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【御朱印情報】知多四国霊場の札所の能登半島地震復興支援御朱印

知多四国霊場の27番札所誓海寺と46番札所如意輪寺は、芸術性の高いアート御朱印を授与しています。令和6年(2024年)1月に発生した能登半島地震の復興支援のために、特別な限定御朱印を企画し、奉納料を復興支援の義援金として寄付する取り組みをいち早く開始されました。

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知多四国霊場27番札所誓海寺の能登半島地震復興支援の龍の御朱印

愛知県美浜町の山間部の善切(ぜんぎり)地区にある知多四国霊場27番札所「誓海寺(せいかいじ)」は、御本尊が釈迦如来の曹洞宗の寺院です。御本尊は釈迦如来の基本の御朱印の他に、住職手書きのアート御朱印が月替わりで授与されており、御朱印巡り好きの間で話題になっています。
※誓海寺の御朱印に関しては、以下リンクの記事でご紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。

 

【御朱印情報】知多四国霊場27番札所「誓海寺」と「禅林堂」の御朱印

 

また、同じ知多半島にあり、ともに南知多三十三観音霊場の札所でもある四国直伝弘法39番札所「全忠寺」とのコラボ御朱印や、イベント限定の御朱印など、地域で連携した取り組みにも積極的です。
※全忠寺に関しては、以下リンクの記事でご紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。

 

【御朱印情報】四国直伝弘法39番札所「全忠寺」の住職手書きのアート御朱印

 

 

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令和6年(2024年)の新春限定のアート御朱印として、誓海寺の山号「天龍山(てんりゅうざん)」と、令和6年の干支が「辰」であることにちなんで「龍」が描かれた御朱印が企画されました。

誓海寺_御朱印_令和6年新春アート「龍」_能登半島地震復興支援御朱印
住職が30分以上かけて書き入れてくださった令和6年新春の「龍」のアート御朱印。

 

住職は、この龍の絵を全て手書きで表現しています。住職の芸術家の域まで高められた筆さばきと、知識と経験がフルにいかされたすばらしいアート御朱印だと思います。
この龍のアート御朱印は、私がオーダーして使用しているオーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」に書いていただきました。私の千年帳のサイズは大判(縦257mm×横182mm)で、一般的な御朱印帳よりも大きなサイズなので、龍の姿を大胆に表現していただくことができました。
※千年帳のサイズに関しては、以下リンクで詳しく紹介されていますので、ご参照ください。

 

千年帳とは:サイズ

 

令和6年1月に能登半島で地震が発生し、大きな被害が出たため、急遽この新春限定の龍の御朱印が「能登半島地震復興支援御朱印」として授与されることになりました。御朱印の奉納料2,000円のうち1,000円が誓海寺より能登半島地震義援金として寄付されます。

 

龍は古くから神話や伝説に登場する空想上の生き物で、勇気やパワーの象徴とされています。龍の絵は、そのパワフルなエネルギーで人々を鼓舞し、困難に立ち向かう力を得ることができます。このことから、今回の能登半島地震の復興を支援するため、龍に願いを込めて被災者に届けることにされたそうです。

 

 

 

 

知多四国霊場46番札所如意輪寺の能登半島地震復興救援の梵字光明真言・不撓不屈の御朱印

愛知県南知多町内海にある知多四国霊場46番札所「如意輪寺(にょいりんじ)」は、御本尊が如意輪観音の真言宗豊山派の寺院です。病気平癒や子授けにご利益があるとされ参拝者のたえない寺院で、住職が書き入れてくださる梵字が特徴的なアート御朱印が月替わりで授与されていることでも知られています。
※如意輪寺に関しては、以下リンクの記事で詳しくご紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。

 

【御朱印情報】知多四国霊場46番札所「如意輪寺」の梵字が独創的な限定御朱印

 

令和6年1月に発生した能登半島地震で、如意輪寺がご縁がある能登半島の寺社にも大きな被害が出たことをきっかけに、能登半島地震で被災された人に寄り添い支援する目的で「能登半島地震復興救援御朱印」が企画されました。御朱印の志納金は2,000円からで、全額が能登半島地震復興救援のために寄付されます。

如意輪寺_御朱印_能登半島地震復興救援御朱印
梵字と個性的な書体で表現された如意輪寺の能登半島地震復興救援御朱印。

 

右のページには、大きな梵字「オン」と「不撓不屈(ふとうふくつ)」と書かれています。左のページには、光明真言のオンに続く梵字がゴールドで書かれており、右と左の梵字をあわせると光明真言になります。光明真言は広く知られている真言で、「宇宙を支配される大日如来様、私達の進む道を無量の光で遍く照らしてくださいませ」という意味で、大日如来の正式な真言とされています。
梵字には、守護や魔除けの効果もあるとされていますので、丁寧にあつかい唱えることで、その梵字の表す神仏のご加護を受けることができると信じられています。

 

不撓不屈の言葉には、住職の能登半島地震で被災された人に寄せる想いがこめられています。困難な状況に直面しても、決してくじけず、諦めずにいて欲しいとの意味があり、被災された人に、心の安らぎと希望を届けるとともに、様々な支えとなることを祈念されて、住職が選ばれたそうです。

 

住職が長年培ったの技術や芸術性と、能登半島地震で被災された人に寄せる想いが組み合わさった、これからの未来を照らしてくださるような御朱印だと私は感じました。

 

この能登半島地震復興救援御朱印も千年帳に書き入れていただきました。本紙は、職人さんが1枚1枚手漉きした高品質の土佐手漉和紙の中でも「三椏紙(みつまたし)」という表面が滑らかなものを選択しています。
墨の染み込みがよく、一気に書き上げることができるので、墨の濃淡の表現がしやすいと住職がおっしゃっていました。また、住職は平筆(ひらふで)という幅が広い筆で梵字を書かれるのですが、三椏紙だと墨をつけてから滑るように書くことができ、線の太さを変化させる表現をしやすいとのことで、あたらめて土佐手漉和紙の魅力に関心をもたれていました。
※千年帳の本紙に関しては、以下リンクで詳しく紹介されていますので、ご参照ください。

 

千年帳とは:本紙

 

 

能登半島地震は、大きな被害が発生し能登半島にお住まいの人の生活を一変させるたいへんな災害になってしまいましたが、遠く離れた知多半島でも誓海寺、如意輪寺の御朱印授与のように、復興を支援する取り組みがいち早く始まっています。御朱印巡り好きの人は、すばらしい御朱印をいただきつつ、能登半島で被災した人に想いを寄せ、寄付もできる取り組みにぜひ参加をご検討ください。誓海寺、如意輪寺ともに御朱印の郵送対応もされていて、遠方の人でも参加可能ですので、詳細情報は各寺の公式情報をご確認ください。

 

※如意輪寺の能登半島地震復興救援御朱印の受付は令和6年(2024年)1月31日で終了しています。

 

 

ライター:竹内友章
知多半島のお寺が好きで、知多四国霊場を中心にいろいろな霊場を巡礼し、観光やご当地グルメ(特にラーメン)も楽しんでいます。御朱印集めも趣味で、知多半島のお寺の御朱印はもちろん、全国各地の御朱印をもらいに巡り、アート御朱印などは取り寄せたりもしています。

 

 

 

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