- 【御朱印帳】土佐手漉和紙「朝光」 小判 38ページ 楮紙 白米×淡黄蘗
- ¥11,880
大分県別府市にある「八幡竈門神社」は、別府で人気の観光スポット「地獄めぐり」近くに鎮座する神社です。境内には見どころが多く、拝殿の天井画「龍の水神様」や御神木「魂依の木」といった人気スポットをモチーフにした御朱印が授与されています。
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大分県別府市にある「八幡竈門神社(はちまんかまどじんじゃ)」は、別府観光の目玉である「地獄めぐり(血の池地獄・竜巻地獄)」から徒歩15分ほどの場所に位置し、別府温泉郷観光の立ち寄りスポットしても人気がある神社です。
八幡竈門神社の創建は、記紀神話の時代にまで遡るという説があり、仁徳天皇(在位312-399年)の時代に、亀山の地に応神天皇(おうじんてんのう)や国常立尊(くにのとこたちのみこと)など33柱もの神様を奉斎したのが起源だといわれています。
奈良時代の神亀4年(727年)に、豊前国(現在の大分県)の宇佐から応神天皇と仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)の神霊が竈門荘宝城峯に降臨し、里人から信仰をあつめるようになったという伝説もあります。
その後、淳和天皇(在位823-833年)の世であった平安時代の天長3年(826年)に、宇佐より神功皇后(じんぐうこうごう)の神霊を合祀して以降、現在の「八幡竈門神社」と呼ばれているそうです。
※八幡総本宮の宇佐神宮に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】八幡総本宮の大分県「宇佐神宮」の歴史を体感できる御朱印
現在の八幡竈門神社には、応神天皇・仲哀天皇・神功皇后を主祭神に、36もの神々を祀っていて、これだけ多くの神様がまつられているのは全国の神社の中でもたいへん珍しいとされています。
開運や厄除け、良縁成就などの様々なご利益をあずかれるとされていて、たくさんの参拝者が訪れています。
八幡竈門神社では、御神木をモチーフとした御朱印や龍をテーマにした御朱印など数種類の御朱印が授与されていて、参道の右手にある授与所でいただけます。
私が今回いただいたのは、「銀龍」の御朱印で、青を基調とした紙に「奉拝」「八幡竈門神社」「参拝日」の文字と、龍のイラストがデザインされていて、初穂料は1,000円でした。
御朱印のモチーフになっているのは、拝殿内部の天井に描かれている「龍の水神様」です。龍は伝説上の生き物であり、八幡竈門神社では火災から守ってくれる水神として親しまれています。
また、銀龍は流れを司るとされていて、安定を司る金龍をデザインした御朱印も授与されていました。
私が八幡竈門神社を参拝した令和6年(2024年)の干支は辰で、龍を参拝し御朱印をいただいたことで、ご利益をより一層いただけたような感じがします。
境内にある「魂依(たまより)の木」と呼ばれている御神木のイチイガシも人気スポットになっています。
樹齢およそ500年と伝わる木は、圧巻の大きさで、幹は中に人が入れるほどの空洞になっているのが特徴です。
授与所で「魂依御守」を購入すると神聖な御神木の中に立って自然のパワーをいただくことができ、運気が高まるといわれています。
この御神木がデザインされた御朱印も授与されています。
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拝殿の近くには、長寿や金運の縁起物であり、幸運の兆しの象徴でもある「御神亀」が設置されています。その年に最もよい方角「恵方」を向いている亀をなでで拝むことで、繁栄・開運・健康長寿などのご利益に授かれると評判です。
八幡竈門神社には、以下のような鬼伝説が伝わっていることでも有名です。
その昔、八幡竈門神社が位置している竈門地区では、夜ごと人食い鬼が現れては里を荒らしていました。
困り果てた村人が八幡竈門神社の八幡神に鬼退治を祈願したところ、八幡神は鬼に「一晩で百段の石段を作れたら毎年いけにえをやるが、もしできなければ今後里には出てこない」と約束させたのだとか。
鬼は夜通しで石段を積み上げたものの、九十九段まで作ったところで夜が明けてしまいました。
鬼は夜明けを告げる一番鶏の鳴き声に驚いて逃げ出し、約束どおりその以降は現れなくなったそうです。
境内には、伝説ゆかりの「鬼が造った九十九の石段」があり、鬼が急いでいたことを物語るように、下の方は丁寧ですが、上の方は雑に作られていますので、参拝時には注目してみてください。
また、石段づくりに励んでいた鬼が忘れていったという石製の草履の片方「鬼が忘れた石草履」も境内にあり、人が履くと力が湧いてきて何倍もの力仕事ができるようになったり、体の悪い人が履くと元気になったりするといわれています。
長い歴史がある八幡竈門神社は、鬼伝説や拝殿天井の龍の絵などたくさんの見どころがあり、観光スポットとしても人気がある神社です。別府温泉郷の一角、別府観光で外せない「地獄めぐり」の近くにありますので、別府観光の際に立ち寄って、神社の人気スポットをデザインした御朱印をいただけば、観光の記念にもなると思います。
※同じ別府温泉郷にあり温泉文化と関連が深い八幡朝見神社と永福寺に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
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ライター:neko
学芸員の資格を持つWebライター。九州を中心に全国の寺社仏閣に出掛け、御朱印を集めるのが趣味です。今までにいただいた御朱印は、御朱印帳5冊ほどになりました。
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