- 【御朱印帳】土佐手漉和紙「朝光」 小判 38ページ 楮紙 白米×淡黄蘗
- ¥11,880
岐阜県岐阜市にある「金神社」は、近年いろいろな著名人が参拝し、金運アップのご利益が期待できると話題になっている神社です。多彩な御朱印が授与されており、「金」ゆかりの日の「金」にちなんだ限定御朱印は注目の的です。
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岐阜県岐阜市の中心市街地にある「金神社(こがねじんじゃ)」は、古代の成務天皇5年(西暦135年)に創建されたと伝わっている古社です。当時のこの地域に国造として派遣された「賀夫城命(かぶらぎのみこと)」が、国府をこの地に定め、「渟熨斗姫命(ぬしひめのみこと)」を祀る神社を建て、祭りや儀式を通じてその神を敬い、地域の繁栄や人々の幸福を祈願したことから始まったと伝わっています。
明治24年(1891年)の「濃尾地震」、昭和20年(1945年)の「岐阜空襲」で社殿が焼失していますが、その都度再建され、現在の社殿は、昭和63年(1988年)に完成しました。
金神社は、2000年代初頭の金運・風水ブームで一気に注目を集めました。金神社で参拝したことで宝くじが当たったという報告があるなど、金運アップのご利益があると話題になり、実際に金運に恵まれた人はお礼参りに再度参拝することが通例になっています。また、近年発生したコロナ禍で将来の不安や経済的な不確実性が高まる中、より多くの人の注目をあび、最近では野球・メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手や、将棋界の新星・藤井聡太棋士などが訪れたことでも話題になり、参拝者が増加しています。
さらに、2024年の風水のラッキーカラーが「ゴールド」といわれたことで、金神社の象徴でもある境内入口の「金の鳥居」の写真を撮って携帯する参拝者も急増したそうです。


金神社では、金運のご利益を象徴する御朱印をいただくことができます。
「五七桐」「神社印」の朱印に、「奉拝」「地名」「神社名」「参拝日」の墨書きの御朱印を丁寧に直書きしていただけました。

御祭神である「渟熨斗姫命(ぬのしひめのみこと)」は、亡き夫のために私財を投じて土地の発展に貢献し現在の岐阜市の基盤をつくったとされ、その功績から「財をもたらす神」として古くから地域で信仰されています。そのことから、特に金運や財運、商売繁盛、産業繁栄のご利益が期待できるといわれています。
渟熨斗姫命の夫の「五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)」は、同じ岐阜市内にある「美濃国三宮」である「伊奈波神社(いなばじんじゃ)」に祀られていて、金神社と伊奈波神社の両社をあわせて参拝すると、より縁起が良いとされています。
※伊奈波神社に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】岐阜県「伊奈波神社」の皇室と織田信長ゆかりの御朱印
この御朱印は、私がオーダーメイドの注文をしたオーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」に書いていただきました。 本紙は、職人さんが1枚1枚手漉きした高品質の土佐手漉和紙の「楮紙(こうぞし)」という、和紙らしい表面感があり、あたたかみのある白色が特徴のものを選択しています。
丁寧に書いていただいた御朱印は、文字の配置のバランスが良く、全体の構図が整っていて、社名の大きな文字とそれ以外の小さな文字が視覚的なリズムを生み出しているように感じます。土佐手漉和紙の柔らかい雰囲気が御朱印をより引き立て、とても美しいものに仕上がっていると思います。
私が参拝した際には、御朱印希望者がたくさんいましたが、丁寧な対応で、優しく声をかけてくださった神職さんの姿が、御朱印を見返すと今も鮮明によみがえります。
※千年帳の本紙に関しては、以下リンクで詳しく紹介されていますので、ご参照ください。
金神社では、通常の御朱印の他に、季節や特定日の限定御朱印が授与されています。
季節限定の御朱印は、切り絵タイプになっていて、それぞれの季節の情景を想起させるデザインで、色鮮やかな台紙がついた、美しい御朱印です。

また、毎月最終金曜日を「Premium 金 Day」として、この日にしかいただけない御朱印があり、御朱印集め好きの間で話題になっています。通常は黒字の神社名が、黄金色で書かれる特別バージョンの御朱印です。

さらに、Premium 金 Dayには、切り絵御朱印の金色特別バージョンも数量限定で授与されるなど、趣向を凝らしたいろいろな企画が、参拝者や御朱印集め好きの人を楽しませています。
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ご紹介した以外にも、様々な御朱印が企画されていますので、参拝された際にはどのような御朱印が授与されているのか、チェックしてみてください。
金神社は、長く地域で信仰され、近年は金運アップのご利益が注目されている神社です。岐阜市の中心市街地に立地していてアクセスがよく、御朱印や授与品などに工夫を凝らして、多彩なラインナップで参拝者を楽しませてくれていますので、岐阜市を訪れた際にはぜひ立ち寄って、好みのものをぜひ見つけてみてください。
※同じ岐阜市内にある常在寺に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】岐阜県「常在寺」の戦国武将・斎藤道三ゆかりの御首題
ライター:竹内友章
知多半島のお寺が好きで、知多四国霊場を中心にいろいろな霊場を巡礼し、観光やご当地グルメ(特にラーメン)を楽しんでいます。御朱印集めも趣味で、知多半島のお寺の御朱印はもちろん、全国各地の御朱印をもらいに巡り、アート御朱印などは取り寄せたりもしています。
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神奈川県横浜市南区にある「弘明寺」は、横浜市最古の寺院として知られ、地域の観音信仰の拠点をして長く信仰されてきました。奈良時代創建の歴史と御本尊・十一面観音菩薩の深い慈悲を感じる「大悲殿」の御朱印をいただくことができます。
京都府京都市伏見区にある「伏見稲荷大社」は、全国に約30,000社ある稲荷社の総本宮で、商売繁盛・家内安全の神様として広く信仰され、年間1,000万人以上が訪れる人気観光スポットでもあります。山麓の広大な境内の本殿授与所、奥社奉拝所、御膳谷奉拝所の3ヶ所で多種多様な御朱印が授与されています。
山口県防府市にある「周防国分寺(すおうこくぶんじ)」は、創建当時の寺域を現在もほぼそのまま保っている国分寺として有名です。本尊・薬師如来像の薬壺から貴重な納品が見つかっていて、薬壺が強調された御朱印を拝受できます。
京都府京都市左京区にある「瑠璃光院」は、書院の漆黒の机に映る紅葉がとても美しい秋の京都の新名所として注目を集めています。御本尊である阿弥陀如来にちなんだ、「摂取心光常照護」と「大悲無倦常照我」2種類の御朱印が授与されていました。