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【御朱印情報】群馬県「伊香保神社」の「鶴亀」に長寿・開運の願いが込められた御朱印

群馬県渋川市にある「伊香保神社」は、日本有数の名湯「伊香保温泉」の守護神として親しまれている神社です。長い石段を登りきって拝受する御朱印は、「名神大社」としての長い歴史や高い格式、長寿・開運の願いが込められた「鶴亀」が記された特別な1体です。

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日本有数の名湯「伊香保温泉」の守護神「伊香保神社」

群馬県渋川市、平安時代の歌集「万葉集」にも詠まれるほどの長い歴史がある日本を代表する温泉のひとつ「伊香保温泉(いかほおんせん)」の象徴になっている365段の石段街の最上部にある「伊香保神社(いかほじんじゃ)」は、温泉の守護神として古くから人々に親しまれてきた神社です。

 

伊香保神社の歴史は古く、平安時代にはすでに朝廷から高い格式を認められていたと伝わっています。承和6年(839年)には従五位下、元慶4年(880年)には従四位上、さらに長元3年(1030年)頃には正一位を与えられ、上野国(こうずけのくに、現在の群馬県)の中でも特に格式の高い「三宮」として地域の人々からあつい信仰をあつめました。
元々は榛名山(はるなさん)や水沢山(みずさわやま)を信仰の対象とする山岳信仰に由来すると考えられていて、時代の流れとともに現在の伊香保温泉の源泉近くへ移り、温泉の守護神として信仰されるようになったといわれています。
現在の御祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)です。大己貴命は縁結びや福徳の神として知られ、少彦名命は医薬・温泉・商売繁盛の神として信仰されています。そのため伊香保神社は、縁結び・開運招福・病気平癒・商売繁盛など幅広いご利益があるとされていて、伊香保温泉に観光や湯治に訪れる人をはじめ、たくさんの参拝者が訪れています。

伊香保神社_石段
伊香保神社の参道である長い石段は伊香保温泉のシンボルにもなっています。
伊香保神社_社殿
365段の石段を登りきった先にある伊香保神社の境内は、温泉街の賑わいから離れ、静かで清らかな雰囲気です。

 

 

「鶴亀」に長寿・開運の願いが込められた御朱印

私が伊香保神社を参拝した令和3年(2021年)5月時点で、御朱印は石段参道の途中の一の鳥居の近くにある社務所で授与されており、平日は社務所は無人で書き置きのみの対応、土日祝は有人で持参した御朱印帳への直書き対応も可能でした。
「奉拝」「伊香保神社」「参拝日」の墨書きに、「名神大社(みょうじんたいしゃ)」「神社印」の朱印がおされ、「鶴」「亀」が描かれるデザインで、私が参拝したのは日曜日だったので持参した御朱印帳に直書きしていただくことができ、初穂料は500円でした。

伊香保神社_御朱印
縁起の良い鶴と亀のイラストが丁寧に直書きされた伊香保神社の御朱印です。

 

「名神大社」とは、昔の朝廷が「特に大切で力のある神様を祀る神社」として国家的に重要視した神社のことです。
伊香保神社もそのひとつで、平安時代に編纂された官社一覧「延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)」に「伊加保神社 名神大」として記されています。現在の伊香保神社は伊香保温泉街の最上部にある「温泉の神様」という印象が強いですが、「名神大社」の朱印は、温泉を守護する役割のみならず、上野国で特に格式の高い神社として、古くから地域の人々の幅広い信仰をあつめてきた由緒正しき神社であることを示しています。

 

伊香保神社の御朱印で印象的なのは鶴と亀のイラストです。
鶴は古来より長寿や飛躍、亀は健康長寿や繁栄の象徴とされており、伊香保神社が参拝者の長寿や開運を願う思いが伝わってきます。特に亀の甲羅はハート形になっていて「心」と書き入れられていて、可愛らしい遊び心も感じることができ、特別感のある1体です。

 

力強く流れるような墨書きと堂々とした朱印、印象的な鶴亀のイラストがバランスよく配置された御朱印は、365段の石段を登りきって伊香保神社を参拝した証としてのいただく達成感も重なり、伊香保温泉観光や清々しい参拝体験の思い出とともに心に深く刻まれました。

伊香保神社_しおり
私は、伊香保神社の社務所で御朱印帳を購入して御朱印を拝受し、「縁」のしおりもいただき、温かい心遣いに感銘を受けました。

 

 

 

 

伊香保温泉の風情ある石段の街並みと自然景観

伊香保神社の歴史や成り立ちと切っても切り離せないのが「伊香保温泉」です。
伊香保温泉は、榛名山北東麓にある日本有数の名湯として知られ、1300年以上の歴史があるとされています。江戸時代には「子宝の湯」「婦人の湯」として有名になり、特に女性の湯治客が広域から訪れていたそうです。明治時代以降は文豪や政財界人の避暑地として発展しました。伊香保温泉では、鉄分を多く含む茶褐色の「黄金の湯」と、近年利用が進んだ無色透明の「白銀の湯」という2種類の温泉が湧き出ていて、効能も抜群と評判です。
現在の伊香保温泉を象徴するのが、温泉街の中心を貫く365段の石段街で、石段の起源は戦国時代の天正4年(1576年)頃とされています。長篠の戦いの後に甲斐国(かいのくに、現在の山梨県)の戦国武将・武田勝頼が伊香保の地を当時治めていた配下の真田昌幸(さなだまさゆき)に将兵の療養のために伊香保温泉の大規模な造成を命じ、石段が造られたといわれています。平成22年(2010年)には石段の延伸が行われ、「温泉街が1年365日にぎわうようになってほしい」という繁栄の願いが込められ、365段になったそうです。
現在の石段沿いには、旅館・土産物店・飲食店・足湯などが立ち並び、伊香保温泉ならではの独特の街並みが形成されていて、温泉情緒あふれる散策を楽しむことができます。
伊香保温泉は、歴史ある温泉文化と風情ある街並みが調和し、現代においても多くの観光客を魅了しています。

伊香保神社_伊香保温泉_石段
伊香保温泉の長い石段の両側にたくさんのお店が立ち並び、いつも賑わっています。

 

伊香保温泉は豊かな自然環境を楽しむことができる温泉としても有名で、長い石段の頂上にある伊香保神社の境内の、春は新緑、秋には紅葉、冬には雪景色など四季折々の異なる景観も親しまれています。特に新緑や紅葉の時期は温泉街の賑わいとは異なる静かな雰囲気の中で、自然環境を満喫することができますので、参拝の折には境内からの景色にもぜひ目を向けてみてください。

伊香保神社_境内
境内から二の鳥居の先には、谷川岳方面へと続く山並みの景観が広がり、伊香保ならではの雄大な自然を感じることができます。
伊香保神社_伊香保温泉_石段_ライトアップ
伊香保温泉では、春や秋の観光シーズンにライトアップイベントが行われ、人気になっています。

 

 

伊香保神社は、長い歴史と伝統的な温泉文化を有する伊香保温泉と深く結びつき、地域で重要な役割を果たしてきました。私は毎年のように訪れていて、変わらない穏やかな雰囲気に心が落ち着き、拝受した御朱印を見返すたびに参拝や温泉を楽しんだ思い出がよみがえっています。伊香保温泉を訪れた際には、長い石段を頂上まで登りきって伊香保神社を参拝し、縁起の良い御朱印をぜひいただいてみてください。

 

 

 

 

ライター:たまえ
家族旅行では各地の神社仏閣を訪れ、御朱印巡りを楽しんでいます。弓道や茶道にも親しみ、日本文化への興味が尽きません。その土地の空気や人との出会いを大切にし、思わず訪れたくなるような御朱印の魅力を発信していきたいと思っています。

 

 

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