- 【御朱印帳】土佐手漉和紙「朝光」 小判 38ページ 楮紙 白米×淡黄蘗
- ¥11,880
香川県善通寺市にある「甲山寺」は、弘法大師空海が幼い頃に遊んだ場所に建立された寺院であると伝わる古寺です。四国八十八ヶ所霊場74番札所の御本尊・薬師如来の伝統的な納経のほか、七福神霊場の「毘沙門天」、御本尊ゆかりの「うさぎ」をモチーフにしたアート御朱印も授与されています。
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目次
香川県善通寺市、甲山(かぶとやま)の北東の麓にある「甲山寺(こうやまじ)」は、正式には「医王山多宝院甲山寺(いおうざんたほういんこうやまじ)」と称する、真言宗善通寺派に属する寺院です。
甲山寺は、真言宗の開祖・弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)が生まれた四国八十八ヶ所霊場75番札所・善通寺(ぜんつうじ)のすぐ近くに位置していて、空海が幼い頃にこのあたりで遊んでいたという伝説があり、四国八十八ヶ所霊場74番札所にもなっています。
※善通寺に関して、以下リンクの記事で紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】香川県「善通寺」の真言宗十八本山1番札所の御朱印
空海が大人になり、懐かしい地に寺を建立しようと探索しているとき、おじいさんが現れて甲山のふもとであるこの地に建立すべき、と告げました。このおじいさんは洞窟に住む毘沙門天の化身であると悟った空海は、像を刻んで祀ったといわれています。
その後、第52代・嵯峨天皇(さがてんのう)の勅命によって、讃岐國(さぬきのくに、現在の香川県)にあった国内最大級のため池・満濃池(まんのういけ)の修復工事をするにあたり、この地で薬師如来像を刻んで修法を行い、無事に工事を終えることができました。弘仁12年(821年)に堂宇を建立して薬師如来を安置したことが甲山寺の始まりとされています。
戦国時代に土佐國(とさのくに、現在の高知県)の戦国武将・長宗我部元親による天正年間の兵火によって御本尊とわずかな堂宇以外がすべて焼失してしまい、長らく荒廃していましたが、江戸時代中期の享保20年(1730年)に本堂が、寛保2年(1742年)に大師堂が再建されました。
※長宗我部元親ゆかりの高知県・若宮八幡宮に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】高知県「若宮八幡宮」の長宗我部元親ゆかりの御朱印

甲山寺では御本尊・薬師如来(やくしにょらい)の御朱印をいただくことができ、この御朱印が四国八十八ヶ所霊場74番札所の納経にもなっています。
四国八十八ヶ所霊場巡礼のような特定の寺院を巡拝するときに、参拝した証として御朱印を拝受することを、参拝時にお経を納めることから「納経(のうきょう)」と呼び、御朱印を拝受する場所は「納経所」と表記され、霊場巡礼専用の御朱印帳は「納経帳(のうきょうちょう)」と名付けられています。
※四国八十八ヶ所霊場1番札所の霊山寺に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】四国八十八ヶ所霊場1番札所「霊山寺」のお遍路スタートの御朱印
朱印は右上に「第七十四番」、中央に御本尊の薬師如来を表す梵字「バイ」、左下に「讃州屏風浦甲山寺」がおされ、墨書きは右側に「奉納」、中央に薬師如来を表す梵字「バイ」と「薬師如来」、左側に「甲山寺」と書かれる独特な文字が印象的なデザインで、手書きならではの良さを感じる納経です。

この納経の左上の青いスタンプは、令和5年(2023年)が弘法大師空海生誕1250年にあたり、記念事業開催中におされていたもので、現在の納経にはおされません。
また、写真の御朱印は3種の朱印がそれぞれ2つずつおされていますが、霊場巡礼で複数回巡拝した場合は、墨書きは1回目のみ書き入れられ、2回目以降は朱印のみを複数回重ねていく「重ね印」をするのが一般的で、写真の御朱印の場合は2回目の巡拝を意味します。
甲山寺は、善通寺市周辺にある四国八十八ヶ所霊場のうち7寺院で構成された七福神霊場「七ヶ所まいり」のひとつで、お寺の縁起に関係する毘沙門天(びしゃもんてん)が祀られています。
四国八十八ヶ所霊場の納経とは別に七ヶ所まいりの御朱印をいただくことができ、七福神霊場専用の納経帳や一般的な御朱印帳に書入れしていただけるほか、季節のモチーフが描かれた書置き御朱印も用意されています。
※七ヶ所まいりの構成寺院のひとつである出釈迦寺に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】香川県「出釈迦寺」の弘法大師空海幼少期の「捨身ヶ嶽伝説」に触れる多彩な御朱印
私が令和6年(2024年)夏季に参拝した際にいただいたのが季節限定の「夏」の御朱印で、青空に映える入道雲と鮮やかなヒマワリの花が描かれています。印は右上に「七ヶ所まいり七福神」、中央に「毘沙門天」がおされ、墨書きは右側に「奉納」、中央に「毘沙門天」、左に「甲山寺」と書きいれられるデザインでした。

「七ヶ所まいり」の7ヶ寺では、年に数回お正月や七夕などに手水舎を生花で彩る「花手水(はなちょうず)」のイベントが開催されています。
甲山寺では花手水イベントに合わせて特別御朱印も頒布されていて、私は令和3年(2021年)の七夕シーズンに参拝したときの拝受しました。文字は右上に「七夕めぐり」、左下に参拝した日付が書かれ、中央には「四国八十八ヶ所甲山寺第七十四番」と、お寺のシンボルであるうさぎの印がおされるデザインでした。

甲山寺の御本尊である薬師如来の脇侍(わきじ、本尊の両脇に祀られる仏像のこと)には日光菩薩(にっこうぼさつ)と月光菩薩(がっこうぼさつ)が祀られていて、月光菩薩が持つ「月輪」にはうさぎが描かれています。このことから、うさぎが甲山寺のシンボルとなっていて御朱印のモチーフになっているほか、大小さまざまな16羽のうさぎが門やお堂の屋根の上などにいたり、うさぎをモチーフにしたかわいらしい授与品が企画されていたりと、「うさぎ寺」として認知が広がってきています。前出の毘沙門天の御朱印の写真の背景に写っている親子のうさぎの像もそのうちのひとつで、周辺が参拝者が奉納するリボンでかわいらしく彩られていて、甲山寺で人気の撮影スポットとなっています。
甲山寺を参拝した際には、うさぎを探しながら境内を散策してみてください。
甲山寺は弘法大師空海が建立し、1200年以上の歴史があると考えられている古寺で、近年ではかわいらしい「うさぎ寺」として親しまれています。四国八十八ヶ所霊場の伝統的な納経のほかにもさまざまな御朱印をいただくことができるので、香川県で神社仏閣巡り・御朱印巡りをするときはぜひ甲山寺にも参拝してみてください。
※甲山寺に関して、以下リンクの四国遍路情報サイト「四国遍路」の記事でも詳しく紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。
【74番札所甲山寺】空海が幼少期を過ごした地のお寺は「満濃池」と深き縁
【74番札所甲山寺】別名「うさぎ寺」で人気の季節の花で彩られるお寺
ライター:kanakana
神社仏閣・御朱印ブロガー。徳島県を中心に四国や淡路島で神社仏閣巡りを楽しむ御朱印ガールで、年間300体以上の御朱印を拝受しています。御朱印を通じて神社仏閣の魅力をご紹介します。
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