- 【御朱印帳】土佐手漉和紙「朝光」 小判 38ページ 楮紙 白米×淡黄蘗
- ¥11,880
東京都日野市にある高幡山明王院金剛寺(通称:高幡不動尊)は、約1100年の歴史がある古刹で、関東三大不動とされています。不動明王の御朱印は力強く迫力があります。
スポンサーリンク
東京都日野市にある「高幡山明王院金剛寺(たかはたさんみょうおういんこんごうじ)」は、「高幡不動尊(たかはたふどうそん)」「高幡のお不動さん」として親しまれています。約1100年前の平安時代初期に慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)が清和天皇の命を受けて、山の中に不動堂を建て、不動明王を安置したことで始まりました。
南北朝時代から多くの戦国武将から崇敬されていたといわれ、現在でも初詣から始まり、毎月28日の不動明王の縁日、節分会、萬燈会などの行事も盛んで、多くの参拝者が訪れることから、関東三大不動のひとつとされています。
不動堂や仁王門、不動明王像などが国の重要文化財に指定されており、長い歴史をもつ重厚感のある建造物や仏像の拝観を目当てに訪れる人も少なくありません。
高幡不動尊は、護摩修行や交通安全祈願でたいへん有名です。
護摩とは仏の智慧の火で煩悩を焼き尽くすことを表していて、不動明王の智慧を象徴している護摩の火で、煩悩を表している特別な薪を焼くことで、心願成就を祈ります。1日5回程度行われていますので、願いを成就させたい人はぜひ申し込んでみてください。特に「交通安全祈願の本山」ともいわれるほど交通安全祈願にご利益があることで知られており、毎日多くの祈願者が訪れています。
高幡不動尊の境内はとても広く、たくさんのお堂や仏塔がありますが、さらに裏山には八十八ヶ所巡りが整備されています。四国の八十八ヶ所巡拝を模したコースでお遍路体験ができ、ご利益を授かれるといわれています。八十八ヶ所巡りの入口は、仁王門を入って五重塔を目印に左側に進んで行ったところです。
コースは急な階段や坂がある山道ですので、歩きやすい靴で行かれてください。1周の所要時間は1時間ほどで、途中には見晴らし台や休憩できる場所もあり、お寺周辺の街並みを一望することができます。
道中では季節によって、咲き乱れるあじさいや彼岸花、紅葉などを楽しむことができます。あじさいまつり、もみじまつりなど季節の行事も開催されていますので、それにあわせて参拝に訪れれば、高幡不動尊の魅力をより感じられると思います。
88番目の弘法大師像の隣にある大師堂の前には、四国八十八ヵ所霊場の砂がまとめて埋められている「お砂ぶみ石」がありますので、巡拝後は忘れずにお参りしてくださいね。
この投稿をInstagramで見る
幕末最強の剣客集団・新選組の副長を務めた土方歳三は、高幡不動尊がある東京都日野市の出身であることから、新選組にちなんだ御守りやお土産もあります。また、土方歳三の命日である5月には新選組まつりも開催され、多くのファンで賑わいます。
高幡不動尊の敷地内には土方歳三の凛々しい銅像や、盟友である新選組局長の近藤勇、両雄の碑があります。宝物館には土方歳三の書簡や新選組の貴重な資料が展示されており、幕末好きの人は必見です。
幕末は徳川幕府を倒そうとする倒幕派と、守ろうとする佐幕派が激しく対立した時代。土方歳三は「新選組・鬼の副長」として恐れられ、徳川幕府を守るため最期まで戦い抜きました。そんな忠義を尽くした生き様から「最後のサムライ」と称されることもある地域のヒーローです。町をあげて新選組ゆかりの地であることをPRしているので、史跡巡りとして高幡不動尊を訪れる人も多くいます。
高幡不動尊では、崇敬を集める不動明王の御朱印を、奥殿の裏側にある納経所で、志納料500円(令和6年4月1日に改定)でいただくことができます。
不動明王を表す梵字と炎をかたどった印が押されており、墨書きも炎のようで力強さと迫力を感じる御朱印です。
不動明王は怒ったような怖い表情をしていますが、災いを焼き払いすべての人を導く慈悲深い仏様です。そのため病気平癒、疫病退散、家内安全などのご利益があるとされています。
桜やあじさいと五重塔が描かれた高幡不動尊オリジナル御朱印帳も1500円(御朱印を含む)で販売されていて、可愛らしいものやかっこいいものなど複数種類ありますので、特別な御朱印帳をお探しの人はぜひチェックしてみてください。
東京都内にありながら歴史と自然があふれる高幡不動尊。京王線高幡不動駅から徒歩3分ほどと、公共交通機関でのアクセスが良いこともおすすめポイントです。駅を出てすぐ右手が高幡不動尊の参道になっていて、お土産店や飲食店などが立ち並んでいます。古くからあるお店も多いのですが、新しいお店も続々とできており、高幡不動尊の周辺も楽しいところがたくさんあります。近くに大学もたくさんある学生街でもあるので、リーズナブルな飲食店もあります。
周辺エリアや広い境内を十分に楽しむためにも、ぜひ時間に余裕をもって訪れていただきたいお寺です。不動明王から力強いパワーをいただき、参拝した証で日常生活の守護にもある迫力ある御朱印の拝受もお忘れなく。
ペンネーム:いーまみ
武士の漢気に魅了されたWebライター。趣味の史跡巡りで歴史を感じながら、御朱印をいただいています。日本史にゆかりのある神社仏閣の御朱印とそれにまつわる歴史を学ぶのが好きです。
スポンサーリンク
オーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」のプロジェクトサポーターで高知県立紙産業技術センターの研究員・有吉正明の高知県の紙産業の発展にかける想い、土佐和紙の技術や特徴、千年帳の開発・制作の経緯などをインタビューしました。 (さらに…)
京都府京都市伏見区にある「醍醐寺」は、真言宗醍醐派の総本山で、ユネスコの世界遺産にも登録されている、歴史・文化的に価値の高い大寺院です。複数の霊場巡礼の札所になっていて、複数種類の御朱印を拝受でき、御本尊・薬師如来の御朱印には、開山の祖である「理源大師聖宝」の教えが込められています。
岐阜県岐阜市にある「常在寺」は、戦国武将・斎藤道三ゆかりの日蓮宗の寺院です。参拝の証としていただける御首題には、日蓮宗の御題目「南無妙法蓮華経」と「斎藤家菩提所」の墨書きがのびやかに美しく記されます。
オーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」の表紙には、日本の伝統的な染色技法で染めた染物の布を採用しています。日本人の知恵と工夫で、また風土を活かして、独自の発展を遂げた染物の歴史や技法・染料の種類をご紹介します。