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【御朱印情報】東京都「高円寺氷川神社」の日本唯一「気象神社」と一対の御朱印

東京都杉並区にある「高円寺氷川神社」は、境内に日本で唯一の「気象の神様」を祀る「気象神社」があることで有名です。御朱印のデザインが2社で一対になるように工夫され、月替わりでいろいろなモチーフが追加されるのも特徴になっていて、御朱印集め好きの間で人気です。

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個性派の街に鎮座する「高円寺氷川神社」

東京都杉並区にある「高円寺氷川神社(こうえんじひかわじんじゃ)」の正式名称は「氷川神社(ひかわじんじゃ)」です。氷川神社は全国におよそ280社あるとされていて、ほとんどが関東地方の荒川流域に集中しているため、近隣の他の氷川神社と区別するために地名をつけて呼ばれることが一般的です。
※川越氷川神社・赤坂氷川神社に関して、以下リンクの記事で紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】埼玉県「川越氷川神社」の「縁むすび風鈴」の御朱印

 

【御朱印情報】東京都「赤坂氷川神社」の「東京十社」の伝統的な御朱印

 

高円寺氷川神社は、JR高円寺駅南口から徒歩2分、オフィスビルや個性的な古着屋などが並ぶ賑やかなエリアにあります。

高円寺氷川神社_社殿
現在の社殿は昭和46年(1971年)に造営された神明造りで、荘厳な雰囲気でした。

 

高円寺氷川神社の創建については史料が焼失しているため諸説あり、社伝によると平安時代末期の文治5年(1189年)に源頼朝(みなもとのよりとも)が奥州征伐の際にこの地に立ち寄ったとき、随伴していた兵士が帰農して埼玉県の武蔵国一宮である氷川神社から勧請して社殿を建立したとされています。
別の説では、室町時代の天文年間(1532年~1555年)に曹洞宗の寺院である宿鳳山高円寺(しゅくほうざんこうえんじ)と同時期に創建とされ、高円寺が氷川神社の別当寺だったといわれています。

 

御祭神は他の氷川神社と同じく素戔嗚尊(スサノオノミコト)です。旧武蔵国である埼玉県・東京都エリアは出雲族が開拓したといわれ、出雲の神である素戔嗚尊を祀る「氷川信仰」が盛んです。

 

 

日本で唯一の「気象の神様」を祀る「気象神社」

高円寺氷川神社は、境内に日本で唯一の「気象の神様」が祀られていることでも知られています。

 

境内にある「気象神社(きしょうじんじゃ)」の御祭神は八意思兼命(ヤゴコロオモイカネノミコト)で、古事記では思金神(オモイカネノカミ)として登場する神様です。

 

思金神は、天照大神(アマテラスオオミカミ)が天の岩戸に隠れて世界が闇に包まれた「岩戸隠れ(いわとがくれ)」の際、天の安原(あまのやすかわら)に集まった八百万の神々に天照大神を岩戸の外へ出すための知恵を授けました。同じく古事記の「国譲り」の段では「葦原中国(あしはらのなかつくに)」に派遣する神を選定し、「天孫降臨」の際は瓊瓊杵命(ニニギノミコト)に随伴しました。

 

神名の「八」の字は「多い」、「意」の字は「思慮」を表し、「多くの思慮を兼ね備えていること」という意味があるといわれています。

 

元は大日本帝国陸軍の陸軍気象部の構内に造営された神社で、軍の気象観測員が気象予報の的中を祈願していました。戦後に撤去される予定でしたが、連合軍の宗教調査局による調査漏れで残存していたものが昭和23年(1948年)に払い下げられ、高円寺氷川神社に遷座しました。

 

気象の神様を祀るということで、気象予報士を目指す受験生が試験の合格祈願に参拝したり、旅行やイベントの快晴祈願などで訪れたりする人が多いそうです。

高円寺氷川神社_気象神社_下駄絵馬
気象神社には下駄の形をした珍しい絵馬や、自由に顔を書けるてるてる坊主が付いたおみくじなどの授与品もあります。

 

 

 

 

2社で一対になるデザインの月替わり御朱印

高円寺氷川神社では、氷川神社と気象神社の2種類の御朱印をいただくことができ、見開きで並べると一対になるデザインが特徴です。
月ごとに季節感がある装飾が施されるのも人気で、私が参拝したときは10月だったので、ハロウィンなどをモチーフにした秋らしいデザインでした。

 

高円寺氷川神社の御朱印の文字は「奉拝」「高円寺鎮守」「氷川神社」と参拝した日付、気象神社の御朱印の文字は「奉拝」「気象神社」と参拝した日付です。書き置きを拝受しましたが、日付のみ手書きしていただけました。令和元年(2019年)10月の高円寺氷川神社の御朱印には社紋である巴紋やハロウィンのモチーフのスタンプ、気象神社の御朱印には「日本唯一」の印と天気の神様らしく天気占いの下駄と、参拝した日が曇りだったので雲のスタンプがあります。私が参拝した令和元年当時は、その日の天気によって太陽や傘などの天気をモチーフにしたスタンプが押されていました。

高円寺氷川神社_気象神社_御朱印
見開きで一対になる2社の御朱印ですが、1社のみの拝受も可能です。

 

 

御朱印のデザインは令和3年(2021年)元旦から一新され、最近は高円寺氷川神社と気象神社の御朱印を合わせると一つの絵になるというデザインも多いようです。例えば、令和6年(2024年)5月の御朱印は「母の日」がテーマで、子うさぎが母うさぎへプレゼントを渡す場面が描かれています。

 

 

 

高円寺氷川神社は、境内に祀られている日本で唯一の天気の神様「気象神社」が有名で、高円寺氷川神社と合わせてひとつの絵になるカラフルな御朱印が人気です。御朱印のデザインが月替わりなのも御朱印集め好きのコレクター心をくすぐります。東京エリアで御朱印巡りをするときにおすすめの神社のひとつです。

 

※同じ東京都内にある氷川神社である「赤坂氷川神社」に関して、以下リンクの記事で紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】東京都「赤坂氷川神社」の「東京十社」の伝統的な御朱印

 

 

 

 

ライター:kanakana
神社仏閣・御朱印ブロガー。徳島県を中心に四国や淡路島で神社仏閣巡りを楽しむ御朱印ガールで、年間300体以上の御朱印を拝受しています。御朱印を通じて神社仏閣の魅力をご紹介します。

 

 

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