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【御朱印情報】滋賀県「建部大社」の「近江国一之宮」の多彩な御朱印

滋賀県大津市にある「建部大社」は、「近江国一之宮」として古くから親しまれている神社です。古社らしい伝統的なデザインの御朱印を直書きしていただけるほか、季節や特定日の限定で多彩な御朱印が授与されています。

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近江国一之宮「建部大社」

滋賀県大津市にある「建部大社(たけべたいしゃ)」は、「近江国一之宮」として古くより親しまれ、「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」を祀る神社として知られています。

 

日本武尊の死後の景行天皇46年(116年)に、妃であった「布多遅比売命(フタジヒメノミコト)」と子供の「建部稲依別命(タケベノイナヨリワケノミコト)」によって神崎郡建部郷千草嶽(現在の東近江市五個荘伊野部町付近の箕作山)に日本武尊を「建部大神」として祀ったのが始まりと伝わっています。
飛鳥時代の天武天皇4年(675年)には、近江国の守護神として瀬田大野山に移され祀られます。奈良時代に入って天平勝宝7年(755年)に「大己貴命(オオナムチノミコト)」を権殿に祀り、正式に近江国一之宮に定められます。鎌倉時代の貞応2年(1223年)に、大野山の麓から現在の建部大社がある地に移されたそうです。

 

平安時代に定めらた延喜式神名帳の中で、建部大社は「近江国滋賀郡 建部神社」として登場していることからも、古くから地域の中核的な役割を担ってきたことがわかります。明治4年(1871年)に社格が県社になり、建部大社と社名が改められました。

建部大社_神門
立派な提灯が目立つ建部大社の神門がお出迎えしてくれます。
建部大社_境内社殿
現在の社殿は江戸時代の文久元年(1861年)に建造されたと伝わる歴史あるものです。

 

 

近江国一之宮の伝統的なデザインの直書き御朱印

建部大社では、伝統的なデザインの御朱印を直書きで授与していただけます。
「近江国一之宮」「神社印」の朱印に、「近江国一之宮」「神社名」「参拝日」の墨書きのシンプルなデザインです。

建部大社_御朱印
時間をかけて丁寧に書き上げていただいた建部大社の御朱印です。

 

建部大社の御祭神は日本武尊です。彼は勇敢で英雄的な人物として知られ、皇室の三種の神器のうち「草薙の剣」と結びつけられています。
仕事運、出世開運、勝負運、交通安全、家内安全、病気平癒、縁結びなどのご利益が期待できると、建部大社にはたくさんの参拝者が訪れています。平安時代末期に平氏を倒し鎌倉幕府を開いた「源頼朝(みなもとのよりとも)」が建部大社を訪れ戦勝祈願し、その後の成功につながったというエピソードが残っており、特に勝利祈願や成功祈願の神社として知られるようになりました。
建部大社に参拝し、参拝の証に伝統的なデザインの御朱印をいただけば、日本武尊のご加護を授かれることでしょう。

 

この御朱印は、私がオーダーメイドの注文をしたオーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」に書いていただきました。 本紙は、職人さんが1枚1枚手漉きした高品質の土佐手漉和紙の中でも「楮紙(こうぞし)」という、和紙らしい表面感があり、あたたかみのある白色が特徴のものを選択しています。
一文字一文字丁寧に書き入れていただいた墨書きは、とめ・はらいがシャープな特徴的な書体で、土佐手漉和紙の質感とあいまって絶妙なかすれが生み出され、芸術的な仕上がりになっています。日本武尊が日本各地で活躍した勇ましさを表しているかのように感じます。

 

 

季節・特定日限定の多彩な御朱印

建部大社では、通常御朱印の他に季節限定や特定日限定の御朱印も授与されています。
私が参拝に訪れた令和6年(2024年)8月には「なつもうで」の限定御朱印が授与されていたので、こちらもいただきました。カラフルで夏らしい背景に、建部大社の黄金色の文字が光ります。左上の花火が、いかにも夏らしく涼し気な雰囲気の御朱印になっており、御朱印集め好きにはたまらないデザインだと思います。

建部大社_御朱印_なつもうで
建部大社の季節限定の御朱印は、季節を表現した鮮やかな色彩のイラストが人気です。

 

建部大社では、いろいろな限定御朱印が授与されていますので、参拝に訪れる際にはどのような御朱印が授与されているか事前にチェックされることをおすすめします。

 

 

 

 

 

 

勝負運のご利益「頼朝公の出世水」

建部大社を訪れた際にぜひ立ち寄っていただきたいのが「頼朝公の出世水」です。
源頼朝が平治の乱に敗れた後、伊豆国に流される途中で建部大社に立ち寄り、源氏の再興を祈願し、その後に願いが成就し、源氏が再興されたことが名前の由来だそうです。
飲用も可能で、ありがたい美味しい水として地元の人達にも人気になっていて、定期的に水を汲みに来る人もいるようです。

建部大社_頼朝公の出世水
頼朝公の出世水は社務所前にあり、涼やかで和む雰囲気です。
建部大社_頼朝公の出世水_飲用
社務所で紙コップをいただき、さわやかなお水を一杯いただきました。

 

 

建部大社は、近江国一之宮として古くから地域の中心的な役割を担い、日本武尊や源頼朝ゆかりの勝負運の神社として注目されています。伝統的なデザインの直書き御朱印はもちろん、季節や特定日の限定御朱印も授与されていますので、御朱印集め好きの人にもおすすめできる神社のひとつです。滋賀県を訪れた際にはぜひお立ち寄りください。

 

※日本武尊を祀る神社として有名な熱田神宮に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】愛知県「熱田神宮」の草薙の剣の力を感じる伝統的な御神印

 

※同じ滋賀県内にある近江国三之宮として親しまれている多賀大社に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】滋賀県「多賀大社」の延命長寿のご利益が表現された御朱印

 

 

 

 

ライター:竹内友章
知多半島のお寺が好きで、知多四国霊場を中心にいろいろな霊場を巡礼し、観光やご当地グルメ(特にラーメン)を楽しんでいます。御朱印集めも趣味で、知多半島のお寺の御朱印はもちろん、全国各地の御朱印をもらいに巡り、アート御朱印などは取り寄せたりもしています。

 

 

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