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【御朱印情報】愛知県「鳳来山東照宮」の「国指定重要文化財」の朱印がおされる徳川家ゆかりの御朱印

愛知県新城市にある「鳳来山東照宮」は、江戸幕府3代将軍・徳川家光の命によって創建された、江戸幕府初代将軍・徳川家康を祀る神社です。江戸時代初期の姿を現代に受け継ぐ豪華絢爛な社殿など複数の建造物・物品が国の重要文化財に指定されていることが記される、徳川家ゆかりの御朱印をいただくことができます。

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江戸幕府3代将軍・徳川家光の命によって創建された「鳳来山東照宮」

愛知県新城市にある「鳳来山東照宮(ほうらいさんとうしょうぐう)」は、江戸時代初期の慶安4年(1651年)に江戸幕府3代将軍・徳川家光(とくがわいえみつ)によって創建された、江戸幕府初代将軍・徳川家康(とくがわいえやす)を神格化した東照大権現(とうしょうだいごんげん)を祀る神社です。

 

慶安元年(1648年)に、家光が日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)を訪れ、祖父である家康の生涯を描いた東照宮縁起(とうしょうぐうえんぎ)を読み、家康の生母・於大の方(おだいのかた)が鳳来寺山にある鳳来寺(ほうらいじ)に参籠し、家康を授けられたという伝説に感銘を受け、この地に家康(東照大権現)を祀る東照宮創建を決意したそうです。慶安4年(1651年)に家光の意志を継いだ江戸幕府4代将軍・徳川家綱(とくがわいえつな)によって、東照宮が完成したと伝わっています。
江戸幕府によって10回にも及ぶ修理が行われ、徳川家にとって特に重要な東照宮だったことがうかがえます。創建以降、建物は大きな火災や災害に遭うことなく、江戸時代初期の創建当時の姿のまま現在に受け継がれています。

 

鳳来山東照宮は、その縁起や徳川家からの庇護のあつさにより、栃木県「日光東照宮」、静岡県「久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)」と並び、「日本三大東照宮」とされることがある名社です。

 

※日光東照宮、久能山東照宮に関して、以下リンクの記事で紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】栃木県「日光東照宮」の本宮と奥宮でいただける御朱印

 

【御朱印情報】静岡県「久能山東照宮」の徳川家康を祀る東照宮創祀の御朱印

 

※日本三大東照宮に関して、以下リンクの記事で紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】「日本三大東照宮」でいただける御朱印

 

鳳来山東照宮_参道
鳳来山東照宮の参道途中にはかつて番所があり、厳重な警備がされるほど徳川家にとって重要な神社でした。
鳳来山東照宮_社殿
かつては特別な人しかたどり着けなかった社殿で、現在は参拝可能です。

 

 

「国重要文化財」の朱印がおされる徳川家ゆかりの御朱印

鳳来山東照宮の御朱印は、鳥居横の社務所でいただくことができます。

 

「三葉葵紋」「国重要文化財」「鳳来山東照宮」の朱印に、「奉拝」「鳳来山東照宮」「参拝日」が墨書きされるデザインで、持参した御朱印帳に丁寧に直書きしていただき、初穂料は300円でした。

鳳来山東照宮_御朱印
軽やかな書体の墨書きと「国重要文化財」の印が際立つ鳳来山東照宮の御朱印です。

 

徳川家の家紋である「三葉葵紋」と、風格を感じる「鳳来山東照宮」の朱印から、鳳来山東照宮が全国に複数ある東照宮の中でも徳川家にとって特に重要な神社であることを表しているような印象を受けます。

 

御朱印の中で一際目立つ「国重要文化財」の朱印は、鳳来山東照宮の本殿、拝殿・幣殿、石柵・石燈籠、板札、棟札、中門、左右透塀、水屋と複数の建造物・物品が国の重要文化財に指定されていることを表しています。
特に社殿は、随所に金色の金具と華麗な彫刻があしらわれていて、神社建築の枠を超えた豪華絢爛さを誇っており、徳川家の揺るぎない権力と財力を全国に誇示するために建造された意図を感じます。

鳳来山東照宮_社殿
拝殿は間近に見ることができるので、豪華絢爛な装飾をじっくりとご覧になってみてください。
鳳来山東照宮_中門
拝殿横を進んでいった先の中門も必見です。

 

この御朱印は、私がオーダーメイドの注文をした御朱印帳「千年帳」に書いていただきました。本紙は、職人さんが1枚1枚手漉きした高品質の土佐手漉和紙の中でも「楮紙(こうぞし)」という、和紙らしい表面感があり、あたたかみのある白色が特徴のものを選択しています。
墨書きが軽やかでのびやかに表現されているのは、墨の量をコントロールしながら、勢いよく一気に書き進める書き手の人の技術と、墨が素早く染み込む土佐手漉和紙の特性があわさったからこそだと思います。先を見据えながら書き入れられた書体からは、戦国の世を渡り切り江戸幕府の礎を築いた徳川家康の武将・政治家としての先見性が表れているように感じました。
※千年帳の本紙に関しては、以下リンクをご参照ください。

 

千年帳とは:本紙

 

 

 

 

紅葉の名所として知られる「鳳来寺山」

鳳来山東照宮がある「鳳来寺山(ほうらいじさん)」は紅葉の名所としても知られています。
毎年11月中旬から12月上旬の紅葉シーズンには、鳳来山東照宮に向かう参道でも見事な紅葉を見ることができ、色鮮やかな景色が一面に広がります。紅葉シーズンにあわせて鳳来山東照宮を参拝し、豊かな自然の美しさを堪能するのもおすすめです。

鳳来山東照宮_鳳来寺山
令和7年(2025年)10月17日に私が鳳来山東照宮を訪れた際には、山が少しずつ色づいてきていました。
鳳来山東照宮_紅葉
紅葉のピークの時期を迎えると鳳来山東照宮の参道・境内も真っ赤に染まります。

 

 

鳳来山東照宮は、全国に複数ある東照宮の中でも徳川家にとって特に重要な東照宮のひとつで、江戸時代初期の姿を現代にものこす豪華絢爛な社殿からその重要度を感じとることができます。鳳来寺山の豊かな自然も堪能し、徳川家康とのご縁を結ぶ御朱印をいただいて、かけがえのない思い出をつくってみてください。

 

※隣接する鳳来寺に関して、以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。

 

【御朱印情報】愛知県「鳳来寺」の徳川家康の出生に深く関わった「峯乃薬師」の御朱印

 

 

 

 

ライター:竹内友章
知多半島のお寺が好きで、知多四国霊場を中心にいろいろな霊場を巡礼し、観光やご当地グルメ(特にラーメン)を楽しんでいます。御朱印集めも趣味で、知多半島のお寺の御朱印はもちろん、全国各地の御朱印をもらいに巡り、アート御朱印などは取り寄せたりもしています。

 

 

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