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【御朱印情報】岐阜県「恵那神社」の恵那山山頂に鎮座する奥宮を「登拝」していただいた特別な御朱印

岐阜県中津川市にある「恵那神社」は、日本百名山として知られる「恵那山」を御神体とし、恵那山中腹の前宮と山頂に鎮座する奥宮からなる神社です。恵那山を登り奥宮を参拝した証として「登拝」と記される特別な御朱印をいただきました。

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恵那山を御神体とする延喜式内社「恵那神社」

岐阜県中津川市の南部の山間部にある「恵那神社(えなじんじゃ)」は、日本百名山にも数えられる「恵那山(えなさん)」を御神体とする古社です。平安時代に編纂された官社一覧「延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)」に、恵那郡三座のうちの一社「恵奈神社」として記載があり、古くから地域の信仰をあつめてきました。
現在は恵那山の中腹に前宮、山頂に奥宮があり、神仏習合の山岳霊場として栄えてきた歴史を現代に受け継いでいます。

恵那神社_前宮
恵那神社の前宮では、長く垂れたしめ縄が特徴的な石造りの鳥居が出迎えてくれます。

 

主祭神として祀られているのは、日本神話で国生みを行った神として知られる伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)と伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)です。
恵那山の名前の由来には、伊邪那岐命と伊邪那美命が天照大神(あまてらすおおみかみ)を産んだ際の「胞衣(えな)」を山に納めたという伝説が関係していると伝わっています。この胞衣山(えなやま)が転じて現在の恵那山の名称になったと考えられていて、恵那山には「血洗の池」や「腰掛岩」など、伝承にまつわる場所ものこっています。
これらの伝説から、恵那神社は古くから安産や子授けの神様として信仰されてきました。現在でも安産祈願や子授け、初宮詣、家内安全などを願う多く人が参拝に訪れています。

恵那神社_由緒書
しめ縄が施された由緒書には日本神話にまつわる伝承が記載されていました。

 

 

恵那山山頂に鎮座する奥宮を「登拝」していただいた特別な御朱印

恵那神社では、前宮の基本の御朱印のほかに、季節や祭事にあわせた限定の御朱印など、複数種類の御朱印が授与されています。

 

今回私は、恵那山山頂にある奥宮を参拝し、奥宮の御朱印をいただきました。
「奥宮式内恵那神社」「日本百名山恵那山二,一九一米」「参拝日付」の墨書きに、「美濃恵那鎮座」「神印」「社印」の朱印がおされ、右上に金字・左下に朱印で「登拝」と記されるのが特徴です。

恵那神社_御朱印_奥宮
恵那神社奥宮を参拝した証として授与される特別な御朱印です。

 

恵那神社の奥宮は恵那山の山頂に鎮座しており、参拝するためには徒歩で登山をする必要があります。
恵那山は、御朱印にも記載されているように標高2,191mの日本百名山の一つであり、恵那神社は恵那山そのものを御神体として信仰しているため、登山して奥宮に参拝する「登拝」は神様とより強くご縁を結ぶ行為です。御朱印の金色の「登拝」の文字には、登山参拝の証という特別な意味が込められています。

 

私は複数ある登山道のうち神坂峠ルートから山頂の奥宮を目指しました。登山をしたのは5月上旬で、この日は快晴でしたが、山頂付近にはまだ雪が残っていました。登山道はアップダウンが多く、長く険しい道のりでした
登山道の途中には小さな祠が点在しており、さまざまな神様が祀られています。山を登りながら参拝することで、古くから続く山岳信仰の雰囲気を感じることができました。

恵那神社_登山道祠
登山道には6社の小さな祠が点在していました。

 

山頂付近にある奥宮は小さな祠のような姿をしています。社殿の賽銭箱の横には「参拝帳」と書かれた木箱が置かれており、その中に参拝帳が収められています。奥宮を参拝した人は、名前や参拝日などを記入することができ、登頂の記念として多くの登山者が記録を残していました。

恵那神社_奥社
山頂付近にある奥社に到着したときには大きな達成感がありました。

 

奥宮の御朱印は、前宮でいただくことができます。私が奥宮登拝を終えて前宮の社務所を訪れた際には神職さんが不在で、社務所に貼られていた案内に従い別の場所へ向かうことになり、車で移動した先で御朱印を書いていただき、無事に拝受することができました。
なお、私は当時はまだ御朱印帳を持っていなかったので、書き置きの形式で御朱印をいただきましたが、持参した御朱印帳に直書きもしていただくことができます。恵那山を登り奥宮を参拝した記念として印象に残る御朱印となりました。

 

 

 

 

前宮にそびえる巨大な「夫婦杉」

恵那神社の前宮は、恵那山の中腹にあり、豊かな自然に囲まれた静かな環境で、落ち着いた雰囲気の境内でゆっくりと参拝することができます。
境内では社へと続く参道にある樹齢1,000年ともいわれる「夫婦杉(めおとすぎ)」が有名です。杉の大木に囲まれた境内の中でも、並んで立つ2本の杉はひときわ大きく、長い年月にわたりこの地を見守ってきたことを感じさせます。静謐な境内で自然の力強さを放つ存在感抜群の見どころですので、大地の力をじっくりと体感してみてください。

恵那神社_夫婦杉
前宮の境内にそびえる「夫婦杉」は、静かな境内の中でひときわ大きな存在感があります。

 

 

恵那神社は、日本百名山として知られる恵那山を御神体とする由緒ある神社です。中腹にある前宮では杉の大木に囲まれた静かな境内で参拝することができ、山頂に鎮座する奥宮は自分の足で登山をして参拝する特別な聖地です。奥宮を参拝した証として授与される「登拝」と記された御朱印は、恵那山の山岳信仰を象徴するものといえるでしょう。恵那山を登り奥宮を参拝する体験は、自然と信仰のつながりを感じられる貴重な機会となりました。

 

 

 

 

 

ライター:久堂花瑠
夫と車中泊で日本各地を巡った経験があり、旅先で寺社参拝や御朱印集めを楽しんでいます。実際に訪れた寺社の魅力や御朱印の背景にある歴史・信仰などを、自身の経験を交えながらわかりやすくお伝えする記事を制作していきたいと思っています。

 

 

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