- 【御朱印帳】土佐手漉和紙「朝光」 小判 38ページ 楮紙 白米×淡黄蘗
- ¥11,880
愛知県南知多町にある知多四国霊場46番札所「如意輪寺」は、如意輪観音菩薩のご利益をいただける寺院です。梵字で独創的に表現された御朱印など、期間限定で様々なデザインのアート御朱印が授与されることで話題になっています。
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愛知県南知多町内海にある知多四国霊場46番札所「如意輪寺(にょいりんじ)」は、知多半島南西部の名鉄内海駅から近い場所にある真言宗豊山派の寺院です。かつてこの地にあった観福寺の寺院群の一院と伝わっています。
観福寺は、奈良時代に行基菩薩によって創建され、一山九院を有する大寺院群であったといわれています。観福寺の一院として如意輪寺の他に、知多四国霊場の45番札所泉蔵院(せんぞういん)、47番札所持宝院(じほういん)などが現在も残っています。南北朝時代から戦国時代にかけて衰退し、子院の多くも荒廃してしまい、現在は内海小学校、内海公民館があるエリアが観福寺の跡地とされています。
如意輪寺は、戦国時代の天文2年(1533年)に堂宇を再建、天正2年(1574年)に現在の愛知県稲沢市にある萬徳寺より梅山和尚が来山して、中興開山しています。
如意輪寺の御本尊は、寺名の由来にもなっている如意輪観音菩薩です。
観音菩薩の変化身の一つとされ、思うままに智慧や財宝、幸せをもたらすという如意宝珠(球のようなもの)と、悪いものや煩悩を打ち砕く法輪を持っていることが特徴です。腕は6本で、右膝を立てて座り、頬に手を添える姿が一般的で、天上界に迷う人々を救うとされ、6本の手で六道すべての人に救いの手を差し伸べる、深い慈悲の心をもっているといわれます。
如意輪観音の真言は「オン・ハンドマ・シンダマニ・ジンバラ・ウン・ソワカ」です。
如意輪寺の通常の御朱印は、御本尊・如意輪観音の御朱印です。
住職自らが筆を取り、穏やかな表情で静かに丁寧に書きあげてくださった様子に、御朱印に込める優しい気持ちを感じ取ることができました。
この御朱印は、私がオーダーして使用しているオーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」に書いていただきました。私の千年帳のサイズは大判(縦257mm×横182mm)で、一般的な御朱印帳よりも大きなサイズなので、如意輪観音の文字を大胆に表現していただくことができました。
御朱印を書き入れていただいた本紙は、職人さんが1枚1枚手漉きした高品質の土佐手漉和紙の中でも「三椏紙(みつまたし)」という表面が滑らかなものを選択しています。書き入れていただいた住職からは、筆が滑らかに動き、自分の思い通りに表現できたと、ありがたい言葉をいただきました。
書きあがった文字は全体のバランスがよく、形にとらわれず動きのある書体で、アート作品のような印象を受けました。住職の豊富な経験や知識と、千年帳の品質が組み合わさった傑作だと感じます。
この御朱印を見返すと、如意輪寺の参拝の楽しい思い出や住職が御朱印を書き入れてくださった様子が鮮明に思い浮かんできます。
※千年帳のサイズ・本紙に関しては、以下リンクで詳しく紹介されていますので、ご参照ください。
また、御朱印の左上には、俳句のような文章がデザインされた宝印が押されています。これは、2023年が弘法大師空海生誕1250年の記念の年にあたり、知多四国霊場で2024年6月30日までの限定でおされる弘法大師空海御生誕記念宝印で、札所ごとに異なるデザインが魅力で、御朱印集め好きの間で話題になっています。
如意輪寺の記念宝印は、弘法大師の著作「三教指帰(さんごうしいき)」の中から抜粋した文章を、住職がデザインしたものだそうです。
この記念宝印だけを、御朱印帳におしていただくこともできるので、希望する場合はリクエストしてみてください。
如意輪寺では、御本尊の通常の御朱印の他に、住職がデザインした梵字で書き入れるアート御朱印が月替わりで授与されます。
今回は、令和6年(2024年)新春のアート御朱印「般若心経秘鍵(はんにゃしんぎょうひけん)」をいただきました。これは、弘法大師空海が般若心経を密教的解釈で訳した一文を、梵字で表現した御朱印です。
この御朱印も千年帳に書いていただきました。
中央に力いっぱい書かれた般若心経の梵字「ジクマン」は、サンスクリット語で「無上の智慧と慈悲」という意味があり、般若菩薩の力が宿っていると考えられており、圧倒的な存在感です。
後ろには「ギャテイギャテイハラギャテイ×5・ハラソウギャテイボジソワカ」と梵字で書かれており、これは般若心経の最後の部分で、仏の教えを実践して悟りに至ることを意味しています。住職は、この文字を薄めの墨で陰影をつけ、梵字の魅力を色彩の変化で引き出したとおっしゃっていました。
梵字以外の文字も、梵字のような書体で統一感があるデザインになっていて、私はこの御朱印から秘められた力のようなものを感じました。梵字は仏教の経典やお寺などで使われることが多く、梵字自体が災いから身を守ってくれたり、開運の手助けにもなったりするといわれています。
住職の深い知識や経験、デザインセンスが発揮された唯一無二の御朱印です。
このような梵字デザインやカラーの期間限定御朱印の授与が定期的にあり、SNSなどで注目を集めています。御朱印対応できる日が限られおり、遠方の場合は郵送での対応もしてくださるので、授与を希望される人は如意輪寺の公式情報をチェックしてみてください。
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知多四国霊場第46番札所如意輪寺は、住職が自ら書き入れてくださる御本尊の御朱印や、梵字で表現されたオリジナリティあふれる限定アート御朱印が、御朱印集め好きの間で人気になっています。心を込めて丁寧に手書きしてくださり、梵字の秘めたパワーも授かれるような特別な御朱印です。
※知多四国霊場の御朱印と納経帳に関して、以下リンクの記事で詳細にご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
ライター:竹内友章
知多半島のお寺が好きで、知多四国霊場を中心にいろいろな霊場を巡礼し、観光やご当地グルメ(特にラーメン)も楽しんでいます。御朱印集めも趣味で、知多半島のお寺の御朱印はもちろん、全国各地の御朱印をもらいに巡り、アート御朱印などは取り寄せたりもしています。
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奈良県桜井市にある「大神神社」は、日本最古の神社とされ、御神体山「三輪山」を参拝する古代の信仰形態を現代に伝承しています。三輪山を拝む拝殿の厳かな雰囲気を水墨画で表現した特別な御朱印をいただくことができます。
オーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」の表紙には、日本の伝統的な染色技法で染めた染物の布を採用しています。日本人の知恵と工夫で、また風土を活かして、独自の発展を遂げた染物の歴史や技法・染料の種類をご紹介します。
東京都千代田区にある「神田明神」は、江戸幕府の庇護を受けた歴史をもち、庶民からも崇敬される「江戸総鎮守」です。日本三大祭のひとつ「神田祭」が有名で、通常の御朱印の他に祭礼限定や期間限定の御朱印も企画されています。
京都府京都市西京区にある「鈴虫寺」は、鈴虫の鳴き声を1年中聞くことができ、鈴虫説法が有名な寺院です。鈴虫の音色を通して人々の幸せを願う想いがこめられた御朱印をいただくことができます。