
- 【御朱印帳】土佐手漉和紙「朝光」 小判 38ページ 楮紙 白米×淡黄蘗
- ¥11,880
香川県東かがわ市に鎮座する「白鳥神社」は、とても歴史が長い神社で、広い境内には見どころがたくさんあります。季節や行事ごとに神職がデザインしたインパクトがあるかわいい御朱印が話題になっています。
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香川県東かがわ市にある「白鳥神社(しろとりじんじゃ)」は、香川県東部では屈指の歴史が長い神社です。
白鳥神社の創建は神話の時代にさかのぼり、能褒野(のぼの)で戦死した後に白鳥となって飛び立った日本武尊(やまとたけるのみこと)が最後に讃岐国松原村に降り立ち死んでしまったという伝説があり、日本武尊の子の武皷王(たけみかつちのおう)が陵を建てて手厚く葬ったのが白鳥神社の始まりとされています。
戦火などで荒廃した時期もありましたが、江戸時代前期の寛文4年(1664年)に高松藩主となった松平頼重(まつだいらよりしげ)が再興しました。頼重は「水戸黄門」で知られる水戸藩主徳川光圀(とくがわみつくに)と同母の兄で、白鳥神社の境内には徳川家の葵の御紋が入った灯籠がたくさん並んでいます。
白鳥神社はおよそ4万坪の敷地があり、広い境内にさまざまな見どころがあります。
国道11号やJRの線路を横切る形で南北方向に長い参道があり、その先に荘厳な社殿が建っています。社殿は拝殿・幣殿・本殿の構成で、明治13年(1880年)に再建されたものです。拝殿の扁額にある「白鳥宮」の文字は聖護院二品動晃法親王(後陽成天皇の皇子)の御筆で、寛文4年(1664年)に松平頼重が奉納したものを元にしています。
神社の周辺は、すぐ近くが海岸で砂浜にたくさんの松の木が生えていて「白鳥の松原」と呼ばれています。海に近いため風が強く、神社を守るために松が植えられたそうで、現在はおよそ1500本の松が自生しています。
松原の中には日本一低い山とされる中のひとつである「御山(みやま)」があります。標高はたったの3.6m、山と聞いてイメージするような山ではないので、案内通りに松原を進んでいってもなかなか見つけられません。白鳥神社の境内も松原もほとんど段差がなく平坦なので、小さな子どもからお年寄りまで参拝や散策を楽しむことができ、気軽に登山までできてしまいます。社務所では「登山証明書」が無料でもらえるので、参拝の記念に白鳥の松原の御山にぜひ立ち寄ってみてください。
阿吽の鶴がいる通称「御鶴門(おつるもん)」に連なる回廊にはたくさんの風車が設置され、白鳥神社の人気スポットになっています。こちらは2021年9月から始まった取り組みで、「いい風が吹いて物事がよく回るように」という願いがこめられています。当初は500個ほどだった風車も現在は倍以上に増え、季節ごとにカラーも変わります。
レトロな赤い鳥居が連なる光景もSNSなどで人気です。これは境内社の「青山稲荷神社」の鳥居で、京都の伏見稲荷大社から勧請されたものです。千本鳥居とまではいきませんが、かなりの数が並んでいて迫力があります。
白鳥神社には通年頒布されている通常御朱印と、お正月や夏祭りなどの季節や行事ごとに期間限定で頒布される特別御朱印があります。
通常御朱印は朱印と墨書きのみのシンプルなもので、白鳥神社と青山稲荷神社の2種類あります。
令和4年の夏祭りの特別御朱印はお祭りの屋台のイメージで、かき氷をモチーフにしています。シロップの色がイチゴ(ピンク色)・レモン(黄色)・ラムネ(水色)・抹茶(緑色)・ぶどう(紫色)の5色から選べるのも楽しい試みでした。
お正月には干支をモチーフにした御朱印が頒布されます。一般的に干支の御朱印というと、干支の動物が入ったデザインが多いですが白鳥神社はひと味違います。最初は動物モチーフのシンプルな消しゴムハンコだったものがだんだんと進化していき、丑年には牛乳パック、寅年にはホワイトタイガーの手、卯年にはうさぎの顔など、どんどんインパクトが増しています。
白鳥神社公式インスタグラムのフォロワー限定の御朱印が授与されることもあるようですので、御朱印巡り好きの人は公式情報をチェックしてから参拝に訪れることをおすすめします。
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白鳥神社の社務所受付時間は8:30~17:00までです。基本的には直書きしていただけますが、神職不在の場合は書置きでの対応になる場合があります。
白鳥神社は、広い境内に日本一低い山やSNSで話題のフォトジェニックなかざぐるま回廊など、さまざまな見どころがある神社です。御朱印はすべて神職が手がけたオリジナルデザインで、毎回インパクトのある個性的なデザインが登場しています。特別御朱印が頒布される時期に参拝して、個性的な御朱印をいただいてみてはいかがでしょうか。
ライター:kanakana
神社仏閣・御朱印ブロガー。徳島県を中心に四国や淡路島で神社仏閣巡りを楽しむ御朱印ガールで、年間300体以上の御朱印を拝受しています。御朱印を通じて神社仏閣の魅力をご紹介します。
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