- 【御朱印帳】土佐手漉和紙「朝光」 小判 38ページ 楮紙 白米×淡黄蘗
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愛知県で初詣の参拝者数が多い上位5寺社(熱田神宮、豊川稲荷、大須観音、犬山成田山、真清田神社)の概要といただける御朱印の情報をまとめてご紹介します。
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目次
愛知県は、日本列島のちょうど中央部の東海地域の経済・文化の中心地で、人口は約750万人で、全国の都道府県の中で東京都、神奈川県、大阪府に次いで第4位の人口規模を誇ります。
古代から交通の要衝であり、戦国時代には織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といった歴史にその名を残す武将が生まれ活躍しました。江戸時代には東海道が通じ、伊勢湾・三河湾に面した地域の港を通じた海運も発展したことから、交易も盛んになります。
現代においては、トヨタ自動車をはじめとした製造業の拠点となり、日本のものづくりの中心的役割を果たしています。
愛知県内には神社約3,200社、寺院約4,800寺があるとされていて、信仰の文化が根づいています。神社の社数は、新潟県、兵庫県、福岡県に次いで全国第4位、寺院数は堂々の全国第1位で曹洞宗や浄土宗の寺院の数が多いとされています。
愛知県内にある神社や寺院の中には、歴史的・文化的に重要な役割を果たしてきた寺社が多数あり、信仰の場としてのみならず、日本国内はもとより全世界から観光客も訪れる人気の観光地にもなっています。
特に季節の祭事期には大勢の参拝者がおしかけ、特にお正月の初詣には新年が良い年になるよう祈願する人でにぎわいます。
本記事では愛知県内で初詣の参拝者数が多い上位5寺社の概要と、いただける御朱印に関して、まとめてご紹介します。
愛知県名古屋市熱田区にある「熱田神宮(あつたじんぐう)」は、三重県の「伊勢神宮(いせじんぐう)」、東京都の「明治神宮(めいじじんぐう)」と並び、日本三大神宮のひとつとされる神社です。
熱田神宮の創建は、伝承によると西暦113年とされています。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が、東の国を制定した後、尾張の国にさしかかった際、伊吹山に悪い神の知らせを聞き、退治しにいきます。しかしその時、草薙の剣(くさなぎのつるぎ)を宮簀姫(ミヤズヒメ)にあずけて行ってしまい、伊吹山で日本武尊は亡くなり、宮簀姫がその地に草薙の剣を祀ったのが、熱田神宮の始まりと伝わっています。
草薙の剣とは、素戔嗚尊(スサノオノミコト)が八岐大蛇を退治したときに、その尾から見つけた剣で、この剣を天照大神(アマテラスオオミカミ)に献上し、天照大神は自分の魂を込め、子孫に授けたとされます。天照大神は天皇の祖先であり、草薙の剣は天皇家の三種の神器になり、武力の象徴とされています。
草薙の剣は、現在は熱田神宮の祭神「熱田大神(天照大神の魂がやどった草薙の剣)」として、神職ですら容易に立ち入ることができない神域である熱田神宮本宮の「御本殿」に安置されており、日本の歴史や文化に深く関わり、国の象徴として大切に尊重されています。
このような経緯から、熱田神宮は皇室の御先祖様を祀っていることでその名に「神宮」がつく限られた神社で、尾張国の三宮として、また、中世以降は「日本第三の鎮守」として、国家的な崇拝を受けてきました。
例年の初詣の参拝者数は約230万人とされていて、これは全国でみてもTOP10に入る規模を誇ります。
熱田神宮では、御朱印のことを「御神印(ごしんいん)」と呼んでいます。
御神印は、「奉拝」「御神印」「参拝日」だけのシンプルなデザインで、本宮すぐ近くの「本宮授与所」にていただくことができ、初穂料は「300円以上のお志しをお納願います」という掲示がありました。
また、境内にある「上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)」と「八劍宮(はっけんぐう)」でも御神印がいただくことができます。両社の近くにある「上知我麻神社授与所」にて授与されていて、初穂料は本宮と同様に「300円以上のお志し」です。
※熱田神宮の御朱印と見どころに関して、以下リンクの記事で詳しくご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】愛知県「熱田神宮」の草薙の剣の力を感じる伝統的な御神印
愛知県豊川市にある「豊川稲荷(とよかわいなり)」は、正式名称「円福山 豊川閣 妙厳寺(えんぷくざん とよかわかく みょうごんじ)」という曹洞宗の寺院です。
「稲荷」と呼ばれる場合は「狐を祀った神社」を想像することが多いと思いますが、豊川稲荷は祀られている「吒枳尼天(だきにてん)」が稲穂を荷い、白い狐にまたがっていることから、稲荷信仰と結びつき、いつしか豊川稲荷の通称が広まっていったそうです。
京都府「伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)」、茨城県「笠間稲荷神社(かさまいなりじんじゃ)」と並び、日本三大稲荷のひとつと認知されています。
例年の初詣の参拝者数は約185万人とされています。
豊川稲荷では、通称が広がる理由にもなった「豊川吒枳尼眞天」の御朱印をいただくことができます。本殿前大鳥居(二の鳥居)横の御朱印所にて、御朱印担当の人が穏やかな表情で丁寧に直書きしてくださいました。納経料は300円でした。
豊川稲荷では、アート御朱印もいただくことができます。
私が参拝した際には「特別御朱印豐川吒枳尼眞天」をいただきました。狐に乗った吒枳尼眞天の姿や大本殿が美しく描かれた御朱印で、授与料は1,000円でした。
※豊川稲荷の御朱印と見どころに関して、以下リンクの記事で詳しくご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】愛知県「豊川稲荷」の稲荷の由来になった吒枳尼眞天の御朱印
愛知県名古屋市の中心市街地である中区大須にある「大須観音(おおすかんのん)」は、正式名称「北野山真福寺宝生院(きたのさんしんぷくじほうしょういん)」という真言宗智山派の別格本山の寺院です。
東京都の「浅草観音(あさくさかんのん)」=金龍山浅草寺(きんりゅうざんせんそうじ)、三重県の「津観音(つかんのん)」=恵日山観音寺大宝院(えにちざんかんのんじだいほういん)と並ぶ「日本三大観音」のひとつとされ、日本有数の観音信仰の聖地で、近年では外国人観光客も多く訪れる名古屋を代表する観光スポットにもなっています。
例年の初詣の参拝者数は約50万人とされています。
大須観音では、御本尊・聖観音菩薩の御朱印をいただくことができます。本堂下の朱印所で志納料300円にて、御朱印担当の職員さんが丁寧に書き入れてくださいます。「真言宗智山派別格本山」「サの梵字(聖観音菩薩をあらわす)」「寺号」の朱印、「奉拝」「参拝日付」「大悲殿(観音菩薩が安置されている場所)」「大須観音」の墨書きの、迫力がある御朱印です。
大須観音に祀られている聖観音菩薩像は、元々は現在の大阪府にある四天王寺にあったものだとされ、また、弘法大師空海が一刀三礼の方法で彫ったとものであるという伝承もあります。
※大須観音の御朱印と見どころに関して、以下リンクの記事で詳しくご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】愛知県「大須観音」の聖観音菩薩の迫力ある御朱印
愛知県犬山市にある「犬山成田山(いぬやまなりたさん)」の正式名称は「成田山名古屋別院大聖寺(なりたさんなごやべついんだいしょうじ)」で、千葉県成田市にある「成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)」の別院として創建された真言宗智山派の寺院です。
犬山成田山の御本尊は成田山新勝寺と同様の不動明王で、交通安全・家内安全・厄除けなどの祈祷を行う場として認知されています。特に愛知県内で交通安全祈祷といえば犬山成田山が一番に名前があげられ、自動車の祈祷に訪れる人が多くみられます。
例年の初詣の参拝者数は約45万人とされています。
犬山成田山では、御本尊である不動明王の御朱印をいただくことができます。
犬山成田山は「東海三十六不動尊霊場」の1番札所であるため「東海三十六不動尊霊場第一番札所」の朱印がおされ、「宝印」「寺院名」の朱印と、「奉拝」「参拝日」「不動明王」「地名と山号」の墨書きのデザインです。
犬山成田山では、通常御朱印のほかに期間限定の特別御朱印も授与されています。
令和6年(2024年)の初詣の際には、犬山成田山開創70周年記念の特別切り絵御朱印が授与されていました。豊かな人間関係を育み、良い縁に恵まれるイメージとされるピンク色の可愛らしい背景に、不動明王の文字が力強く表現されています。右側の昇龍と辰年の文字が令和6年の新春にふさわしいデザインになっています。
新年にはその年の干支などをデザインした特別御朱印が授与されるのが恒例になっているようです。
※犬山成田山の御朱印と見どころに関して、以下リンクの記事で詳しくご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】愛知県「犬山成田山」の交通安全・厄除け祈願の不動明王の御朱印
愛知県一宮市にある「真清田神社(ますみだじんじゃ)」は、神武天皇33年(紀元前628年)に創建されたと伝わる古社で、平安時代に国から名神大社と認められ、尾張国一の宮として長く崇敬されてきました。この地域が古くは木曽川の灌漑用水による水田地帯として栄え、清く澄んだ水によって水田を形成していたことから、「真清田」と名付けられたとされています。
御祭神は「天火明命(あめのほあかりのみこと)」で、日本神話には太陽神と農業神の性質を持つ神様として登場し、古事記では、天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)と高木神の娘である万幡豊秋津師比売命(よろづはたとよあきつしひめ)の間に生まれた神と記され、五穀豊穣や家内安全などのご利益をもたらすと信じられています。
古代にこの地を治めていた尾張氏(おわりし)が祖神として敬い、地域の氏神として崇敬をあつめています。
例年の初詣の参拝者数は約40万人とされています。
真清田神社では、シンプルなデザインの「尾張國一之宮」の御朱印をいただくことができます。
「尾張一ノ宮」「社名」の朱印と、「奉拝」「尾張國一之宮」「神社名」「参拝日」の墨書きのシンプルなデザインの御朱印です。
真清田神社では、不定期で特別御朱印も授与されていて、令和6年(2024年)には新年限定の特別御朱印が授与されていました。全体がゴールドの色彩が華やかで、辰年にちなんだ龍の絵柄がデザインされたものです。
真清田神社の不定期で授与される特別御朱印情報は、インターネット上の公式情報で発信されていないため、参拝したときのお楽しみという面があり、ある意味御朱印集め好きのコレクター心をくすぐるものでもあります。参拝時にはどのような御朱印が授与されているかぜひチェックしてみていただき、ご縁を大切にされてください。
※真清田神社の御朱印と見どころに関して、以下リンクの記事で詳しくご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】愛知県「真清田神社」の「尾張國一之宮」の由緒正しき御朱印
愛知県内で初詣参拝者数が多い神社・寺院上位5社の概要といただける御朱印をご紹介しました。伝統的でシンプルなデザインの御朱印はもちろん、期間限定のデザイン性豊かな御朱印を授与している神社もありますので、新年が良い年になるように祈願した証にぜひ御朱印もいただいてみてください。
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兵庫県淡路島にある「おのころ島神社」は、国生み神話ゆかりの神社で、日本三大鳥居とされる大鳥居や鶺鴒石など見どころが多いです。御朱印は「日本発祥の地」と記載されるのが特徴で、月替わりのカラフルな限定御朱印も人気です。
愛知県名古屋市にある「八事山興正寺」は、名古屋エリアの弘法大師空海信仰の中心的な役割を担い「尾張高野」とも称される大寺院です。御本尊の大日如来像は「名古屋三大仏」のひとつに選ばれていて、大日如来の伝統と格式の高さを感じる御朱印をいただくことができます。
オーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」の表紙のひとつである讃岐のり染「竹雀」の図案は、厄除けと富や繁栄、生命力と成長を意味するたいへん縁起の良いもので、ベースの紫色は仏教で高貴な色とされ、魔除けの意味もあります。
滋賀県多賀町にある「多賀大社」は、延命長寿のご利益で有名な滋賀県随一の大社です。御朱印に記載される「莚」の字から、延命長寿に関するエピソードを知ることができます。