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【御朱印情報】三重県「猿田彦神社」の「啓行(みちひらき)」の御朱印

三重県伊勢市にある猿田彦神社は、伊勢神宮と関連が深く、外宮・内宮とあわせて参拝する人が多い神社です。御祭神「猿田彦大神」の「啓行(みちひらき)」の御利益が期待できる伝統的なデザインの御朱印をいただくことができます。

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猿田彦大神が鎮まった聖地にある「猿田彦神社」

三重県伊勢市にある「猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)」は、日本神話で天孫降臨の際に天照大神(あまてらすおおみかみ)に遣わされた邇邇芸命(ににぎのみこと)を道案内したとされる「猿田彦大神(さるたひこおおかみ)」を主祭神として祀る古社です。歴史的な文書に記載が少なく、江戸時代の延宝8年(1680年)に本殿が建立されたとされていますが、それ以前から存在していたともいわれ、具体的な創建年代は定かではありません。神社の歴史は、神話や伝承に包まれており、古代から伝わる神秘的な場所として、多くの参拝者が訪れています。

 

日本神話によれば、猿田彦神がニニギの天降りの先導を終えた後、伊勢の五十鈴川の川上に鎮まったところが、現在の猿田彦神社の場所とされています。猿田彦神の子孫の大田命(おおたのみこと)は、天照大神を祀る地として倭姫命(やまとひめのみこと)に五十鈴川川上の地を献上したと伝えられ、その地こそ、現在の伊勢神宮の内宮(ないくう)です。

 

伊勢神宮との深いつながりから、伊勢神宮の外宮(げくう)から内宮を参拝したあとに、猿田彦神社をあわせて参拝する人が多いです。
新たな道を切り開く力を授ける神様として、また、物事を良い方向へ導く神様としてたいへん尊敬され、猿田彦大神の直系の子孫とされる宇治土公(うじとこ)家が宮司を代々務める神社です。

 

※伊勢神宮に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】三重県「伊勢神宮」の内宮と外宮でいただける伝統的な御朱印

 

【御朱印情報】三重県「伊勢神宮」の別宮5社でいただける伝統的な御朱印

 

※全国にある猿田彦大神を祀る神社の総本宮である「椿大神社」に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】三重県「椿大神社」の夫婦神「猿田彦大神」「天鈿女命」の御朱印

 

猿田彦神社_本殿
存在感がある本殿は、欄干や鳥居に八角形の柱が使用されている、「さだひこ造り」と呼ばれる特殊な妻入造です。

 

 

猿田彦大神の「啓行(みちひらき)」の御朱印

猿田彦神社では、猿田彦神が日本神話で重要な役割を担ったことを示す「みちひらき」の御朱印をいただくことができます。

 

御朱印のデザインは、「啓行」「猿田彦神社」の朱印に、「奉拝」「参拝日付」の墨書きのシンプルなデザインです。

猿田彦神社_御朱印
「奉拝」の墨書きが中央に配置される御朱印は珍しいと思います。

 

「啓行」は「みちひらき」と読みます。御朱印に猿田彦神が天孫降臨のみちをひらいた伝承がしっかり記されていることで、猿田彦大神とご縁を結ぶことができたこと、みちひらきの御利益もしっかりいただけそうです。

 

私が参拝した際には、御朱印の授与を求める参拝者で長い行列ができていて、猿田彦大神の御利益を求めてたくさんの人が訪れていること、御朱印もとても人気があることがうかがい知れました。御朱印をいただきたい場合は、時間に余裕をもって参拝することをおすすめします。
次から次へと参拝者に対応している神職さんでしたが、とても丁寧に御朱印を書き入れてくださったのが印象に残りました。流れるような書体で、配置も整っており、とても美しい御朱印に仕上がっていると思います。

 

この猿田彦神社の御朱印は、私がオーダーメイドの注文をしたオーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」に書いていただきました。 本紙は、職人さんが1枚1枚手漉きした高品質の土佐手漉和紙の「楮紙(こうぞし)」という、和紙らしい表面感があり、あたたかみのある白色が特徴のものを選択しています。
書き上がった御朱印は、文字のかすれ具合が絶妙で、土佐手漉和紙ならではの仕上がりだと思います。この御朱印を見返すと、丁寧に書き入れてくださった神職さんや、それを眺めながらドキドキしながら待っていた私の様子が思い出されます。

千年帳_土佐手漉和紙「朝光」
私が使っている千年帳は、表紙も土佐手漉和紙で、四国の太平洋に朝日が差し込んでくる様子が表現されています。

 

 

 

 

境内社「佐瑠女神社」の御朱印

猿田彦神社の境内にある、「天宇受売命(あめのうずめのみこと)」を祀る「佐瑠女神社(さるめじんじゃ)」も有名です。

 

天宇受売命は、天岩窟に籠もった天照大神を神楽で喜ばせ、世界を明るくしたというエピソードが日本神話に記されています。このことから転じて、技芸やスポーツの上達の御利益があり、良縁を導く女神とされていて、多くの芸能人も参拝に訪れていることで知られています。

猿田彦神社_佐瑠女神社
佐瑠女神社は、猿田彦神社の鳥居の隣にあり、たくさんの紅白ののぼりが目印です。

 

佐瑠女神社の御朱印も、猿田彦神社の社務所にていただくことができますので、猿田彦神社と合わせて参拝し、両方の御朱印をいただけば、みちひらきの御利益がさらに増すように思います。

佐瑠女神社_御朱印
佐瑠女神社の御朱印は、神社印と参拝日付のみの伝統的でシンプルなデザインです。

 

 

猿田彦神社は、新たな道を切り開く力を授ける神様、物事を良い方向へ導く神様として崇敬をあつめ、日本神話や伊勢神宮とも関連が深い聖地に鎮座する神社です。境内にある佐瑠女神社とあわせて参拝し、伝統的なデザインの御朱印をいただくことで、良縁を結ばれてください。

 

 

 

 

ライター:竹内友章
知多半島のお寺が好きで、知多四国霊場を中心にいろいろな霊場を巡礼し、観光やご当地グルメ(特にラーメン)を楽しんでいます。御朱印集めも趣味で、知多半島のお寺の御朱印はもちろん、全国各地の御朱印をもらいに巡り、アート御朱印などは取り寄せたりもしています。

 

 

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