
- 【御朱印帳】土佐手漉和紙「朝光」 小判 38ページ 楮紙 白米×淡黄蘗
- ¥11,880
山口県下関市にある「亀山八幡宮」は、ふぐの取扱量日本一の下関の氏神として崇敬をあつめています。毎月29日(ふくの日)限定で授与されるふくをモチーフにした御朱印や、季節や祭事にあわせた多種多様な期間限定御朱印が人気です。
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山口県下関市に鎮座する「亀山八幡宮(かめやまはちまんぐう)」の歴史は古く、貞観元年(859年)に宇佐神宮から勧請した応神天皇・神功皇后・仲哀天皇・仁徳天皇の神々をご祭神として祀ったのが始まりとされています。
※全国の八幡宮の総本宮とされる宇佐神宮について、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印関連情報】八幡総本宮の大分県「宇佐神宮」の歴史を体感できる御朱印
亀山八幡宮は本州最西端の関門海峡近くに立地していて、「関門海峡鎮護の神社」や「下関の総鎮守」として大内氏や毛利氏など歴代藩主の崇敬を受け、現代でも「関の氏神」として地域の人に愛されています。
※同じ関門海峡に面していて、関門海峡の守護神と信仰されてきた和布刈神社について、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印関連情報】福岡県「和布刈神社」の神宝「満珠干珠」がモチーフの御朱印
亀山八幡宮がある下関市は、河豚(ふぐ)の取扱量日本一で、亀山八幡宮の道向かいには「下関の台所」とも呼ばれ多くの観光客も訪れる大規模市場「唐戸市場(からといちば)」があり、ふぐをはじめいろいろな魚介類が扱われているほか、全国的にも珍しいふぐに特化した「南風泊市場(はえどまりしじょう)」もあるなど、西日本屈指のふぐの街として知られています。下関では「ふぐ」は「福」に通ずる縁起の良い食べ物とされていて「ふく」と呼ばれています。
亀山八幡宮の境内には、ふくにちなんだ巨大なふくの銅像がそびえています。神社に面した国道9号線からも像を眺めることができ「世界一の大きさのふぐの像」として知られています。初代のふくの像は、大東亜戦争に伴う金属供出のため、昭和19年(1944年)に惜しまれつつ失われてしまい、現在のふくの像は平成2年(1990年)にお目見えした二代目です。
像の設置月日は平成2年9月29日で、29(ふく)と語呂合わせするほどのこだわりぶりで、毎年9月29日には本格的なふぐシーズンに先駆けて豊漁や航海安全を祈願する「秋のふく祭」が実施されています。
亀山八幡宮では、通常御朱印や境内社「お亀明神社」の御朱印、亀山八幡宮とお亀明神社の見開き2ページの古図御朱印、ふくの日限定御朱印、季節や行事に合わせた限定の御朱印などバラエティ豊かな御朱印をいただくことができます。
私がいただいたのは、毎月29日(ふくの日)限定の「黒金ふく御朱印」と「波乗りふく御朱印」の御朱印で、初穂料はそれぞれ500円でした。
黒金ふく御朱印は、黒地に中央の神社印やフクの絵などに使用された金色が目立つデザインで、豪華さや特別さを感じる御朱印です。
波乗りふく御朱印は、左を向いたふぐの下に、伝統文様のひとつである「青海波(せいがいは)」が描かれています。波を意匠化した青海波とは、同心円が重なり合う文様であり、「絶えずに繰り返す穏やかな波のように、平和な暮らしが未来永劫続きますように」との意味が込められた吉祥文様でもあります。
29日にちなむ「開運 招ふく」「ふく日」の記載もあって、幸せな気分になりました。
私がいただいた御朱印以外にも切り絵のふく御朱印や、ふくの日のなかでも特別な2月9日と11月29日のみに授与される限定御朱印もあります。
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私が夏に参拝に訪れた時には、7月限定の夏越祭(なごしさい)の御朱印を御朱印帳に直書きしていただきました。 御朱印のテーマになっている亀山八幡宮の夏越祭は、毎年7月29日と30日に開催されていて、29日の夕方から夜にかけては前夜祭のステージイベントや盆踊りなどが、30日には御座船での海上渡御(かいじょうとぎょ)や花火大会、福引大会などが行われ、多くの人でにぎわいます。
見開き御朱印でありながら、初穂料500円で書き入れていただくことができ、たいへんありがたかったです。
ご紹介した以外にも、年間を通していろいろな限定御朱印が授与されていますので、参拝に訪れたときの季節の思い出になると思います。
亀山八幡宮は、ふくをイメージした限定御朱印に、世界一の大きさとされるふく像にと、ふくの街として有名な下関を象徴するような神社です。すぐ目の前にある唐戸市場でのふくグルメ観光とあわせて、ぜひ参拝してみてください。
ライター:neko
学芸員の資格を持つWebライター。九州を中心に全国の寺社仏閣に出掛け、御朱印を集めるのが趣味です。今までにいただいた御朱印は、御朱印帳5冊ほどになりました。
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