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新潟県村上市にある「藤基神社」は、村上城址に立地する、村上藩主・内藤家ゆかりの神社です。御神紋「下がり藤」が記される基本の御朱印のほか、月替わりの限定御朱印や御城印など多種多彩な御朱印には、村上城とともに歩んだ歴史が刻まれています。
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目次
新潟県村上市、中心市街地の村上城址のふもとにある「藤基神社(ふじもとじんじゃ)」は、江戸時代の村上藩主・内藤家ゆかりの神社として知られる神社です。
村上藩は、戦国時代末期の慶長3年(1598年)に村上家が入封したことにより始まりましたが、江戸時代になっても藩主家の交代が続き、享保5年(1720年)に内藤家が入ったことにより安定し、以後明治時代初期の廃藩置県まで約150年間統治されました。
内藤家が村上藩に入る前の時期に、続けざまに子が病死する不幸が起こり、内藤家の家祖である村上信成(むらかみのぶなり)の御神徳により払い除けようと、江戸の内藤家邸内に信成を祀る霊廟を創建したのが藤基神社の始まりと伝わっています。信成は、江戸幕府を開いた徳川家康(とくがわいえやす)の異母弟とされ、家康の近臣「徳川十七士」のひとりとして活躍しました。
その後、嘉永2年(1849年)に江戸の藤基神社から御分霊を遷座し、村上城内の八幡宮跡地に現在の社殿が建立されました。神社名の「藤基」は、内藤家が藤原氏の流れをくむことに由来するとされています。
藤基神社は、創建の由来や、内藤家の村上藩歴代藩主が子孫繁栄と家運長久を祈念してきたことから、安産や子育てにご利益があるといわれています。また、武家の神社であり社殿が村上城主居館からみて裏鬼門に位置していることから、厄除け・勝運の神としても信仰されています。
現代においても、藤基神社の境内には内藤家ゆかりの文化や歴史が色濃くのこされていて、村上城下町として発展した地域の守り神としてあつい信仰をあつめています。
近年では、村上城址散策とあわせて藤基神社を参拝する人が増えていて、御朱印や御城印も人気になり、歴史好きや御朱印巡り好きの人たちに注目される神社になっています。木々に囲まれた静かな境内は、城下町・村上らしい落ち着いた空気に包まれていて、ゆっくり参拝したくなる雰囲気があります。


藤基神社では、基本の御朱印をはじめ、月替わりの限定御朱印や特別御朱印など多種多彩な御朱印が授与されています。
基本の御朱印は、「藤基神社」「参拝日」の墨書きに、右上に「村上城址鎮座」、中央に御神紋「下がり藤(さがりふじ)」、左下に「藤基神社社務所印」の朱印がおされるデザインで、持参した御朱印帳への直書きも対応していただくことができ、初穂料は500円でした。
御朱印帳のページいっぱいに力強く書き入れられる墨書きと、大きく鮮やかな御神紋の朱印が印象的で、長い歴史と品格の高さを感じる御朱印です。
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藤基神社の御神紋「下がり藤」は、房状に垂れ下がる藤の花を象った紋で、「実り」「豊かさ」を象徴しています。藤は古くから繁栄や長寿、良縁を象徴する縁起の良い植物とされていて、神社名にも「藤」が含まれていることから、藤基神社を象徴する意匠として用いられてきました。
御朱印に下がり藤が大きな朱印で記されることで、優雅な雰囲気を醸し出していて、強大な御神徳をいただけるような気持ちになります。
また、「村上城址鎮座」の印は、藤基神社が村上城とともに歩んできた深い歴史を表しています。村上城は、中世から江戸時代にかけて村上地方の政治・防衛の中心として栄えた名城です。藤基神社は元々は村上城内に祀られ、現在も城址に鎮座していることから、城と城下町を見守る存在として地域の人々に親しまれてきました。
藤基神社では、村上城の御城印も授与されていますので、村上城址散策もあわせて楽しんでみてください。
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藤基神社では、四季折々の花や風景をモチーフにした月替わりの限定御朱印も授与されています。春季には桜や藤、夏季には涼しげな和柄、秋季には紅葉、冬季には雪景色など、月ごとにその時期ならではの意匠が取り入れられているのが特徴です。
私が藤基神社を参拝した令和6年(2024年)8月には、「ひまわり」をテーマにした月替わり限定御朱印が授与されていましたので拝受しました。「藤基神社」「参拝日」の墨書きが緑色で、「夏詣」「ひまわり」のスタンプと「藤基神社社務所印」の朱印がおされるデザインでした。

8月限定の御朱印は、力強く咲いた黄色いひまわりが元気を与えてくれるようなデザインで、夏詣と記されることからも、夏の暑い時期に藤基神社を参拝した思い出が心に刻まれ、あとから見返しても参拝時の光景が目に浮かびます。次に参拝したときにはどのような御朱印をいただくことができるのか楽しみになりました。
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日本古来の美しい伝統文様を取り入れた「平安文様御朱印」も人気を集めています。
不定期で100体限定で授与される特別な御朱印は、有職文様(ゆうそくもんよう)と呼ばれる平安装束由来の格式高い意匠が用いられているのが特徴です。それぞれの文様には長寿・繁栄・良縁などの願いが込められていて、御朱印を通して日本文化の雅な美しさに触れることができる御朱印です。
私が参拝した令和6年(2024年)8月には、「桐竹丸(きりたけまる)」の御朱印が授与されていたので拝受しました。桐竹丸の文様が配置された薄い緑色の台紙に、「藤基神社」の朱印と「参拝日付」の墨書きが入るデザインでした。

「桐と竹」は、古くから高貴さを象徴する文様として親しまれてきました。桐は晩春に紫色の特徴的な花を咲かせる高貴な印象の植物、竹は瞬く間に真っ直ぐ成長することから縁起の良い植物とされ、桐と竹が円形に組み合わさった桐竹丸の文様は、第114代・中御門天皇(なかみかどてんのう)の御小直衣(おんこのうし、略式装束)にも使用されていました。
ご紹介した以外にも、藤基神社では創意工夫を凝らした様々な御朱印が登場していますので、参拝された際にはどのような御朱印が授与されているか、ぜひチェックしてみてください。
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藤基神社の境内には、村上の歴史を感じられる文化財や、参拝者を楽しませる工夫が点在しています。
村上城ゆかりの石碑や歴史を伝える案内板が設置されていて、参拝をしながら城下町・村上の歴史に触れることができます。
また、境内には子どもから大人まで楽しめる「輪投げ」も用意されていて、願いを込めながら挑戦することができます。遊び心のある仕掛けがあることで、厳かな雰囲気の中にも親しみやすさが感じられ、家族連れの参拝者にも人気です。
自然豊かな静かな境内をじっくりと散策しながら、歴史や文化、あたたかいおもてなしを体感してみてください。

藤基神社は、村上城址に鎮座し、村上の発展に尽力した内藤家の歴史や功績に触れられる神社です。御朱印におされる「下がり藤」「村上城址鎮座」の朱印は、藤基神社が地域と深くつながり、あつく信仰されてきた歴史を物語っています。限定御朱印や御城印、境内の輪投げなど、参拝者を楽しませることにも積極的で、親しみやすい神社ですので、新潟県での御朱印巡り・歴史散策・城址巡りなどを楽しむ際にはぜひ訪れてみてください。
ライター:たまえ
家族旅行では各地の神社仏閣を訪れ、御朱印巡りを楽しんでいます。弓道や茶道にも親しみ、日本文化への興味が尽きません。その土地の空気や人との出会いを大切にし、思わず訪れたくなるような御朱印の魅力を発信していきたいと思っています。
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香川県高松市にある「岩部八幡神社」は、1200年以上の歴史があるといわれ、樹齢600年と400年をこえるとされる2本の大きなイチョウの木がシンボルです。「讃岐大銀杏」と記される独特な書体の御朱印のほか、イチョウが黄色く色づく11月限定で珍しい立体デザインの特別御朱印も授与されています。
福島県会津若松市にある「飯盛山」は市街を一望できる小高い山で、白虎隊自刃の地として知られ、多くの人が訪れます。その悲劇の物語を現代に伝える、白虎隊の個性豊かな複数種類の御朱印をいただくことができます。
東京都港区にある「愛宕神社」は、江戸時代の初めに徳川家康の命により創建された神社で、火伏せ(防火)の神様として広く知られています。「伏火之総本社」と墨書きされる御朱印からは、江戸の街を火災から守ろうとした人々の祈りが感じられます。
福岡県糸島市にある「櫻井神社」は、御神霊顕現の岩戸神窟が起源となった霊験あらたかな神社で、本殿・拝殿・楼門は国の重要文化財に指定されています。伊勢神宮との関係性を示す、「桜井二見ヶ浦」がデザインされたアート御朱印や隣接の「櫻井大神宮」の御朱印をいただきました。