- 【御朱印帳】土佐手漉和紙「朝光」 小判 38ページ 楮紙 白米×淡黄蘗
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千葉県野田市にある「櫻木神社」は、野田鎮守として地域の人々から広く崇敬をあつめる神社です。「桜」をモチーフにした色鮮やかな御朱印や限定のアート御朱印など多種多彩な御朱印が授与されていて、御朱印に関連するいろいろな企画も話題になっています。
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千葉県野田市、東武野田線野田市駅から歩いて15分ほどの閑静な住宅街にある「櫻木神社(さくらぎじんじゃ)」は、野田市最古の神社として、地域の人々から広く崇敬をあつめる神社です。
櫻木神社は、平安時代初期の仁寿元年(851年)に、大化の改新で活躍した藤原氏の始祖である中臣鎌足/藤原鎌足(なかとみのかまたり/ふじわらのかまたり)の子孫・藤原冬嗣(ふじわらのふゆつぐ)の三男・藤原嗣良(ふじわらのつぐよし)が、この地に居を移した時、桜の大木があり、五穀豊穣や一族と土地の繁栄を願って祠を建てて「櫻の宮」と称したのが始まりと伝わっています。
社伝によると、鎌倉時代に浄土真宗の宗祖・親鸞聖人(しんらんしょうにん)が関東布教の折に櫻木神社に参籠し、神官の髙梨家に逗留して、聖徳太子像を作り、菩提樹の実で作られた自身の念珠のひとつをつかみ取り、髙梨家が末の世まで興隆するように念じて墓所に植えたとされています。江戸時代に「親鸞聖人足跡巡り」が流行すると、親鸞聖人自作の聖徳太子像と菩提樹の絵図を木版刷の御札にして押印の上、参拝の証として頒布しました。これが櫻木神社における御朱印の授与の原型になったといわれています。
神官の髙梨氏は、現代にわたっても系譜が続き祭祀の継承されていて、現在は28代目に当たるそうです。
長い歴史を持つ櫻木神社は現在の野田市内で最古の神社とされていて、深い由緒や格式の高さから現代においても地域の人々からあつい信仰をあつめ、御朱印をはじめとした授与品や美しい景観も人気で、たくさんの参拝者が訪れています。


私が櫻木神社を参拝した令和8年(2026年)9月には、基本の御朱印をはじめ、境内社・兼務社の御朱印や限定のアート御朱印など多種多彩な御朱印が授与されていました。すべて書き置きでの対応で、1度の参拝でひとり3体までの授与のルールが定められていました。
基本の御朱印は、「季節の色の文字が入った社名印」「季節の色の文字が入った社紋印」「黒花印」の3種類があり、今回私は「季節の色の文字が入った社名印」を拝受しました。
中央に大きく秋色(秋桜色)で「櫻木神社」の色文字、右下に「下総國のだ」、左に「奉拝」「参拝日」の墨書き、中央に「櫻木神社の印」の朱印、右下・左上に御神紋の「桜の花」、右に「満月のようにこころもまんまるにね」の文字と「十五夜」の図柄のスタンプがおされるデザインで、初穂料は500円でした。
季節限定の色文字は春色3月~5月、夏色6月~8月、秋色9月~12月、冬色1月~2月で変更されます。

御朱印の色文字や桜紋、そして、神社の起源や名前の通り、櫻木神社は桜が名物の神社として知られています。
手入れが行き届いた広大な境内には、約400本の桜が植えられ、桜が咲く3~4月には「さくらの日まいり」「例大祭」といった祭事が盛大に開催され、多くの参拝者で賑わいます。
櫻木神社には「さくら咲く 櫻の宮に 詣づれば 大神の恵みいただき 大願開花(桜の名所である櫻の宮(櫻木神社)に参拝し、神様の恵みをいただくことで、心に抱いた大きな願い事が見事に花開く)」という歌が古くから受け継がれています。櫻木神社には御祭神として、食物の神・倉稲魂命(うかのみたまのみこと)、戦いの神・武甕槌命(たけみかづちのみこと)、日本神話において最初に出てくる夫婦の神・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)の4柱が祀られています。生命・食・開運・良縁・安産などの多様な願いが桜が開花するように成就するといわれていて、桜が信仰と深く結びついています。
「しあわせの桜咲く」というキャッチフレーズもあり、櫻木神社の御朱印には、桜の開花と結びつけられたたくさんのご利益と、地域の人々が桜・神社と共に歩んできた歴史が凝縮されているように感じました。


櫻木神社の境内社である「川屋神社(かわやじんじゃ)」の御朱印も拝受しました。
水と川の流れを表現した絵が描かれた台紙に、右上に「奉拝」、右下に「櫻木神社内鎮座」、中央に「川屋神社」、左に「参拝日」の墨書き、中央に「川屋神社」の朱印がおされるデザインで、初穂料は500円でした。

川屋神社は、櫻木神社の境内のトイレ(KAWAYAホール)に祀られています。
御祭神は、土の女神・埴山姫神(はにやまひめのかみ)と水の女神・弥都波能売神(みつはのめのかみ)の2柱で、伊弉冉尊の便と尿から生まれた神だとされ、厠(かわや、トイレのこと)を司る神であると考えられています。川屋神社には、厠を綺麗にして清浄と清潔を守れば、美人になるという言い伝えがあり、とりわけ女性の美人成就・安産・子授け・下半身の病にご利益があるといわれています。
川屋神社の御朱印は、水と川の流れが美しく表現されていて、女性特有のご利益と結びついていますので、特に女性の参拝・御朱印拝受がおすすめです。

さらに私は「なのはな御朱印」を拝受しました。
咲き誇るなのはなにてんとう虫とみつばちがとまっているほのぼのとした雰囲気のイラストが描かれた台紙に墨書きと朱印がおされるデザインで、初穂料は500円でした。

なのはな御朱印は、千葉県女子神職会が開催している「なのはな御朱印めぐり」というイベントの特別企画です。
令和6年に第1回が開催され、令和8年7月から令和10年6月までの2年間の予定で第2回が現在開催されています。千葉県内にある21社で、それぞれの神社の個別のデザインのなのはな御朱印が授与されていて、全て集めると御朱印を収める「オリジナルバインダー」と女子神職手作りの「なのはな結び水引バンド」を拝受できます。
複数の神社を巡ったことを記録するために「開花の栞」というスタンプ台紙が授与されていて、台紙に描かれた白抜きのなのはなに、巡った神社のなのはなにスタンプで色がついていく仕掛けになっています。開花の栞は参加21社中9社のみでの授与で、御朱印の拝受は事前予約やSNS・HPなどで事前確認という対応の神社もありますので、御朱印対応が常時可能で、この企画の事務局となっている櫻木神社からなのはな御朱印めぐりを始めるのが推奨です。

私が今回櫻木神社を参拝した際には、「春から秋への十桜まいり」という企画も開催されていました。開催期間は毎年3月1日から11月30日までで、櫻木神社で授与されている御朱印を10体集めると満開記念品(非売品の御朱印帳など)を拝受できるという企画です。この企画の特別御朱印である「十桜御朱印符」が、複数体の御朱印を拝受した記録台紙にもなります。

櫻木神社では、1回の参拝で拝受できる御朱印はひとり3体までというルールがありますので、最低3回は参拝して御朱印を拝受しないと春から秋への十桜まいりを満願することはできません。私は今回の参拝で、基本の御朱印、川屋神社、なのはな御朱印、開花の栞、十桜御朱印符の5体(なのはな御朱印と開花の栞は1回に3体拝受のルール対象外)の御朱印を拝受しましたので、十桜御朱印符に5つの桜のスタンプをおしていただけました。
櫻木神社では、季節や行事などにあわせて多種類の限定アート御朱印が授与されていますので、何度も参拝してそれぞれの季節の景観や行事を楽しみながら、御朱印を集めていってください。もし期間内に10体の御朱印を集め終わることができなかった場合も、翌年以降の春から秋への十桜まいりの期間に継続して参加することができます。
私が今回拝受した御朱印以外にも、多種多彩な御朱印が授与されていました。毎月1日は「ついたち百菓」として季節のお菓子・御朱印・おみくじがセットで授与されていたり、桜の季節の行事の際には特別御朱印と桜まんじゅうの授与があるなど、櫻木神社では御朱印に関係するいろいろな企画がありますので、参拝の際にはどのような御朱印が授与されているかチェックして、楽しい企画にもぜひ参加してみてください。

櫻木神社は、野田鎮守として地域で重要な役割を果たしている神社です。神社の由緒・歴史・信仰と深く結びついている桜をモチーフにした多種多彩な御朱印が人気で、御朱印に関係するいろいろな企画は御朱印巡り好きの人の間で話題になっています。春の桜の時期はもちろん、美しい景観の櫻木神社を何度も訪れて、御朱印巡りの魅力にも触れてみてください。
ライター:民蔵
埼玉県在住、歴史関係が好きで古銭の収集や神社仏閣・城郭・博物館などの見学をライフワークにしています。寺社を見学するついでにと思って御朱印をいただき始めましたが、御朱印に記載された内容の意味がわかってくるともっと知りたくなりました。御朱印に込められた思いを、現地の空気感も含めてご紹介できればと思っています。
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大分県別府市にある「八幡竈門神社」は、別府で人気の観光スポット「地獄めぐり」近くに鎮座する神社です。境内には見どころが多く、拝殿の天井画「龍の水神様」や御神木「魂依の木」といった人気スポットをモチーフにした御朱印が授与されています。
島根県津和野町にある「太鼓谷稲成神社」は、日本五大稲荷の一つに数えられ、千本鳥居は山陰の小京都・津和野を代表する景観として知られています。願望成就から名付けられた日本で唯一の「稲成」の御朱印をいただくことができます。
東京都港区にある「赤坂氷川神社」は、「東京三大縁結び神社」のひとつとして認知度が上がっています。明治天皇が東京の重要な神社を定めた「東京十社」の1社であることを示す伝統的なデザインの御朱印をいただくことができます。
島根県津和野町にある「弥栄神社」は、全国の祇園社の総本社である京都・八坂神社から勧請された神社であり、「津和野の氏神さま」やユネスコの無形文化遺産登録の神事「鷺舞」で知られる神社です。約600年の歴史と京都・八坂神社との関係の深さを物語る御朱印をいただけます。