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【御朱印情報】北海道「龍宮神社」の榎本武揚の志と龍神のご加護を感じる豪快な筆致の御朱印

北海道小樽市にある「龍宮神社」は、幕末の志士・榎本武揚が建立し、港町・小樽の発展に重要な役割を果たしてきた神社です。見開きサイズに豪快な筆致で書き入れられる御朱印には、榎本武揚の志と海の神・龍神のご加護を感じました。祭事などにあわせて授与される限定アート御朱印や、金墨で名前を書き入れてもらえるなどの特別感が話題になっています。

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幕末の志士・榎本武揚が建立し港町・小樽を見守る「龍宮神社」

北海道有数の港町として今もなお情緒溢れる街並みが残る小樽市の中心部からほど近い高台にある「龍宮神社(りゅうぐうじんじゃ)」は、明治9年(1876年)に幕末の志士・榎本武揚(えのもとたけあき)によって創設された神社です。

 

榎本武揚がこの地の開拓を志した際、自らの先祖とされる第50代・桓武天皇(かんむてんのう)を北の大地の平安を見守る守護神として招いたのが龍宮神社の始まりとなりました。
現在の主祭神は、海の神である「綿津見三神(わたつみさんしん)」です。底津少童命(そこつわたつみのみこと)、中津少童命(なかつわたつみのみこと)、上津少童命(うわつわたつみのみこと)の三柱から成るこの神々は、航海安全や大漁祈願の守護神とされています。小樽が港町として発展を遂げる過程で、海と共に生きる人々からあつい信仰を集めてきた背景があり、現在も商売繁盛や運気上昇を願う参拝者が絶えません。

 

歴史の重みを感じさせる社殿は、街の喧騒から切り離されたような静謐な空気に包まれており、訪れる者の心を穏やかに整えてくれます。
北海道屈指の観光地でもある小樽のメインストリートからもアクセスしやすく、歴史ファンや御朱印巡り愛好家はもちろん、たくさんの観光客も訪れる人気スポットになっています。

龍宮神社_鳥居
小樽の街並みにそびえ立つ鳥居が龍宮神社の目印です。
龍宮神社_社殿
私が参拝した年末は境内に雪が積もり、高台にある社殿前から街を見下ろすと喧騒の気配が伝わってきました。

 

 

榎本武揚の志と龍神のご加護を感じる豪快な筆致の御朱印

龍宮神社では、基本の御朱印のほかに、祭事などにあわせた限定アート御朱印など、多種多彩な御朱印が授与されています。

 

私は、御朱印帳の見開き2ページを使って書き入れていただく御朱印を拝受しました。
中央に「龍宮神社」「開運招福」、右に「奉拝」、左に「参拝日付」の墨書き、「榎本武揚建立之社」「龍宮神社」「錨 小樽」の朱印がおされるデザインです。

龍宮神社_御朱印
躍動する「龍」の墨書きが印象的で、朱印のひとつひとつに小樽の歴史と信仰が宿っている龍宮神社の御朱印です。

 

この御朱印でもっとも目立つのがなんといっても「龍」の墨書きです。主祭神である海の神「綿津見三神」は「龍神」と同一視されていて、「龍」の姿を描いたかのような一筆書きのように繋がる曲線は、途切れることのない運気の上昇と、小樽の波のうねりを象徴しているように感じました。
「龍神の加護」を強く感じさせる墨書きを眺めることで、困難を撥ね退ける勇気と、前進する力を授かれるような気がします。

 

「榎本武揚建立之社」の朱印は、創建者である榎本武揚の功績を物語っています。
榎本武揚は、幕末から明治期にかけて活躍した武士・政治家です。江戸幕府の海軍副総裁としてオランダ留学で得た知識を生かし、旧幕府艦隊を率いて蝦夷地(えぞち、げんざいの北海道)に渡り、箱館戦争で新政府軍と戦いました。敗北後は降伏しますが、その才能を評価されて明治政府に登用され、外交官や大臣として近代国家建設に貢献し、北海道の開拓にも大きな功績をのこしました。
この朱印からは、榎本武揚の「新しい国づくり」への情熱が伝わってきます。

 

錨が象られた小樽の朱印は、小樽が港町として発展してきたことが表現されていて、龍宮神社が小樽の発展に重要な役割を果たしてきた歴史を想起させます。「開運招福」の墨書きと相まって、龍宮神社が地域の人にとって道を切り拓き幸福をつかむための心の拠り所になってきたことがうかがえます。

 

また、御朱印をいただく前のページに「金墨」の直筆で参拝者の氏名を記していただくことができるのが、龍宮神社の特徴のひとつです。黄金は不変の輝きを意味し、そこに自分の名が刻まれることは、神様と自身の魂が強固に結ばれる「結び」の儀式のようにも感じます。

龍宮神社_御朱印_名入れ
自信の名を書き入れていただくことで、神様とのご縁をより強く実感しました。※名前の部分はプライバシー保護のため加工しています。

 

圧倒的な筆致と特別感のある龍宮神社の御朱印は、地域の信仰の歴史が詰まった芸術品であると思います。

 

 

 

 

宝物「流星刀」のロマンと冬季ならではの参拝体験

龍宮神社では、御朱印を書き入れていただくのに少し時間がかかることがあるので、待ち時間の間はぜひ境内の宝物や風景に目を向けてみてください。

 

龍宮神社には、榎本武揚が富山県で発見された隕石(鉄隕石)から作らせた「流星刀(りゅうせいとう)」が奉納されています。宇宙の破片を剣に昇華させたこの刀は、まさに龍神の神威を感じさせる逸品です。この流星刀をモチーフにしたオリジナル御朱印帳も販売されていますので、参拝の記念に購入するのもおすすめです。

 

また、冬期間は凍結防止のため手水舎が閉鎖されますが、その際は参道を歩きながら心の中で「祓(はら)いたまえ、清(きよ)めたまえ」と唱えるのが雪国ならではの作法です。静寂に包まれた境内を歩くだけで、心身が洗われるような感覚を得られるでしょう。

龍宮神社_榎本武揚像
境内に安置されている榎本武揚像は小樽の海を見つめています。

 

 

龍宮神社は、港町・小樽の歴史と宇宙のロマンが交差する神社です。豪快な墨書きは北海道開拓の父・榎本武揚の志と、力強い龍神の守護が融合しているように感じます。自身の名を金墨で記していただけば、強大な上昇運と深い充足感をえられることでしょう。小樽の海風を感じながら、海の神々とのご縁を結んでみてはいかがでしょうか。

 

※榎本武揚と関係が深い函館市・亀田八幡宮に関して、以下リンクの記事で紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】北海道「亀田八幡宮」の風鈴や団扇のスタンプが可愛らしい「夏詣」限定御朱印

 

 

 

 

ライター:杉原 タケミ
北海道札幌市在住で本業は管理栄養士。単独事故で大怪我をし、入院・療養を経て退院後に心身を整え祓い清めるため神社へ参拝するようになりました。札幌七社御朱印巡りなど地域の巡拝文化や御朱印にも関心を持ち、実際に神社に参拝・御朱印拝受した体験を発信しています。

 

 

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