
【御朱印関連情報】四国の一の宮巡りと拝受できる御朱印をご紹介
四国4県それぞれにある、地域で一番格式が高いとされる一の宮、香川県「田村神社」、徳島県「大麻比古神社」、愛媛県「大山祇神社」、高知県「土佐神社」をご紹介します。各神社では手書きの御朱印を拝受することができます。
東京都渋谷区千駄ヶ谷に鎮座する「鳩森八幡神社」には、東京都内最古級の「富士塚」があります。富士信仰がいろいろな地域に広がっていった歴史を物語る史跡で、登拝すると富士塚登拝記念の御朱印をいただくことができます。
「鳩森八幡神社(はとのもりはちまんじんじゃ)」は、東京都渋谷区千駄ヶ谷一帯の総鎮守として崇敬されている歴史ある神社で、御祭神は応神天皇(おうじんてんのう)と神功皇后(じんぐうこうごう)です。貞観2年(860年)に慈覚大師(じかくだいし)が東国を巡錫していたとき、鳩森と呼ばれたこの地の祠に祀る御神体を請われたことが始まりとされています。
鳩森八幡神社の特徴の一つは、境内にある「千駄ヶ谷の富士塚(せんだがやのふじづか)」です。「千駄ヶ谷富士(せんだがやふじ)」とも呼称されるこの富士塚は、寛政元年(1789年)の築造と伝わっています。
富士塚とは、日本最高峰の富士山に対する「富士信仰」に関連しています。富士信仰は、山を神聖なものとして崇拝する山岳信仰の代表的なもので、富士山が噴火を繰り返していた頃、激しく噴き上がる火に、怒る神の姿を重ね、人々が崇拝するようになったのが始まりといわれています。
江戸時代には、富士山に登れば罪が消えると信じた一般庶民らにより、富士山登拝が広まりました。また各地には、富士山の溶岩や石を使い、富士山に模して造られた人工の山や塚が築かれるようになり、これが富士塚です。富士塚に登れば、富士山に登ることができない人も、富士山に登ったのと同じ霊験が得られると信じられたのです。
現在でも、東京都内には約50ヶ所の富士塚が残っていますが、その中で最古のものとされているのが、鳩森八幡神社にある千駄ヶ谷の富士塚です。
円墳形に土を盛り上げた高さ約6mの塚で、富士山の溶岩を頂上近くに配しています。頂上に至る登山道は自然岩を用いた階段となっており、山裾の御影石の里宮(浅間社)をはじめ、7合目には身祿様が安置されている洞窟、烏帽子岩、釈迦の割れ石、山頂にボク石で覆われている奥宮など、富士山が再現されています。富士山に登るといってもミニチュア版なので、じっくりお参りしながら登り下りしても10~15分程度あれば十分です。どうぞ気軽にチャレンジしてみてください。
この富士塚は東京都の有形民俗文化財に指定されており、富士信仰の文化や歴史を伝える貴重な遺産となっています。
鳩森八幡神社では、神社名が記されたベーシックな御朱印を直書きでいただくことができます。鳩の絵柄の可愛らしいスタンプが押されています。また、初詣や夏至など季節に応じた書き置きの限定御朱印も頒布されていますので、公式インスタグラムもチェックしてみてください。
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さらに、富士塚に登ってお参りをした人向けに、富士塚登拝記念の御朱印も授与されています。富士山の力強いパワーをいただいた証として、ぜひ拝受してみてください。
都内中心部でありながら、その喧騒を忘れてしまいそうな、静かで緑豊かな鳩森八幡神社。千駄ヶ谷富士に登り、境内を一望し富士山のパワーをいただいたのち、登拝記念の御朱印を拝受して、思い出をお持ち帰りください。
ライター:wami
ボサノバなどブラジル音楽を歌う傍ら、趣味の旅行や落語を中心に、好きなことを徒然と綴っているライター。御朱印を集める母の影響で自身も御朱印好きに。拝受した御朱印は御朱印帳で10冊程になりました。
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