和装本の「袋綴じ」の製本手法について
オーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」は、古来の和装本の製本手法である「袋綴じ」によって製本しています。軽くしなやかに仕上げることができるので壊れにくく、持ち運びや開閉の機会が多い納経帳・御朱印帳に適しています。
皇室の祖先や歴代天皇を祭神とするなど皇室とゆかりが深い「神宮」が、全国で24社あります。オーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」のサイトで取り上げたいくつかの神宮の、天皇家ゆかりの御朱印の情報をまとめました。
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目次
「神宮(じんぐう)」とは、神社の社号の種類のうちのひとつです。
皇室の祖先や歴代天皇を祭神とするなど皇室とゆかりが深い神社のうち、全国で24社が神宮を名乗っています。
歴史をさかのぼると、日本書紀では「伊勢神宮(いせじんぐう)」「石上神宮(いそのかみじんぐう)」「出雲大神宮(いずもだいじんぐう ※現代の出雲大社をさす)」の3社が神宮と記載され、平安時代に成立した延喜式神名帳では、「伊勢神宮」「鹿島神宮(かしまじんぐう)」「香取神宮(かとりじんぐう)」が神宮と表記されています。
明治時代に入り、皇室の祖先や歴代天皇を祭神とする神社の一部が、社号を神宮に改めましたが、当時は新たに神宮の社号を名乗るためには勅許(天皇の許可のこと)が必要でした。第二次世界大戦後は神社の国家管理が廃止されたため、神宮を名乗るための勅許は不要となり、さらに数社が神宮に改称されました。
なお、伊勢神宮の正式名称は「神宮」で、他の神宮と区別するために「伊勢」の地名をつけて、一般には伊勢神宮と呼ばれています。
令和6年(2024年)現在で、神宮を名乗る24社は以下のとおりです。
【皇室の祖先を祭神とする神宮】
三重県:伊勢神宮(いせじんぐう)
兵庫県:伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)
福岡県:英彦山神宮(ひこさんじんぐう)
宮崎県:鵜戸神宮(うどじんぐう)
鹿児島県:霧島神宮(きりしまじんぐう)
鹿児島県:鹿児島神宮(かごしまじんぐう)
【歴代天皇を祭神とする神宮】
北海道:北海道神宮(ほっかいどうじんぐう)
東京都:明治神宮(めいじじんぐう)
福井県:氣比神宮(けひじんぐう)
滋賀県:近江神宮(おうみじんぐう)
京都府:白峯神宮(しらみねじんぐう)
京都府;平安神宮(へいあんじんぐう)
京都府:新日吉神宮(いまひえじんぐう)
大阪府:水無瀬神宮(みなせじんぐう)
奈良県:吉野神宮(よしのじんぐう)
奈良県:橿原神宮(かしはらじんぐう)
山口県:赤間神宮(あかまじんぐう)
大分県:宇佐神宮(うさじんぐう)
宮崎県:宮崎神宮(みやざきじんぐう)
【その他】
茨城県:鹿島神宮(かしまじんぐう)
千葉県:香取神宮(かとりじんぐう)
愛知県:熱田神宮(あつたじんぐう)
奈良県:石上神宮(いそのかみじんぐう)
和歌山県:日前神宮(ひのくまじんぐう)・國懸神宮(くにかかすじんぐう) ※2社同境内
本記事では全国にある神宮のうち、オーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」のサイトで取り上げたいくつかの神宮の御朱印をまとめてご紹介しようと思います。
三重県伊勢市にある「伊勢神宮」は、天皇家とつながりが深く、最高位とされる神社です。たくさんの参拝者が訪れる「内宮」と「外宮」では、余計な装飾がない、神様との絆を深めることができる伝統的な御朱印をいただくことができます。
※伊勢神宮の内宮・外宮でいただける御朱印の詳細情報は、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】三重県「伊勢神宮」の内宮と外宮でいただける伝統的な御朱印
三重県伊勢市にある「伊勢神宮」には、正宮(内宮・外宮)に次ぐ格式の14の「別宮」が存在します。そのうち、伊勢神宮の創建や長い歴史に特に深く関わる5社で正宮と同様に伝統的なデザインの御朱印をいただくことができます。
※伊勢神宮の別宮5社でいただける御朱印の詳細情報は、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】三重県「伊勢神宮」の別宮5社でいただける伝統的な御朱印
東京都渋谷区にある「明治神宮」は、明治天皇と昭憲皇太后を祀る、日本でもっとも多くの参拝者が訪れる神社です。天皇家ゆかりの朱印がおされ、一筆一筆丁寧に直書きしていただくことができる特別な御朱印を拝受できます。
※明治神宮でいただける御朱印の詳細情報は、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】東京都「明治神宮」の天皇家ゆかりの達筆な御朱印
愛知県名古屋市にある「熱田神宮」は、日本三大神宮のひとつとされる由緒正しき長い歴史をもつ神社です。天照大神の魂がこもった草薙の剣の力を感じるシンプルで伝統的な御神印をいただくことができます。
※熱田神宮でいただける御朱印の詳細情報は、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】愛知県「熱田神宮」の草薙の剣の力を感じる伝統的な御神印
兵庫県の淡路島にある「伊弉諾神宮」は、淡路国一の宮として古くから信仰されています。古事記に記載されている「国産み神話」にゆかりがあり、全国でも最も歴史のある神社のひとつで、伝統的な御神印をいただくことができます。
※伊弉諾神宮でいただける御朱印の詳細情報は、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】兵庫県淡路島「伊弉諾神宮」の「国産み神話」ゆかりの御神印
山口県下関市にある「赤間神宮」は、平安時代末期の壇ノ浦の戦いの際に8歳で亡くなった安徳天皇を祀る神社です。安徳天皇を象徴する、天皇家ゆかりの菊の御紋が印象的な御朱印をいただくことができます。
※赤間神宮でいただける御朱印の詳細情報は、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】山口県「赤間神宮」の悲運の幼帝に関係する菊の御紋の御朱印
大分県の北部、宇佐市に鎮座する「宇佐神宮」は、奈良時代の725年に創建以来1300年以上もの歴史を刻む古社で、全国の八幡神社の総本宮です。その長い歴史を体感できる御朱印をいただくことができます。
※宇佐神宮でいただける御朱印の詳細情報は、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【御朱印情報】八幡総本宮の大分県「宇佐神宮」の歴史を体感できる御朱印
いくつかの神宮の御朱印をみてみると、シンプルなデザインの御朱印ばかりです。
現代の寺社で授与される御朱印は、いろいろな墨書きやデザインが施されたものが多くなっていますが、御朱印の起源は朱印と参拝日のみのものとされていて、伝統的な御朱印のデザインを踏襲しているといえます。
特に伊勢神宮の内宮・外宮・別宮5社の御朱印は、社名の朱印と参拝日のみのデザインです。朱印は御璽(ぎょじ。神様の御霊が宿るもの)や寺社名が記された尊い印なので、朱印の上に文字が被さるのはよくないという考え方もあるので、伊勢神宮の御朱印は神様への純粋な信仰心を形にした、伝統を守り続けているデザインなのです。
また、熱田神宮と伊弉諾神宮では御朱印のことを「御神印(ごしんいん)」と呼んでいて、神の印の特別なものであるという意識も強く伝わってきます。
神宮は皇室ゆかりの神社なので、皇室の家紋である「十二葉菊」の朱印がおされるなど、皇室とのつながりが御朱印のデザインに表現されていることがあることも特徴です。
全国にある「神宮」は、天皇家とゆかりが深い由緒正しき神社で、たくさんの参拝者が訪れています。神宮でいただける御朱印は、シンプルで伝統的なデザインの御朱印が多く、神への信仰心が表現されている尊いものなので、天皇家とご縁を結ばせていただけた証としてぜひ拝受してみてください。
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オーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」は、古来の和装本の製本手法である「袋綴じ」によって製本しています。軽くしなやかに仕上げることができるので壊れにくく、持ち運びや開閉の機会が多い納経帳・御朱印帳に適しています。
山口県下関市にある「赤間神宮」は、平安時代末期の壇ノ浦の戦いの際に8歳で亡くなった安徳天皇を祀る神社です。安徳天皇を象徴する、天皇家ゆかりの菊の御紋が印象的な御朱印をいただくことができます。
オーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」の表紙には、伝統的な染色技法「讃岐正藍染」によって染めた生地を採用しています。その歴史や技法、染物屋「染匠吉野屋」の技法復活にかける想いや取り組みをご紹介します。
四国4県それぞれにある、地域で一番格式が高いとされる一の宮、香川県「田村神社」、徳島県「大麻比古神社」、愛媛県「大山祇神社」、高知県「土佐神社」をご紹介します。各神社では手書きの御朱印を拝受することができます。