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【御朱印情報】北海道「北海道神宮頓宮」の子宝・良縁の「狛犬」の朱印がおされる御朱印

北海道札幌市中央区にある「北海道神宮頓宮」は、地域の人から「頓宮さん」として親しれ、札幌市中心市街地の立地から多くの観光客も訪れている神社です。良縁・恋愛成就・子授け・安産などのご利益があるされる「狛犬」の朱印がおされる御朱印をいただくことができます。

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札幌市中心市街地の名社「北海道神宮頓宮」

北海道札幌市中央区にある「北海道神宮頓宮(ほっかいどうじんぐうとんぐう)」は、明治11年(1878年)に札幌神社遙拝所として創建された神社で、「頓宮」とは「仮の宮」を意味します。

 

札幌神社は、現在の「北海道神宮(ほっかいどうじんぐう)」で、明治4年(1871年)に社殿が造営された場所は、当時の札幌市中心部からは距離があり、道も未整備の円山の山奥だったため、参拝が困難で、特に雪が多い北海道の冬季は参拝がままならなかったそうです。
そのため、札幌市中心部から札幌神社を参拝するための遥拝所が創建されたのが現在の北海道神宮頓宮の始まりで、当時の札幌市民全800戸の崇敬を集めたといわれています。
※同じく札幌神社遥拝所として創建された白石神社に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】北海道「白石神社」の初代・神武天皇を象徴する「菊の御紋」の御朱印

 

札幌神社遙拝所は、明治34年(1901年)の4月に失火で消失してしまいますが、明治43年(1910年)11月に「頓宮」と名称を改め、札幌まつりを運営する札幌市民で構成された札幌祭典区から札幌神社に社殿が奉納されることとなりました。現在の北海道神宮頓宮の名称になったのは、昭和39年(1964年)に札幌神社が北海道神宮に改称されたことがきっかけです。
※北海道神宮に関しては、以下リンクの記事で紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】北海道「北海道神宮」の開拓の歴史を感じる「北海道総鎮守」の御朱印

 

北海道神宮頓宮の御祭神は、開拓三神とされる北海道の国土の神である「大国魂神(おおくにたまのかみ)」、大黒様としても有名な「大那牟遅神(おおなむちのかみ)」、国土経営や医療、酒造の神である「少彦名神(すくなひこなのかみ)」と、日本の開国時に西洋列強と相対した第122代明治天皇です。

 

北海道神宮頓宮は、札幌市の中心部に鎮座し、観光スポットとしても人気です。札幌駅からは車で約6分、最寄りの地下鉄東西線「バスセンター前」からは徒歩約3分で、アクセスが良いのも魅力のひとつです。近くには、四季の自然を感じられる創成川(そうせいがわ)や札幌雪まつりで有名な大通公園(おおどおりこうえん)、札幌の街を一望できるテレビ塔、北海道の海鮮を堪能できる二条市場(にじょういちば)などがあります。

 

社務所では御札や御守り、御朱印、絵馬などの授与所があり、2階・3階は会合や結婚式の控室、茶道教室など様々な用途に使われており、地元市民も頻繁に訪れています。
夏には札幌の風物詩でもあり、約150年の歴史がある「札幌まつり」が行われます。札幌まつりの神輿渡御では、北海道神宮を出発した神輿が北海道神宮頓宮で折り返して戻っていきます。令和5年(2023年)には社殿横に神輿庫が奉納され、大神輿が大切に保管されています。

北海道神宮頓宮_神輿庫
社殿の横に立派な神輿庫があり、祭りで使われる大神輿が保管されています。

 

 

「狛犬」の朱印がおされる御朱印

北海道神宮頓宮では、令和4年(2022年)より頓宮限定デザインの御朱印の授与が始まりました。
「奉拝」「北海道神宮頓宮」「参拝日付」の墨書きに、「北海道神宮頓宮」と境内に安置されている「狛犬」の朱印がおされるデザインで、私が参拝した令和6年(2024年)は、明治天皇が祭神として増祀されてから60年の記念の年だったので「奉祝 明治天皇御増祀六十年」の朱書きが追加されていました。

北海道神宮頓宮_御朱印
境内に安置されている「狛犬」のイラストの朱印が特徴的な北海道神宮頓宮の御朱印です。

 

御朱印に朱印されている「狛犬」は、実際の境内にあり、北海道神宮頓宮の見どころとして知られていて、社殿前と鳥居前の2組があります。

 

社殿前の狛犬は、明治23年(1890年)に奉納された歴史あるものです。
約4万年前の支笏火山(しこつかざん)の大噴火の際に火砕流が冷え固まった凝灰岩「札幌軟石(さっぽろなんせき)」を使って製作されました。札幌軟石は、明治時代から昭和時代初期にかけて札幌市や小樽市の建設資材として多用され、人気観光スポットでもある小樽運河倉庫群にも使われていることで有名です。
この狛犬は、北海道内で製作された狛犬では最古のものといわれていて、彫りの造形も細かく躍動感があることから、貴重な史跡・文化財として大切にされています。
また、口の中に小さな玉が彫りだされた阿形の側に子がいることから、「安産」「子授け」「家内安全」の象徴としても信仰されています。ご利益を求めて狛犬をなでてお参りする参拝者の姿を多くみかけます。

北海道神宮頓宮_古狛犬
社殿前の狛犬は、口を開けている阿形の方に彫られている子が子授けや安産のご利益の象徴とされています。

 

鳥居前の狛犬は、平成6年(1994年)に奉納されました。
社殿前の狛犬とは違い、どっしりとした形で、約1,000年前の様式にならって製作されたものだそうです。この狛犬に触れて願うと良い御縁があるいわれ、縁結びのご利益が話題になっていて、特に若い女性に人気のようです。

北海道神宮頓宮_新狛犬
鳥居前の狛犬は、太い足や鋭い爪が特徴で、力強さを感じます。

 

北海道神宮頓宮には、狛犬をキャラクターにして描かれた頓宮限定の恋愛成就守りや子授け守り、家内安全招福絵馬や恋愛成就絵馬なども授与されていますので、参拝に訪れた際には2組の狛犬に注目してみてください。

 

 

 

 

桜やイチョウのハートマーク

北海道神宮頓宮は、春の桜、秋のイチョウの名所としても知られています。

 

春には、舞った桜の花びらを集めて境内にハートマークが作られていることもあり、写真映えするフォトスポットとしてSNSなどでハートマークと一緒に撮影した参拝者の写真が多数掲載されています。
秋には、社殿に向かう参道の両脇にあるイチョウの御神木が境内を彩ります。絨毯のように広がったイチョウによって絶景が作られます。

北海道神宮頓宮_社殿_ハート
社殿の前に桜やイチョウの花びらなどでハートマークが作られるのが、写真好きの間で話題になっています。

 

札幌市中心市街地に立地していて、いつもにぎわっている北海道神社頓宮ですが、比較的静かな早朝に参拝して、自然の美しさと境内の凛とした空気を楽しんでいる人もいます。

 

 

北海道神宮頓宮は、札幌市中心市街地にある四季を感じられる神社として、地元の人の参拝はもちろん、観光客にも人気のスポットになっています。授与される御朱印には、子宝や良縁のご利益で有名な狛犬の朱印がおされるのが特徴で、参拝の証・記念にぴったりですので、ぜひいただいてみてください。

 

※北海道札幌市で御朱印が人気の寺社が以下リンクの記事で紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】北海道札幌市で御朱印が人気の神社・寺院5選

 

※全国の一の宮に関して、以下リンクの記事でまとめて紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】全国の有名な「一の宮」でいただける御朱印情報まとめ

 

 

 

 

ライター:shironeko
神社仏閣巡りが好きなWebライター。北海道を中心に全国各地の神社仏閣を巡り、各地域の歴史探訪や観光も一緒に楽しんでいます。寺社参拝の際には、家族とともに御朱印をいただいています。

 

 

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