四国の職人が心に響く手仕事で仕上げる
オーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」

「千年帳」オンラインショップ
facebook twitter instagram
facebook instagram twitter

【御朱印情報】徳島県「眉山天神社」の手書きの美しすぎる御朱印

徳島県徳島市のシンボル的存在の「眉山」の麓に鎮座する「眉山天神社」は、学問の神として親しまれている神社です。眉山天神社の歴史や手書きにこだわった美しすぎる御朱印をご紹介します。

スポンサーリンク



 

 

学問の神として知られる徳島県「眉山天神社」

徳島県徳島市のシンボル的存在の「眉山(びざん)」の麓に鎮座する「眉山天神社(びざんてんじんじゃ)」は、江戸時代後期の文化6年(1809年)の創建で、200年以上の歴史がある神社です。公式ホームページによると、「潮音寺の鎮守として、瑞巌寺一顎和尚が甲州恵林寺から携えてきた高さ6寸の渡唐天神木像を祀ったのが天神社の起源とされています。文化6年(1809年)に現社地に1社を創建、潮音寺の神像を祀り、旧藩主蜂須賀公が代々保護し、文教の神として尊崇されてきました。」という由来があります。「潮音寺(ちょうおんじ)」は現在もあるお寺で、眉山天神社のすぐ近くにあります。
御祭神の菅原道真公は遣唐使の使節団の1人に選ばれていましたが、実際には唐には渡っていません。唐へ行った道真公をイメージしたお姿が「渡唐天神(ととうてんじん)像」です。由来には高さ6寸とあるので、およそ18cmの小さな像のようです。神社という形になってからは200年あまりですが、御神体は徳島藩主蜂須賀家に代々「学問の神」として信仰されていました。

眉山天神社_鳥居
参道の鳥居は「文化六年」と刻まれているので、創建当初に奉納された歴史あるものです。

 

 

 

眉山天神社の見どころ

眉山天神社には境内に摂社末社がいくつかあり、さまざまな見どころがあります。社殿向かって左側には眉山稲荷神社が鎮座しています。商売繁盛の御利益があり、社殿には大小さまざまな狐の像が奉納されています。

稲荷神社の左には「九人(くにん)大明神」という狸の神さまが祀られています。昔々、眉山に住んでいた母狸が9匹の子を立派に育て上げたことから、人々があやかりたいと願って祠に祀りました。小さな祠の前には子供たちに見立てた狸の像がたくさん並んでいます。九人大明神は出世や開運、勝負事などに御利益があるといわれているので、ぜひ参拝してみてください。

眉山天神社_九人大明神
九人大明神には、かわいらしい狸の像がたくさん並んでいます。

 

境内の左奥には「姫宮神社」があります。縄文時代からあるといわれる大きな陰石が御神体で、夫婦円満や家内安全、縁結びの御利益があるといわれています。赤い鳥居にはピンクのハート型の扁額がかけられ、ハートの敷石もあってかわいらしい雰囲気。女性に人気があるパワースポットです。

眉山天神社_姫宮神社
姫宮神社にはハートの扁額がかけられており、奥の岩が御神体です。
眉山天神社_なで牛
眉山天神社近くの出身の瀬戸内寂聴さんが命名した「知恵の牛」は「なでればなでるほど知恵がつく」といわれるため、受験シーズンには願掛けをする学生の姿が多くみられます。

 

 


 

 

眉山天神社の手書きの美しすぎる御朱印

眉山天神社の御朱印は、お正月や阿波踊りで混雑する8月など、書置きのみの授与となる月もありますが、基本的には直書き対応です。御朱印の書き入れを担当するのは女性の神職おひとりで、丁寧に書き入れをしていただけます。女性ならではの感性と美しい色使いが魅力で、御朱印を楽しみに参拝する人も多いです。
お正月には干支、春には桜など、季節の花・行事などをモチーフに、四季のうつろいを感じられるデザインが特徴です。見開き御朱印は毎月1~3種類が準備されており、月によって種類やデザインが変わります。

眉山天神社_御朱印_2023年正月
2023年のお正月の御朱印には、干支の「卯」と縁起のいい「吉兆」という文字が書かれていました。

 

九人大明神の狸と眉山稲荷の狐をモチーフにした御朱印もあり、8月の授与だったので、晴れ渡る夏空と涼しげな水辺を背景に、狸と狐が仲良く釣りをしているシーンが描かれていました。文字は「一人よりやっぱり二人。」とあり、挿絵にぴったりでストーリー性があります。

眉山天神社_御朱印_九人大明神狸_眉山稲荷狐
右上の「夏詣」の印は毎年7月・8月に開催される「徳島夏詣御朱印めぐり」の期間だけ押されるものです。

 

年に数回、見開き2面を使った豪華な御朱印が授与されることもあります。
眉山を背景に紅葉が舞い散る美しい晩秋の風景や、彼岸花が幻想的に咲き誇る光景など、美しく迫力があります。7月の授与だったので、蓮の葉が浮かび、金魚が泳ぐ涼しげな水面がデザインされています。文字は「心如水(こころみずのごとし)」、心が水のように清らかで強いという意味があります。

眉山天神社_御朱印_蓮の葉と水紋
見開き2面を使った御朱印は、蓮の葉と水紋が美しいデザインです。

 

 

御祭神の菅原道真公の命日にあたる2月25日と、天神祭の神事が開催される7月25日は、1日限りの特別御朱印が授与されている場合があります。どちらも事前に告知はないので、参拝したときはチェックしてみてくださいね。

眉山天神社_御朱印_合格之門
令和4年2月25日に拝受した「合格之門」の御朱印。デザインは変わる場合があります。

 

参拝は24時間可能な眉山天神社ですが、御朱印の対応時間は9:30~16:30頃までで、毎週火曜日と金曜日は見開き御朱印の対応不可など、御朱印の書き入れ対応にルールがありますので、お目当ての御朱印がある人は御朱印対応内容を事前にチェックして参拝されるのが安心です。

 

 

 

徳島県徳島市の眉山天神社は、徳島市の中心市街地にあり、観光途中に立ち寄るのにも便利な立地です。
この記事では眉山天神社で過去に私がいただいた御朱印を4体ご紹介しましたが、すべて書き手は同じ神職で、御朱印のデザインに合わせてさまざまな書体を使いわけ、ひとつのアート作品のような美しい御朱印を書いてくださいます。
徳島県内のみならず、関西地方や中国地方など遠方から毎月通ってくる人もいるほどで、御朱印集めが好きな人にはとてもおすすめです。

 

 

 

 

ライター:kanakana
神社仏閣・御朱印ブロガー。徳島県を中心に四国や淡路島で神社仏閣巡りを楽しむ御朱印ガールで、年間300体以上の御朱印を拝受しています。御朱印を通じて神社仏閣の魅力をご紹介します。

 

 

 

御朱印情報マップ

関連記事

千年帳バナー 千年帳バナー