- 【御朱印帳】土佐手漉和紙「朝光」 小判 38ページ 楮紙 白米×淡黄蘗
- ¥11,880
平安時代中期に活躍した陰陽師「安倍晴明」は、その功績と神秘性から神格化され、全国各地にゆかりの寺社があります。安倍晴明ゆかりの寺社として有名な京都府「晴明神社」、大阪府「安倍晴明神社」、奈良県「安倍文殊院」、香川県「冠纓神社」の概要情報・御朱印情報をまとめてご紹介します。
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「安倍晴明(あべのせいめい)」は、平安時代中期に活躍した陰陽師(おんみょうじ)で、日本の陰陽道(おんみょうどう)を代表する人物として広く知られています。陰陽道とは、中国の陰陽五行説や天文・暦学・風水などを基礎に、日本独自の信仰や習俗を取り入れて発展した学問・実践体系です。陰陽師は、陰陽道に基づいて、朝廷において天文観測、暦の作成、占い、方位の吉凶判断などを担った官職のことです。晴明は複数人の陰陽師の中でも卓越した才覚を発揮し、朝廷から絶大な信頼を得ました。
晴明は幼少期より天文や陰陽学に優れた素質を示したと伝わっていて、師の賀茂忠行・賀茂保憲親子から、陰陽道の奥義を受け継いだとされます。やがてその才能が認められ、第62代・村上天皇(むらかみてんのう)の時代に朝廷の陰陽寮(おんみょうりょう)に仕え、天文博士や陰陽頭として重要な職務を担当しました。星の動きや天変地異を正確に読み取り、吉凶を判断する能力は高く評価され、天皇や摂関家の信頼を集めました。
晴明に関しては数多くの伝説が残されています。
例えば、人の心を見抜く力や、式神と呼ばれる精霊を使役したという逸話、妖怪や怨霊を退けたという説話などです。これらは後世の創作も多く含まれますが、晴明が当時の人々から超自然的な力を持つ存在として畏敬されていたことを示しています。特に平将門の乱や天変地異に際して、晴明が的確な占断を下したとする伝承は有名です。
晴明の死後、その功績と神秘性から神格化され、京都に安倍晴明を祀る「晴明神社(せいめいじんじゃ)」が創建されました。現在も陰陽道の象徴である「五芒星(ごぼうせい、晴明桔梗(せいめいききょう)とも呼ばれる)」は護符や魔除けとして広く知られ、信仰の対象となっています。
晴明神社以外にも、全国各地に晴明ゆかりの聖地があり、晴明の功績や伝説を現代に伝えています。
本記事では、全国にある晴明ゆかりの寺社のうち、オーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」のサイトで御朱印情報をご紹介した寺社の概要情報・御朱印情報を以下にまとめています。
安倍晴明ゆかりの聖地を訪れる際の参考にしていただければ幸いです。

京都府京都市上京区にある「晴明神社(せいめいじんじゃ)」は、平安時代に活躍した陰陽師・安倍晴明を祀った神社です。「晴明桔梗」とも呼ばれる五芒星が輝く御朱印をいただくことができ、限定授与されている美しい刺繍御朱印が話題になっています。
※晴明神社に関する詳しい情報は、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】京都府「晴明神社」の陰陽師・安倍晴明ゆかりの「晴明桔梗」が神秘的な御朱印


大阪府大阪市阿倍野区にある「安倍晴明神社(あべのせいめいじんじゃ)」は、平安時代の陰陽師である「安倍晴明」を祀る神社で、晴明生誕の伝説がのこっています。五芒星の印が印象的な伝統的な御朱印をいただくことができます。
※安倍晴明神社に関する詳しい情報は、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】大阪府「安倍晴明神社」の陰陽師・安倍晴明ゆかりの「五芒星」が印象的な御朱印

奈良県桜井市にある「安倍文殊院(あべもんじゅいん)」は、飛鳥時代創建と伝わる古刹です。御本尊・文殊菩薩は「日本三文殊」のひとつに数えられ、騎獅文殊菩薩像が国宝に指定されていることが記される基本の御朱印のほか、この地で生誕した・修行したという伝説がのこる陰陽師・安倍晴明ゆかりの限定御朱印も授与されています。
※安倍文殊院に関する詳しい情報は、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】奈良県「安倍文殊院」の「日本三文殊」の文殊菩薩と陰陽師・安倍晴明ゆかりの御朱印


香川県高松市にある「冠纓神社(かんえいじんじゃ)」は、昔からのこる鎮守の森に囲まれた広い境内に様々なご利益をいただけるスポットがあり、陰陽師・安倍晴明ゆかりの神社としても知られています。複数種類のカラフルな御朱印が授与されていて人気です。
※冠纓神社に関する詳しい情報は、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】陰陽師・安倍晴明ゆかりの香川県「冠纓神社」のカラフルな御朱印

安倍晴明は、史実としては天文・暦学に優れた官人であり、伝説としては超常の術を操る陰陽師として、日本の文化や信仰に深い影響を残しました。その存在は、平安貴族社会の精神世界を象徴するとともに、後世の文学・芸能・大衆文化に至るまで大きな影響を与え続けています。晴明ゆかりの寺社を巡り、工夫が凝らされている各寺社の御朱印を拝受して、晴明とご縁をいただき魔除け・厄除け・災難除けなどのご利益を授かられてください。
ライター:千年帳編集部
オーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」の商品詳細情報や魅力、こだわりなどを発信しています。千年帳を携えて寺社を参拝し、実際に拝受した御朱印の情報など、御朱印巡り好きの人のためのお役立ち情報もお届けします。
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京都府京都市東山区にある「豊国神社」は、天下人・豊臣秀吉を祀る神社で、出世・開運の御神徳で広く信仰されています。御朱印には秀吉の馬印「ひょうたん」と家紋「五七桐」が記され、所蔵する刀剣「骨喰藤四郎」をモチーフにしたアート御朱印など限定御朱印が授与されていることでも話題になっています。
福岡県北九州市にある「篠崎八幡神社」は、1400年以上の歴史があり、江戸時代には小倉藩の大社にも選ばれました。優美な随神門をモチーフにした御朱印や、祭事の際に授与される期間限定御朱印が人気を集めています。
宮崎県都農町にある「都農神社」は、「日向国一之宮」として古くから信仰をあつめてきた由緒ある神社です。日本神話にちなんだウサギとネズミの意匠が印象的な通常の御朱印のほか、奥宮である「瀧神社」や毎月デザインが変わる限定御朱印も授与されています。
北海道函館市にある「函館八幡宮」は、函館山の麓に鎮座し、函館の街の歴史と共に歩んできた神社です。御朱印には、函館の街全体を守護する「函館総鎮守」の印がおされ、室町時代からの長い歴史や函館はもちろん北海道全体の開拓の神として信仰されてきたことを物語っています。