
- 【御朱印帳】土佐手漉和紙「朝光」 小判 38ページ 楮紙 白米×淡黄蘗
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福岡県北九州市戸畑地域の伝統的な祭り「戸畑祇園大山笠」は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている夏の風物詩です。祭りの中心となる「飛幡八幡宮」では戸畑祇園大山笠にちなんだ御朱印をいただくことができます。
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「戸畑祇園大山笠(とばたぎおんおおやまがさ)」は、福岡県北九州市の戸畑地区を中心に、毎年7月第4週目の金曜日から日曜日までの3日間で開催されるお祭りです。
その歴史は古く、起源は江戸時代後期にまでさかのぼります。享和2年(1802年)に戸畑地区に疫病が蔓延し、神社に祈願したところ、疫病が終息しました。疫病が収まったお礼として、村人たちが翌年の享和3年(1803年)に須賀大神に対して祝いのための山笠を作り、奉納したのが始まりとされています。
現在は、高校生以上が参加する「大山笠(東大山笠・西大山笠・中原大山笠・天籟寺大山笠)」4基と、中学生が参加する「小若山笠(小東山笠・小西山笠・小中山笠・小天山笠)」4基の計8基が奉納されています。
昼の幟や幕などが飾られた「幟(のぼり)山笠」から、日が暮れると夜の「提灯(ちょうちん)山笠」へと華麗に姿替え。昼山から夜山へと姿が変化するお祭りは全国的にも数が少なく、戸畑祇園大山笠ならではの魅力です。高さおよそ10m、重さ2.5tほどにも及ぶ大山笠を、「ヨイトサ、ヨイトサ」の掛け声に合わせて男衆が担ぐ提灯山笠が特に有名で、12段合計309個もの提灯が夜空に浮かび上がる幻想的な「光のピラミッド」が多くの人を魅了してやみません。
戸畑祇園大山笠の文化的価値は国内外に認められていて、ユネスコの無形文化遺産、国の重要無形民俗文化財や日本夜景遺産などに指定されています。
※同じくユネスコ無形文化遺産に登録されている唐津くんちの唐津神社に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】佐賀県「唐津神社」の「唐津くんち」の様子がモチーフの限定御朱印
戸畑祇園大山笠の中心となる神社が、福岡県北九州市戸畑区にある「飛幡八幡宮(とびはたはちまんぐう)」です。筑前(現在の福岡県)の宇都宮氏(麻生氏)の祖にあたる宇都宮重業が、鎌倉時代の建久年間(1190年~1199年)に故郷である現在の栃木県宇都宮市から氏神さまの八幡神を勧請したのが起源と伝わっており、戸畑地区の産土神として信仰を集める神社です。
また、江戸時代の戸畑は、戦国武将の黒田官兵衛が有名な黒田家が治めていた福岡藩に属しており、藩主をつとめていた黒田家の祈願所としての役割も果たしていました。
※同じ北九州市にある黒田家ゆかりの「春日神社」に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印関連情報】福岡県「春日神社」の戦国武将・黒田家にちなんだ御朱印
幾度かの移転を経た大正9年(1920年)に現在地に遷座され、平成7年(1995年)に、戸畑八幡神社から現在の飛幡八幡宮に名称が変更になっています。
飛幡八幡宮では、戸畑っ子が愛してやまない戸畑祇園大山笠が素敵にデザインされた御朱印と御朱印帳が授与されています。
飛幡八幡宮のベーシックなタイプな御朱印は、神社名の印と神社名や参拝日の墨書きが特徴です。シンプルなデザインながらも右下に押された提灯山笠の印が目をひきます。
オリジナルの御朱印帳は、表に夜の提灯山笠、裏に昼の幟山笠がデザインされたカラフルなものです。昼の幟山笠から夜の提灯山笠への姿替えが行われる戸畑祇園大山笠の特徴をよく表しています。
飛幡八幡宮以外にも戸畑祇園大山笠を奉納している神社で御朱印をいただけますので、飛幡八幡宮を参拝した際には、戸畑祇園大山笠ゆかりの神社めぐりもおすすめです。
中原大山笠(なかばるおおやまがさ)の神事が執り行われる「中原八幡宮(なかばるはちまんぐう)」は、安土桃山時代の天正7年(1579年)に中原村古野山(現在地神社がある場所の近く)に勧請後、寛文年間に現在地に社殿を創建したのが始まりと伝わっています。拝殿横の授与所で御朱印をいただけます。
天籟寺大山笠(てんらいじおおやまがさ)の神事が行われる「菅原神社(すがわらじんじゃ)」は、創建は不詳ですが、平安時代の貴族である菅原道真(すがわらのみちざね)が大宰府(だざいふ)に左遷される際に、天籟寺の地に宿をとったとの逸話が残っており、太宰府天満宮の建立後に現在地に勧請されたと考えられています。拝殿の左手にある授与所にて御朱印をいただけます。
福岡県北九州市で長く続いている戸畑祇園大山笠は、福岡県夏の三大祭りの一つにもなっていて、祭りの期間中は地域全体が祭り一色に染まり、たいへん盛り上がりにぎやかになります。戸畑祇園大山笠の雰囲気を感じることができる御朱印や御朱印帳もありますので、祭り見物はもちろん、御朱印巡りでも戸畑地域をぜひ訪れてみてください。
※福岡県夏の三大祭りの「博多祇園山笠」「小倉祇園太鼓」に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】福岡県「櫛田神社」の「博多総鎮守」の御朱印と「博多祇園山笠」
【御朱印情報】福岡県「八坂神社」の「小倉祇園太鼓」ゆかりの御朱印
ライター:neko
学芸員の資格を持つWebライター。九州を中心に全国の寺社仏閣に出掛け、御朱印を集めるのが趣味です。今までにいただいた御朱印は、御朱印帳5冊ほどになりました。
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島根県津和野町にある「太鼓谷稲成神社」は、日本五大稲荷の一つに数えられ、千本鳥居は山陰の小京都・津和野を代表する景観として知られています。願望成就から名付けられた日本で唯一の「稲成」の御朱印をいただくことができます。
徳島県阿南市にある「お松大権現」は、全国的にも珍しい猫を祀る神社で、必勝祈願の神様として信仰されています。猫の社紋入りの御朱印が特徴的で、2月22日の「猫の日」には限定の特別な御朱印が授与されることがあります。