- 【御朱印帳】土佐手漉和紙「朝光」 小判 38ページ 楮紙 白米×淡黄蘗
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東京都台東区にある「上野東照宮」は三大東照宮と称せられることもある徳川家康ゆかり神社です。季節ごとに印が変わったり、月替わり・季節替わりなど限定のいろいろな御朱印が授与されていて、何度もお参りするのもおすすめです。
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東京都台東区にある「上野東照宮(うえのとうしょうぐう)」は、徳川家康(とくがわいえやす)を神として祀る神社です。家康を神として祀る東照宮は全国に多数ありますが、その中でも日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)、久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)と合わせて三大東照宮と称せられることもある、有名な東照宮です。出世、勝利、健康長寿に特にご利益があるとされ、国内外から多くの参拝者が訪れています。
※全国にある東照宮のうち、日光東照宮と世良田東照宮に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印関連情報】栃木県「日光東照宮」で拝受できる徳川家ゆかりの御朱印2種
【御朱印関連情報】群馬県「世良田東照宮」の「徳川氏発祥の地」の御朱印
家康の死後の寛永2年(1625年)に、江戸城の鬼門の方角にあたる現在の上野恩賜公園の土地に東叡山寛永寺(とうえいざんかんえいじ)が開山されました。境内には僧侶が集まり修行をする場所である伽藍(がらん)が多く建立され、その一つとして造られた神社「東照社」が現在の上野東照宮の始まりとされています。遠く日光までお参りができない江戸の人々のために日光東照宮のような豪華絢爛な造りにされたそうで、全国の大名からは約250基もの灯籠が奉納されています。
長い歴史がある上野東照宮には、貴重な江戸初期の建築物などがのこっていますが、その中でも注目なのが国の重要文化財に指定されている金色殿です。文化財保護のため社殿内は非公開ですが、外観だけでも息をのむほどの豪華絢爛さで、数多くの彫刻が施されています。金色殿前面には鷹、周囲には牡丹、側面には鳳凰と格が高いとされる動植物の彫刻が数多く施され、その繊細さは時間を忘れて見入ってしまうほどです。
金色殿は幕末に勃発した上野戦争や関東大震災での焼失や倒壊を免れただけでなく、第二次世界大戦時には金色殿のすぐ裏に投下された焼夷弾が幸いにも不発弾だったために、現在にもその美しい姿を見ることができます。数々の困難を乗り越えて平和な世を作った徳川家康に守られているような、特別なパワーを感じられるエピソードです。
上野東照宮がある上野恩賜公園には、上野動物園や美術館・博物館など様々な施設があり、東京都心にありながら豊かな自然を感じられるスポットでもあります。春は牡丹や桜、秋は紅葉やダリア、お正月は冬ぼたんが鑑賞でき、毎年多くの人がカメラを持って訪れています。
「上野東照宮ぼたん苑」は、上野東照宮の敷地内に1980年に日中友好を記念して開苑しました。回遊形式の日本庭園では季節に合わせたイベントが行われています。
お正月から2月半ばにかけて霜よけの「わらぼっち」が花を守るように軒を並べる冬ぼたん、4月中旬から5月中旬には110種500株以上のぼたんを楽しめる「春のぼたん祭」、9月下旬から10月下旬には飾られた和傘とともに咲く150株のダリアを鑑賞することができます。多くの花に囲まれてゆっくり庭園を回っていると、東京都心にいることを忘れてしまうようでした。
上野東照宮のベーシックな御朱印は、神社名と日付の非常にシンプルな御朱印で、他の東照宮でよく押される徳川家の家紋・三つ葉葵の朱印もありません。それゆえ、墨書きの美しさに印の朱色が映えます。拝観受付横の授与所で志納料500円でいただけました。
右下のイラスト印は、ぼたんの時期にはぼたんの印が、桜の時期には桜の印が、上野動物園の双子パンダの印が押されるなど、その時々によって変わります。ベーシックな御朱印の他にも、お正月の特別な御朱印、月替わりや季節の御朱印が授与されることもあるようです。
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上野東照宮オリジナルの御朱印帳も複数種類ありますので、とても良い参拝の記念になると思います。カラフルな三つ葉葵の紋を散らした可愛らしいものや昇り龍の刺繍を施したかっこいいものなど、どれにしようか迷ってしまいます。
上野東照宮は、東京都内のアクセスが良い上野恩賜公園内にあり、神社参拝だけでなく周辺には緑豊かな広場や文化施設もたくさんありますので、いろいろな楽しみ方ができます。特別な御朱印も定期的に授与されているので、たびたび訪れても毎回新しい発見がある神社だと思います。
ペンネーム:いーまみ
武士の漢気に魅了されたWebライター。趣味の史跡巡りで歴史を感じながら、御朱印をいただいています。日本史にゆかりのある神社仏閣の御朱印とそれにまつわる歴史を学ぶのが好きです。
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