- 【御朱印帳】土佐手漉和紙「朝光」 小判 38ページ 楮紙 白米×淡黄蘗
- ¥11,880
愛知県名古屋市中区にある「三輪神社」は、奈良県・大神神社から分祀された大物主大神を祀る神社で、縁結びのご利益が有名です。由緒正しき歴史を物語る伝統的なデザインの御朱印のほか、ネコやウサギのイラストが可愛らしい時期限定のアート御朱印など、多種多彩な御朱印が話題になっています。
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目次
愛知県名古屋市中区の大須(おおす)商店街の一角にある「三輪神社(みわじんじゃ)」は、戦国時代の永禄年間(1558〜1569年)に現在の大須地域を治めていた小林城主・牧長清(まきながきよ)が、故郷の現在の奈良県桜井市にある「大神神社(おおみわじんじゃ)」の主祭神・大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を祀ったのが始まりだとされています。
※大神神社に関して、以下リンクの記事で紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】「日本最古の神社」とされる奈良県「大神神社」の水墨画の御朱印
江戸時代後期の天保年間(1830〜1843年)に社殿が改築され、以降は尾張徳川家の尾張藩8代藩主・徳川宗勝(とくがわむねかつ)をはじめとした尾張藩主の崇敬をうけ、明治時代には尾張藩16代藩主・徳川義宜(とくがわよしのり)を合わせて祀りました。
大神神社の分社として扱われていたため、古くから「三輪大明神(みわだいみょうじん)」と呼ばれており、明治44年(1911年)に現在の三輪神社の名前になりました。
三輪神社は、名古屋を代表する繁華街「大須商店街」の一角にあるため、観光やショッピングを楽しみながら気軽に立ち寄ることができる神社として人気を集めています。最近では有名ミュージャンが参拝したことで「アイドルの聖地」としてSNSで注目され、朝早い時間から多くの参拝者が訪れる、大須の新しい顔として話題になっています。

三輪神社では多種多彩な御朱印が、境内の社務所で授与されています。
基本の御朱印は、右上に「丸」の金印に、中央には「三輪神社」の朱印、「奉拝」「名古屋三輪神社」「参拝日」の墨書きが書き入れられるシンプルなデザインで、持参した御朱印帳に丁寧に直書きしていただき、初穂料は400円でした。

この御朱印の写真は、境内にある季節のモノが飾られた撮影スペースで撮ったものです。参拝者に気持ちよく過ごしてもらう、楽しんでもらう、思い出に残してもらう、といった配慮が行き届いていて、たいへんありがたいです。
御朱印の中央の「三輪神社」の朱印は、日本で最も古い神社として認知されている大神神社の分社であることを象徴しています。
主祭神・大物主大神は、健康・金運・商売繁盛などのご利益が有名ですが、女性とのロマンチックな恋愛物語が伝説として残っていることから、縁結びの神様としても信仰されています。
この御朱印をいただき、楽しい演出がされた境内を散策すれば、いろいろな幸せが舞い込んでくるような気がしました。
この御朱印は、私がオーダーメイドの注文をした御朱印帳「千年帳」に書いていただきました。本紙は、職人さんが1枚1枚手漉きした高品質の土佐手漉和紙の中でも「楮紙(こうぞし)」という、和紙らしい表面感があり、あたたかみのある白色が特徴のものを選択しています。
太くしっかりとした書体で書き入れられた墨書きは、にじみが少なくはっきりと浮き上がっているように見えます。墨が染み込みやすく、筆を運びやすい土佐手漉和紙だからこその表現だと思います。土佐手漉和紙は、1000年もつといわれる高い保存性も特徴で、千年帳に御朱印をいただくことで、御祭神のご利益がいつまでも続き繁栄していくような気持ちになります。
※千年帳の本紙に関しては、以下リンクをご参照ください。
私が三輪神社を参拝した令和7年(2025年)5月には、基本の御朱印のほかにも期間限定の御朱印などたくさんの種類の御朱印が授与されていて、その中から月替わり御朱印をいただきました。
5月のこどもの日をイメージしたデザインの御朱印で、大きな猫の上には鯉のぼりのミニチュアを持ったうさぎが乗り、折り紙で作った兜をかぶる猫や、ちまきをもつ猫が可愛いらしく表現された、見た目にもほっこりとする印象のアート御朱印で、初穂料は700円でした。

三輪神社では、季節や祭事にあわせてたくさんの種類の限定アート御朱印が授与されていて、御朱印帳に直書き対応をしてくれるものもあるので、御朱印巡り好きにとってはたまりません。御朱印をいただいた人がSNSなどで情報発信して、話題になっていますので、多種多彩な御朱印の中からお気に入りの御朱印をみつけてみてください。
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三輪神社には、アート御朱印にも描かれているうさぎをモチーフにしたいろいろ演出があり、話題になっています。

その中でもぜひご覧になっていただきたいのが「うさぎの石像」です。
平成25年(2013年)に設置された福兎の石像は、神社で祈願して石像を撫でると好きなアーティストのライブのチケットが当たるりやすくなるというご利益がSNSなどで話題になり、実際に願いがかなったという人の投稿が多数あり、「推し活の聖地」的な扱いをされています。拝殿前に設置されていますので、可愛らしいうさぎの石像をぜひ撫でて祈願してみてください。

三輪神社は、日本最古の神社とされる大神神社から分祀された由緒正しき歴史があり、尾張徳川家からあつい崇敬をあつめてきた地域のとって重要な神社です。主祭神・大物主神とご縁を結ぶ御朱印や、ネコやウサギのイラストが可愛いらしいアート御朱印など、多種多彩な御朱印が話題になっていますので、名古屋の中心市街地を訪れた際にはぜひ立ち寄って、御朱印をいただいてみてください。
※同じ大須エリアにある大須観音と万松寺に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】愛知県「大須観音」の聖観音菩薩の迫力ある御朱印
【御朱印情報】愛知県「万松寺」の「織田家」「尾張徳川家」ゆかりの多種多様な御朱印
※愛知県名古屋市で御朱印が人気の寺社が、以下リンクの記事でまとめて紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。
ライター:竹内友章
知多半島のお寺が好きで、知多四国霊場を中心にいろいろな霊場を巡礼し、観光やご当地グルメ(特にラーメン)を楽しんでいます。御朱印集めも趣味で、知多半島のお寺の御朱印はもちろん、全国各地の御朱印をもらいに巡り、アート御朱印などは取り寄せたりもしています。
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滋賀県大津市にある「近江神宮」は、第38代・天智天皇を祀るために創建された神社で、「かるたの聖地」としても注目されている神社です。天智天皇が都を構えた大津京跡地に近江神宮が鎮座していることが記される、シンプルで伝統的なデザインの御朱印が授与されています。
愛知県南知多町にある知多四国霊場46番札所「如意輪寺」は、如意輪観音菩薩のご利益をいただける寺院です。梵字で独創的に表現された御朱印など、期間限定で様々なデザインのアート御朱印が授与されることで話題になっています。
神奈川県鎌倉市にある「鶴岡八幡宮」は、鎌倉市街の中心地に鎮座し、源氏・鎌倉幕府の守護神として信仰されていた歴史があり、現代でも鎌倉のシンボル的存在として親しまれている神社です。源氏ゆかりの朱印がおされる御朱印には、鎌倉幕府の繁栄の歴史が詰まっています。
栃木県鹿沼市にある「古峯神社」は、日本武尊をまつる修験の聖地で、別名「天狗の杜」と呼ばれています。バラエティに富んだアートのような天狗朱印がいただけると話題になっています。