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【御朱印関連情報】御朱印とは?―御朱印の意味や魅力―

オーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」を携えて神社仏閣を巡りいただく「御朱印」。「そもそも御朱印って何だろう」と疑問に思う人のために、御朱印の意味や魅力について解説します。

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御朱印の意味

日本では、古くから人々が神仏を信仰し、神社仏閣にお参りする文化が育まれてきました。近年は、「パワースポット」や「スピリチュアル」といったキーワードでも注目される神社や寺に参拝し、御朱印を集めることがブームにもなっています。
一方で、御朱印集めに興味があっても「そもそも御朱印って何だろう」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか?

 

「御朱印」とは、神社や寺に参拝した証として拝受する印章のことです。御朱印の由来には諸説あるものの、もとは参拝者が寺社に写経(般若心経などのお経を書き写すこと)を納める際の受付印だった、といわれています。そのため、地域によっては今でも御朱印を納経印、御朱印帳を納経帳と呼ぶそうです。
また、御朱印巡りは”西国三十三所巡り”にルーツがある、と考えられています。西国三十三所巡りでは、近畿二府四県と岐阜県にわたって、観音様が祀られた寺社33ヶ所を巡礼することを指します。江戸時代に庶民の旅行が認められると、西国三十三所巡りはお伊勢参りと共に流行しました。

 

こうして巡礼の旅が広まるにつれて、従来の風習も簡略化され、写経を納めるなくとも御朱印がもらえるようになりました。

 

清水寺
「清水の舞台」で有名な京都府の清水寺も西国三十三所で巡礼する寺院のひとつです。

 

 

御朱印には神社・寺の名称、あるいは御祭神・御本尊の名前が大きく墨書きされます。そこに参拝日付などを書き入れ、朱色で印章を重ねる形式が一般的です。
御朱印は神社であれば社務所や寺院であれば寺務所を訪れ依頼することで、御朱印帳(もしくは納経帳)に記帳してもらえます。手書きで記帳するのが基本ではありますが、和紙に書き置きされたものをいただく場合もあります。

 

御朱印事例
神社や寺院によって様々なデザイン・形態の御朱印があります。

 

 

 

 

御朱印の魅力

 

神仏への信仰心から生まれた御朱印の習慣は、現在でも暮らしの中に根付いています。例えば、好きな歴史上の人物と関連のある神社仏閣参拝したことの証として御朱印をいただいたことをきっかけに、御朱印集めを始めたという人もいるかもしれません。このように、御朱印は私たちと神仏との距離を近づけてくれる存在です。

 

また神社仏閣の中には、季節の花々や風景を描いたり、切り絵を施したりと御朱印のデザインに独自性を持たせることが、特に最近は増えてきました。さらに、書き手によって文字の仕上がりや押印の濃淡が変わるところも、御朱印の醍醐味です。
つまり、神社仏閣を参拝したときに私たちに授与される御朱印は、どれひとつとして同じものはありません。御朱印とはまさに「世界にひとつだけの記録」といえるでしょう。

 

七ヶ所まいり_七福神御朱印
最近は御朱印巡りが流行していることもあり、カラフルな御朱印や個性的な形の御朱印が増えてきました。

 

神社仏閣を参拝した大切な思い出の証となる御朱印を、御祭神・御本尊の分身として心のよりどころにしてみませんか。

 

 

 

ライター:紫原もこ

京都生まれ、京都育ちのWebライター。
芸術、美術、歴史の分野に関心があり、美術館や神社仏閣を訪れるのが趣味です。地元京都にたくさんある神社仏閣を中心に、御朱印集めもかねていろいろ巡っていきたいと思っています。

 

 

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