徴のものを選択しています。
流れるような筆さばきで神職さんが書き入れてくださった文字が、楮紙の独特の凹凸感を合わさって、とても美しい御朱印に仕上がっていると思います。
この御朱印を見返すと、美しい社殿に思わず立ち止まって眺めていたことや、丁寧に対応してくださった巫女さんの笑顔や「良いお参りでした」と声をかけていただいた光景が、脳裏に蘇ります。
※千年帳の本紙に関しては、以下リンクで詳しく紹介されていますので、ご参照ください。
南宮大社では、本社の御朱印のほかに、境内社の御朱印もいただくことができます。
境内のいくつもの鳥居をぬけた先に鎮座する「南宮稲荷神社(なんぐういなりじんじゃ)」には、保食神(うけもちのかみ)の祀られています。保食神は、月読命(つくよみのみこと)の怒りに触れ斬られてしまいますが、保食神の屍から数々の食べ物がうまれ、民が生きていくための糧としたと伝わる神で、五穀豊穣を願う参拝者が訪れます。
また、南宮稲荷神社に向かう途中には徳川家康を神格化した「東照大権現(とうしょうだいごんげん)」を祀る摂社「東照宮(とうしょうぐう)」があります。関ケ原の戦いの際には、徳川家康が南宮大社で戦勝祈願を行ったと伝わっており、戦乱に巻き込まれたあとも徳川江戸幕府により再建され、庇護を受け発展していった歴史があるので、東照宮も大切にされてきたことでしょう。
南宮大社では、自然豊かな環境の中に鎮座する色鮮やかな美しい社殿に圧倒されました。境内は広大で、たくさんの境内社があり、複数種類の御朱印をいただくことができますので、じっくりと散策・参拝してみてください。
※南宮大社から約4km離れたところにある美濃国二宮で、南宮大社であわせて御朱印を拝受できる伊富岐神社に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】岐阜県「伊富岐神社」の「美濃国二宮」の由緒正しき御朱印
※近隣にある浄土真宗東本願寺派の「平尾御坊願證寺」に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】岐阜県「平尾御坊願證寺」の浄土真宗の珍しい御朱印
ライター:竹内友章
知多半島のお寺が好きで、知多四国霊場を中心にいろいろな霊場を巡礼し、観光やご当地グルメ(特にラーメン)を楽しんでいます。御朱印集めも趣味で、知多半島のお寺の御朱印はもちろん、全国各地の御朱印をもらいに巡り、アート御朱印などは取り寄せたりもしています。
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