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【御朱印関連情報】御朱印帳と納経帳の違いとは?
御朱印をいただくための帳面には「御朱印帳」と「納経帳」の二種類があることをご存知でしょうか。この記事では御朱印帳と納経帳にはどんな違いがあるのか、どんな場面で使用するのか、御朱印帳と納経帳を一冊にまとめていいのか、など様々な疑問についてお答えします。
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御朱印帳にいただく御朱印
御朱印は、神社や寺院で参拝者向けに押印・墨書きされるもので、拝受することでその神社仏閣を参拝したという証になります。御朱印をいただくための帳面を御朱印帳といい、種類や大きさなど様々なものが存在しています。
御朱印には「印章」「神社やお寺の名称」「ご神体やご本尊のお名前」などが記されています。神社の場合、社務所や御朱印授与所で、寺院の場合は寺務所でいただけます。
御朱印はご神体やご本尊の分身であり、神社や寺院と縁が結ばれた証である、と考えられています。そのため、スタンプラリーのようにして御朱印を集めるためだけに神社や寺院を訪れるのではなく、必ず参拝してから御朱印をいただくようにしましょう。
御朱印に関する基礎知識は、以下リンクの紫原もこさんの記事でも紹介されていますので、こちらもご参照ください。
納経帳にいただく御朱印
次に、納経帳について解説します。
「納経」とは、現世の安穏や来世の幸福を祈ったり、死者の追善供養のために、寺社にお経を奉納することです。元々は書写したお経(写経)を納めることが一般的でしたが、現代ではお経を寺社で読んで納める(読経)も認められています。
写経は、祈りの実践ともいわれており、文字を書くことで精神を集中させ、怒りや妬みなどの邪念を払い、心を安定させる効果があるとされています。
このように納経した証としていただく御朱印を記す帳面を「納経帳」といいます。現代では、四国八十八ヶ所霊場巡礼、西国三十三所巡礼に代表される、決まった寺院を納経しながら巡礼する際に納経帳が使われることが多く、納経の御朱印には「[奉納]の文字」「ご本尊を表す梵字」「ご本尊の名前」「寺院の名前」が書かれています。
寺院を巡って納経し御朱印を記した納経帳は、あの世に向かうときの通行手形になるともいわれており、人が亡くなった際に棺に入れる習慣もあります。
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御朱印帳と納経帳は一冊にまとめてもよい?
このように
御朱印帳:神社や寺院を参拝した証となる御朱印を記す帳面
納経帳:お経を納めた証となる御朱印を記す帳面
という違いがありますが、御朱印帳と納経帳を一冊にまとめてもよいのでしょうか?
1868年に明治政府が出した「神仏分離令」により、それまでの神仏習合が一般的だった神社寺院から、神社と寺院を明確に分離し、神道を国教とすることを目指しました。
このような歴史的な背景や、御朱印帳に拝受する御朱印と納経帳に拝受する御朱印の意味の違いなどの理由から、御朱印帳と納経帳を一冊にまとめることを断る神社・寺院も存在しています。
御朱印帳と納経帳を一冊にまとめてはいけないという明確なルールがあるわけではないのですが、意味や用途によって帳面をわけておいた方が確実ですし、あとから見返したときもわかりやすい思います。
オーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」では、書家の廣瀬和美さんが一筆一筆したためる仮名文字の「ごしゅいんちょう」「のうきょうちょう」の題せんで用途を区別したり、四国八十八ヶ所霊場巡礼用には専用の題せんに加え、八十八ヶ所の札所をページに示す寺名スタンプで四国八十八ヶ所霊場巡礼専用納経帳を仕立てることができます。
詳しくは以下リンクのページをご参照ください。
オーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」:四国八十八ヶ所霊場巡礼専用仕様
御朱印にもいろいろな種類や意味があり、御朱印を記す御朱印帳・納経帳にも様々な種類が存在します。
その意味や違いを理解した上で、ご自分の用途にあう帳面を探してみてくださいね。
ライター:糸崎 舞
0歳児を子育て中のママライター。
10代の頃から寺社仏閣巡りが趣味だったが、厄年に突入したことをきっかけに御朱印を集め始める。日々、御朱印の美しさに癒されたり、喝を入れてもらっている。
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