四国の職人が心に響く手仕事で仕上げる
オーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」

「千年帳」オンラインショップ
facebook twitter instagram TicTok YouTube

【御朱印情報】神奈川県「横浜厳島神社」の金運向上の「弁財天」とご縁を結ぶ可愛らしい御朱印

神奈川県横浜市中区にある「横浜厳島神社」は、「横濱弁財天」の名でも長年地域で親しまれている神社です。金運向上の神様として知られる「弁財天」とご縁を結ぶ御朱印には可愛らしいスタンプがおされ、己巳の日・乙巳の日・癸巳の日など巳のご縁日にはこの日限定の特別な御朱印が授与されています。

スポンサーリンク



 

 

金運向上の神様として親しまれる「横浜厳島神社」

神奈川県横浜市中区のJR関内駅から徒歩約2分の場所にある「横浜厳島神社(よこはまいつくしまじんじゃ)」は、古くから「横濱弁財天(よこはまべんざいてん)」の名で親しまれ、港町・横浜の繁栄を見守り続けてきた神社です。

 

御祭神は、宗像三女神といわれる市杵島姫尊(いちきしまひめのみこと)、多紀理姫尊(たぎりひめのみこと)、多岐都姫尊(たぎつひめのみこと)の三柱です。なかでも市杵島姫尊は仏教の弁財天と習合し、財をもたらす神として商人や武家からあつく崇敬されてきました。
※全国の宗像三女神を祀る神社の総本社である宗像大社に関して、以下リンクの記事で紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】福岡県「宗像大社」の「辺津宮」「中津宮」「沖津宮」の御朱印情報まとめ

 

横浜厳島神社は、平安時代末期にあたる治承年間(1177~1181年)に、のちに鎌倉幕府初代将軍となる源頼朝(みなもとのよりとも)が創建したと伝わっています。当時は現在の馬車道付近にあり、「洲干弁財天(しゅうかんべんざいてん)」として横浜村の鎮守社でもありました。
しかし、横浜開港にともない、明治2年(1869年)に現在の羽衣町へと移り「横浜厳島神社」と改称します。現在も馬車道付近には、「弁天橋」「弁天通り」など当時をしのばせる名称が残っています。
※源頼朝と関係が深い鶴岡八幡宮と旗上弁財天社に関して、以下リンクの記事で紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】神奈川県「鶴岡八幡宮」の鎌倉幕府を開いた源氏ゆかりの御朱印

 

【御朱印情報】神奈川県「旗上弁財天社」の源頼朝旗あげの逸話に関わる御朱印

 

横浜厳島神社_社殿
横浜厳島神社の社殿は、赤い屋根が印象的です。
横浜厳島神社_鳥居
赤い鳥居には「横浜辨天(よこはまべんてん)」と掲げられています。

 

 

可愛らしいスタンプが特徴の「弁財天」とご縁を結ぶ御朱印

横浜厳島神社では、社殿右手の社務所にて複数種類の御朱印が授与されています。

 

基本の御朱印は、「奉拝」「嚴島神社」「日付」の墨書きに、神社の社紋とともに「横浜銭洗辨天」の朱印、私が令和7年(2025年)10月に参拝した際にいただいた御朱印は周囲に「ふくろう」「ヘビ」「いちょう」「稲穂」「トンボ」の可愛らしいスタンプがおされるデザインでした。スタンプは季節や年によって変わるようです。書き置きタイプのみの対応で、初穂料は500円でした。

横浜厳島神社_御朱印
可愛らしい季節のスタンプが特徴的な「横浜厳島神社」の基本の御朱印です。

 

御朱印のデザインの中で、横浜厳島神社の社紋である「波に三つ鱗」の朱印が特に印象的です。
三つ鱗は鎌倉幕府の執権を握った北条家の家紋としても有名で、神社と鎌倉幕府の深いつながりが想像されます。また波の紋様は海の神である宗像三女神や弁財天が、港町横浜の海を守護する意味合いが込められているように想像しました。

 

 

巳のご縁日限定の特別御朱印

私が横浜厳島神社を訪れた令和7年(2025年)10月27日は、偶然にも60日に一度の「己巳(つちのとみ)の日」で、基本の御朱印とセットで己巳の日限定御朱印もいただくことができました。
己巳の日限定御朱印には、「嚴島神社」「奉拝」の文字と、参拝月を表す「神無月」の文字がプリントされていました。用紙の下部には優美な姿の弁財天と、令和7年の干支で弁財天の使いでもあるヘビが描かれており、手にするだけでご利益を授かれそうな雰囲気がただよっています。

横浜厳島神社_御朱印_己巳の日限定
「波に三つ鱗」が強調され、弁財天とヘビのイラストが可愛らしい、己巳の日限定御朱印です。

 

「己巳の日」は、弁財天の御使いのヘビが願いを弁財天に届ける日といわれ、非常に縁起が良い日だとされています。己巳の日に弁財天を参拝すると、金運・財運アップのほか芸術や商売繁盛にもご利益があるといわれています。私が訪れたときも、弁財天のご利益にあやかろうと多くの人が参拝に訪れていました。

 

横浜厳島神社では己巳の日のほか、乙巳(きのとみ)、癸巳(みずのとみ)の日などにも限定御朱印が授与されています。時期によってデザインが変わるようですので、特別な日にタイミングをあわせて参拝し、どのような御朱印が授与されているかぜひチェックしてみてください。

 

 

また、横浜厳島神社では御朱印とあわせて「御神饌(ごしんせん)」と「御朱印帳用のしおり」をいただくことができます。
御神饌とは神様にお供えした食べ物の総称であり、いただいた御神饌の中にはお米が少量入っていました。「炊飯の際に混ぜてお召し上がりください」と書かれていたため、自宅に帰ってからありがたく頂戴しました。
黄と茶の色合いが美しい紙製の「御朱印帳用のしおり」には、上部に「壽」と書かれた印がおされています。御朱印帳の角に挟み込んでおくと、どのページまで記入済か一目でわかりとても便利で、ありがたく使わせていただいています。
御神饌としおりをいただいて、弁財天のご利益を帰宅後もいただいている気分になりました。

横浜厳島神社_御神饌_御朱印帳用しおり
黄と茶のコントラストが鮮やかな「御朱印帳用しおり」と、神聖な白い紙の袋で「御神饌のお米」をいただきました。

 

 

 

 

ご利益が増す末社「銭洗辨天社」「豊受稲荷大明神」

境内の左手には、末社の「銭洗辨天社(ぜにあらいべんてんしゃ)」と「豊受稲荷大明神(とようけいなりだいみょうじん)」があります。

 

銭洗辨天では、湧き出る清水でお金を清め、清めたお金を使うことで福銭となり財運が巡ってくるといわれています。
私も弁天様の祠に拝んだあとに、手持ちのお金を清めました。ザルに硬貨を入れて水で清めると、大都会にいるにもかかわらずどこか自然の中に迷い込んだかのような、清々しい気分になりました。
また、私が参拝したのが己巳の日という特別な日であったことから、よりいっそう弁財天のご利益を授かったような気がしました。

横浜厳島神社_銭洗辨天社
色鮮やかな太鼓橋を渡ると「銭洗辨天社」にたどり着きます。
横浜厳島神社_銭洗辨天社_祠
ビルの間にある祠は、現代にも信仰の心を伝えています。

 

銭洗辨天社のさらに奥に鎮座するのが豊受稲荷大明神です。社や周囲には可愛らしい複数の稲荷が安置されていて、参拝客を出迎えてくれます。

横浜厳島神社_豊受稲荷大明神
豊受稲荷大明神に掲げられた「正一位 稲荷大明神」の真っ赤なのぼり旗も印象的でした。

 

横浜厳島神社の弁財天を参拝し金運のご利益を授かったあとは、そのご利益を強め、新たなご利益もいただける末社にもぜひ参拝してみてください。

 

 

横浜厳島神社は、源頼朝によって創建されたと伝わる歴史ある神社で、横浜の港町の安全を願う神様として長年地域に親しまれてきました。特に己巳の日には金運・財運のご利益にあやかろうと多くの人が参拝に訪れています。己巳の日にあわせて参拝し、銭洗いでもご利益を授かり、己巳の日限定の特別な御朱印をいただいてみてはいかがでしょうか。

 

※神奈川県横浜市で御朱印が人気の寺社が、以下リンクの記事でまとめて紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】神奈川県横浜市で御朱印が人気の神社・寺院5選

 

 

 

 

ライター:綾木ゆうき
福岡出身、山口県北部在住のWebライター。幼少期に6年間習字を習っていたことから、筆跡の美しさに魅了され御朱印収集をはじめました。現在は九州・中国地方を中心に、趣味の国内旅行を兼ねて全国各地の御朱印を集めています。

 

 

スポンサーリンク



都道府県別御朱印情報を探す

御朱印情報マップ

関連記事

千年帳バナー 千年帳バナー