- 【御朱印帳】土佐手漉和紙「朝光」 小判 38ページ 楮紙 白米×淡黄蘗
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福岡県北九州市にある「若松恵比寿神社」は、国の重要文化財「若戸大橋」の真下にある神社です。恵比寿様の神紋・柏紋が特徴の御朱印や、月替わりの季節にちなんだかわいいイラスト入りの限定御朱印が話題になっています。
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福岡県北九州市の「若松恵比寿神社(わかまつえびすじんじゃ)」は、市北西部の若松エリアと市中央部の戸畑エリアを結ぶ「若戸大橋(わかとおおはし)」の若松エリア側の真下に鎮座する神社です。鮮やかな朱塗りが印象的な若戸大橋は、北九州市の北西部にある洞海湾(どうかいわん)に架けられた橋であり、昭和37年(1962年)の完成当時は長さ627mを誇る「東洋一の吊橋」であり、国の重要文化財に指定されています。境内の随所から美しい橋を眺められるのが特徴です。
※若戸大橋で若松エリアと結ばれた戸畑エリアの伝統的な祭「戸畑祇園大山笠」にちなむ神社や御朱印について、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
若松恵比寿神社の創建は、一説によると今から1650年ほど前とされています。仲哀天皇と神功皇后が熊襲征伐に向かっていたところ、洞海湾にさしかかった途端に船が進まなくなり、忠臣の武内宿禰(たけうちのすくね)が漁夫に海中を調べさせました。すると、海中から光り輝く石が見つかったのだとか。この石こそ海神が皇后の旅を見守っている証の霊石として崇め、祠に祀ったことに由来しているそうです。
現在の神社周辺は埋め立てられていますが、かつては神社の入口が海岸に面していて、はるか昔に再びこの地を訪れた武内宿禰が、美しい海浜から「若々しい松」が連なる光景を愛でたとの逸話が伝わっています。このエピソードからこの地を「若松」と呼ぶようになったとの言い伝えも残っています。
若松恵比寿神社の主祭神は、事代主命(ことしろぬしのみこと)と大国主命(おおくにぬしのみこと)です。一般的には、事代主命は左手に鯛を右手に釣竿を抱え満面の笑みを浮かべた「恵比寿(えびす)」、大国主命は右手に打ち出の小槌を左肩に大きな袋を担いだ「大黒天(だいこくてん)」として知られています。
「恵比寿」「大黒天」「福禄寿」「毘沙門天」「布袋」「寿老人」「弁財天」の七福神のうちの二神を祀っていることから、商売繁盛・金運アップ・五穀豊穣・海上安全・大漁満足・家内安全など、いろいろなご利益をあずかれると多くの参拝者が訪れ、「若松のおえべっさん」の愛称でも親しまれています。
若松恵比須神社の御朱印は、「奉拝」「若松恵比寿神社」「参拝日」の墨書きと、中央に「三つ蔓柏紋(みつつるしがしわもん)」「神社印」の朱印が押印されたシンプルなデザインで、初穂料は500円でした。
「三つ蔓柏紋」は、植物の柏をモチーフとした紋で、神聖な植物とされる柏の葉は古くから神の供物を盛りつけるための器に使われています。また、新芽が出るまで葉が落ちないことから、「家が続く、代が途切れない」という意味も込められ重宝されていて、子孫繁栄の願いを込めた家紋とされ、恵比寿様の神紋でもあります。
また、月替わりで季節を感じるかわいいイラストが入った期間限定・限定数量の御朱印も授与されていて、御朱印集め好きの間で話題になっています。
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若松恵比須神社では、1年を通じていろいろな行事が開催されていますが、その中でも特に有名なのが、商売繁盛や家内安全に祈願する神事「十日ゑびす」です。1月9日~11日の祭り期間中には、鳥居から本殿へと続く参道沿いに数多くの屋台が立ち並び、朝から夜まで多くの参拝者で賑わいます。
福かき(熊手)や宝船など豪華景品が当たる「福笹福引」が実施され、新春の運試しとしてたくさんの人がチャレンジしたり、夜になると約300個もの提灯が灯り、幻想的な雰囲気へと一変し、若戸大橋と境内・屋台の照明が描く夜の美景も魅力のひとつになっています。
若松恵比寿神社は、北九州市若松エリアを代表する神社で、毎年1月の初詣や新春の風物詩「十日ゑびす」では、商売繁盛や金運アップのご利益を求めて多くの参拝者が訪れます。若戸大橋と境内の景色の移り変わりを、月替わりの季節を感じる期間限定御朱印ともに楽しむのもおすすめです。
ライター:neko
学芸員の資格を持つWebライター。九州を中心に全国の寺社仏閣に出掛け、御朱印を集めるのが趣味です。今までにいただいた御朱印は、御朱印帳5冊ほどになりました。
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